Vol.1 ― 「パイレーツ」ソン・イェジン“誰もやったことのない女海賊の演技…アクションの味を覚えた”
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ソン・イェジンは、「パイレーツ」で海を制圧した海賊団の女ボスのヨウォル役に扮した。彼女は美貌はもちろん、華やかな剣術の実力、カリスマ性と共に家族のように海賊団を暖かく包み込む広い心まで持った人物だ。このようなヨウォルのキャラクターに心を奪われたソン・イェジンは果敢に挑戦し、たとえ肉体的に大変だったとしても自分の異なる魅力を示すことに成功した。
ソン・イェジンは、「全員が苦労をしたから『苦労した』と言うことができなかったが、でも相対的に私にとっては大変な映画だった。女性の体で真冬にアクションをしながら乗り越えなければならなかったこと自体に限界を感じたようだ。アクションも初めてだったが、寒さの中でアクションをしなければならなかった。これまで見せたことのないものを見せなければならなかった。眼差し、言葉遣い、動作、立っていること自体も今まで私が一度もやったことのない姿だった。これまで男らしくて格好よく、カリスマ性のある役を演じたことがなかったので、私にとっては余計に“メンタル崩壊”だったと思う」と回想した。
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ソン・イェジンは、「時間があまりなかった。ドラマを終えてすぐに映画の撮影に入った。『サメ~愛の黙示録~』をしながら体力も底をついた。精神的にも肉体的にもダウンしている状態で撮影に入った。約1ヶ月間の時間があり、アクションを学ぶことに最善を尽くしたにもかかわらず、もっと完璧に上手にやりたかった。しかも初めてのアクションだったので、中途半端に見せたくなかった」と打ち明けた。
初のアクション、それも時代劇の中のアクションで自身の真価を発揮したソン・イェジンは、アクション演技の味を覚えたと伝えた。体を使うこと自体で感じられる楽しさがあるということだ。それでも彼女は真冬のアクションはお断りだと話し、本音と冗談が半分混ざった言葉を伝えた。
ソン・イェジンは、「真冬にアクションはするものではないようだ」とジョークを飛ばした後、「アクションの味を知るようになった。次はもっと格好よく撮ることができそうだ。冬でさえなければ。冬は体が固まって、私がやりたくても体がついて来なかった」と冗談交じりで言った。
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彼女は、「本当に新しかったと思う。演技をしながらそんな感じに気付かれないように努力した。私が新しいことをするというぎこちなさに気づかれたくなかった。これまでこうしたことに取り組んでこなかった女優として、『ほんの少しでもぎこちない感じが映し出されたらどうしよう』と思いながら、たくさん悩んだりもした。この映画は、全体的に見なければならない映画だ。私が最初から最後まで引っ張って行く映画ではないために、私のキャラクターを出そうとするよりは台本に忠実しようと努力した。シナリオ、俳優、CGなど、すべて適切な加減で各自の役割を遂行したようだ。そうした支えがあったから、(映画を見た人が)『パイレーツ』を面白いと言ってくれるようだ」と安堵感と自信を示した。
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ドラマ「チュノ~推奴~」、映画「7級公務員」などを手がけたチョン・ソンイル脚本家と「二つの顔の彼女」「ダンシング・クィーン」などでメガホンを握ったイ・ソクフン監督が意気投合し、ソン・イェジン、キム・ナムギル、ユ・ヘジン、イ・ギョンヨン、オ・ダルス、キム・テウ、パク・チョルミン、シン・ジョングン、キム・ウォネ、チョ・ダルフヮン、チョ・ヒボン、チョン・ソンファ、f(x)のソルリ、イ・イギョンなどが出演した。
記者 : キム・ミリ、写真 : キム・ソンジン