クォン・ジナ、デビュー曲「終わり」MV公開…淡く切ない余韻を残す秋のバラード曲

OSEN |

写真=クォン・ジナ「終わり」ミュージックビデオキャプチャー
歌手クォン・ジナが本日(19日) 午前0時、デビュー曲「終わり」を公開した。新人歌手としては異例のフルアルバム発売となったクォン・ジナは、彼女が1番上手にできる音楽、1番良く表現できる感性を披露した。個性的な音色と感性、その年齢とは思えないどっしりと深い響きが特徴の、この秋によく合うバラード曲だ。

「終わり」は、クォン・ジナの音色と感性が断然際立つ、静かながらも爆発的なボーカル。クォン・ジナはSBS「K-POPスター3」に参加した時から独特な音色と個性で良い評価を得たが、今回のアルバムでその魅力を余すことなく表現した。荒っぽいがしっかりと磨かれた、20歳の若さとは思えない感情表現が印象的だ。

「怒ってほしい、嫌になったって言ってほしい/ 最後の瞬間まで良い人として記憶されたかったの?/ 私が行く/ わざわざ悪い表情しないで 嫌になったんでしょう/ そう、あなたから離れてあげる/ 卑怯になるあなたを見るのが悲しい/ 私が行く あなたを放してあげる」

この曲は秋にぴったりのバラード曲だ。別れを直感した男女が、別れる瞬間を歌詞で表現した。クォン・ジナの音色と感性がこの曲をさらに特別なものに仕上げているが、リアルながらも共感できる歌詞と共に深い余韻を残す。別れの感情を繊細に描き、淡い気持ちや切ない余韻のある音色まで、魅力的なボーカリストの誕生を知らせる曲だ。

クォン・ジナは「K-POPスター3」でも大きく可能性を認められた参加者だった。ユ・ヒヨルが代表を務めるアンテナミュージックで2年間着実に積み上げてきた実力を今回のアルバムに盛り込んだ。新人だが未熟ではなく、淡々としていながらも、その中に深みを入れたクォン・ジナの魔法が始まりを伝えた。

記者 : ソン・ミギョン