新人グループBIGFLO「作詞、作曲、ダンス…何でも“てきぱき”とお見せします」

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新人グループBIGFLO(JUNGKYUN、RON、YUSEONG、Z-UK、HIGHTOP)が、ヒップホップアイドルの系譜を継ぐとの抱負で、音楽業界に挑戦状を突きつけた。数多くのアイドルの間でも、自身ならではの色で認められたいという、音楽に対する情熱も熱かった。

練習生を終えたばかりで、アイドル歌手として一歩を踏み出す気持ちは、言葉では表現できないだろう。BIGFLOは6月19日、ケーブルチャンネルMnet「M COUNTDOWN」を通じてデビューステージを披露した。デビューの感想を尋ねる質問に対し、BIGFLOのメンバーたちは明るい笑顔でデビューの瞬間を思い返した。

「いつデビューできるのだろうと待っていましたが、いざデビューが迫った時は怖かったです。『上手くできるだろうか。ミスはしないのだろうか』と心配していたからです。『M COUNTDOWN』でデビューステージに立ちましたが、心配したこととは違い、メンバーを信頼していたためか、ステージの上で楽しみました。デビューの感想は、幸せというのは当然で、チームのメンバーたちと一緒にステージを楽しめて良かったです」(HIGHTOP)

BIGFLOには、今回が初デビューではないメンバーがいる。リーダーのJUNGKYUNのことだ。JUNGKYUNは2007年にはTACHYON、2011年にはN-TRAINとして既にアイドルデビューしたことがある。しかし、2回のデビューはJUNGKYUNに思い残りと切なさだけを与えた。そこで、JUNGKYUNにとってBIGFLOはさらに意義深く、格別だった。

「実は、デビューが初めてではありません。チームで3番目だからです。N-TRAINがうやむやになり、このまま終わらせるのはファンに対する礼儀ではないと思いました。そこで、YouTubeに投稿するか、自腹でアルバムを出すために、曲を書き始めました。運良く、今の会社の代表が曲を聴き評価してくださり、年齢が高めであるにも関わらずキャスティングされました。どうしても、他のメンバーよりも感慨深かったです。心の中で『M COUNTDOWN』にまた来ることはないと思っていたのに、また廊下に立っていると、さらに覚悟を決めるようになりました」(JUNGKYUN)

BIGFLOのデビュー曲「Delilah」は、リーダーのJUNGKYUNが作曲し、HIGHTOPが作詞を務めた曲だ。デビューから自作曲でステージに立つことは、決して良くあることではない。大衆にしっかり検証されたこともないため、反応に対する負担がさらに大きく感じられるかもしれない。BIGFLOはBIGFLOならではの色を見せるために、自作曲をタイトル曲に選択したと言った。

「音楽で遊ぶことが好きです。そのためか、僕らがもっとも上手くできることと、出せる色が音楽に出るのだと思います。外部からも良い曲をたくさん頂きましたが、何故か合わない服のように感じられました。まだ作曲やプロデュースの実力がしっかりと検証されていない新人ですが、頑張る姿をお見せすれば声援してくださるとの気持ちで、楽しみながら作業をしました。これからもそうします」(JUNGKYUN)

BIGFLOは“ヒップホップアイドル”との修飾語で登場し注目を浴びた。BIGFLOの前にもBIGBANGからBlock B、GOT7など、数多くのヒップホップアイドルが音楽業界で人気を集めた。彼らと同じ修飾語でデビューすることが負担になるはず。同じヒップホップアイドルと呼ばれても、まったく違う色を出すことは決して簡単なことではない。

「BIGBANG、Block Bなど、数多くの先輩の方々とヒップホップアイドルとのテーマで言及されることは、本当に光栄です。実は、ヒップホップアイドルにくくられるグループが、全体の大衆的なアイドル市場において少ないため、希少性があると思います。また、僕らが直接作詞、作曲、編曲までしているので、このようなことから見ると、検証されていないとはいえ、既存のヒップホップアイドルとはまったく違う色を出せるのではないでしょうか」(JUNGKYUN)

デビューしたばかりのBIGFLO。すべての新人がそうであるように、BIGFLOもまた、新人の時にしかできない様々な目標を立て、夢に向かって前進している。BIGFLOは、メンバーと一緒に立てた意欲的な目標として、格別な抱負を語った。

「様々な目標を立ててみました。まずは、新人の時にしか受賞できない新人賞を受賞したいです。具体的な目標は1stアルバムで出来るだけ早く、K-POPランキングでトップ10入りすることです。個人的に新人賞を受賞したいですが、僕が活動したグループは新人賞の候補にしかノミネートされませんでした。僕にとって最後の挑戦なので、是非、新人賞を受賞したいです」(JUNGKYUN)

デビューしたばかりのBIGFLOは、それぞれ大きな夢をひとつずつ持っている。それぞれ夢を見る方法は違うが、その方向は一緒だった。多岐に渡り“できる”グループになり、大衆に認められること。それが、BIGFLOが夢見る最終目標だ。また、グローバル歌手になり世界からも愛される歌手になりたいとの野望も語った。歌手デビューの夢を果たしただけに、これから大衆を魅了できるかが期待を集めている。

「BIGFLOは“できぱき”です。曲を作ることからダンスまで、すべてメンバーたちがするため、大衆が求めれば何でもてきぱきと作って、すぐお見せできるからです」(HIGHTOP)「歌手を準備しながら、ずっとロールモデルにしていたチームがBIGBANGです。僕らがしたい音楽、ダンスなど、多岐に渡り自身が担当する仕事をこなし、てきぱきとすべてをこなせるチームになりたいです。後輩たちが僕らを見たとき、僕らがBIGBANGを見るように好きだと思ってほしいです」(Z-UK)

「人々に『自由なグループ』と呼ばれたいです。作詞・作曲もして、振り付けも直接作り、型にはまらないとの意味の自由です」(RON)「僕らもグローバルアイドルになれるのではないでしょうか。海外に進出したいと強く思っています。リーダーのJUNGKYUN兄さんは日本語が上手で、僕も中国に住んだことがあり、中国語が流暢だからです。韓国で認知度を上げることだけでなく、海外にもたくさんの方々がいらっしゃるので、広く認知度を上げ、全世界から愛されるグループになりたいです」(YUSEONG)

記者 : イム・スンミ、写真 : ソン・ヨンホ