再契約だけじゃない!“魔の7年”を乗り越えるK-POPグループ存続のさまざまな形とは

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写真=SMエンターテインメント、JYPエンターテインメント、ワーナーミュージックコリア、Pledisエンターテインメント

韓国のアイドルグループは公正取引委員会が制定した「芸能人標準約款に基づく専属契約用標準契約書」に従って、7年の専属契約のもとで活動。そのため、契約終了となる7年目が近づくと“魔の7年”としてグループの存続に注目が集まります。しかし最近では、全員が再契約という形でなく、所属事務所が異なるメンバーがいてもグループ活動を続けるなど、アイドルの在り方も多様化しています。そこで今回は、さまざまな形でグループ活動を続けているアイドルをまとめてみました。

 

◆メンバーが移籍してもグループは維持

写真=SMエンターテインメント
SMエンターテインメントから2007年にデビューした少女時代は、韓国の国民的ガールズグループとなり、メンバー一人ひとりが今も芸能界で活躍し続けています。複数のメンバーがSMエンターテインメントから新たな事務所へ移籍していますが、今年8月のデビュー15周年を記念して、ニューアルバムをリリースすることが決定。今回のアルバムは、2017年8月に発売した6thフルアルバム「Holiday Night」から約5年ぶりに発売する新作で、8人のメンバーが参加すると発表されており、ファンの期待を高めています。また来月には、15周年を記念した単独バラエティ「ソシタムタム」もJTBCで放送されることが決まっています。

写真=JYPエンターテインメント
2008年に「この歌」をリリースし、JYPエンターテインメントからデビューした2AM。現在は4人全員が異なる事務所に所属していますが、「事務所は別々でも2AMの活動を最優先にしたい」と話すなど、ソロ活動をしながらもグループへの変わらない思いを持ち続け、ついに昨年、7年ぶりのカムバックを果たしました。ダブルタイトル曲「近くにいて知らなかった」はHYBEのパン・シヒョク議長、「サヨナラなんて」はJYPのパク・ジニョン代表が手がけて話題となりました。新曲が公開されると、RAIN(ピ)、IU、TWICEなど、音楽界の先輩・後輩たちがSNSに投稿して彼らの帰還を喜びました。

写真=JYPエンターテインメント
2008年にデビューし、元祖“野獣アイドル”として親しまれた2PMは2018年、メンバーのテギョンが新たな事務所51Kと専属契約を締結しましたが、グループ活動はJYPで継続するとし、2PMの活動は続けていくと明かしました。そしてその言葉通り、昨年7thフルアルバム「MUST」で、テギョン含む6人で5年ぶりにカムバック。大人の男性の魅力溢れる「My House」の再ブームの後に発売された新曲として、タイトル曲「Make it」が大きな注目を集めました。また日本オリジナルミニアルバム「WITH ME AGAIN」も発表され、完全体の活動を待ってきた日本ファンを喜ばせました。

写真=JYPエンターテインメント
2AM、2PMの後輩グループとしてJYPからデビューしたGOT7は、2014年の結成から7年となる2021年にメンバー全員の契約が終了、それぞれ異なる事務所へ移籍し、ソロ活動が始動。しかし、リーダーのJAY Bが「年に1回はグループでアルバムを出せるよう努力する。ステージまで披露できればもっといいと思う」と明かすなど、グループへの愛情を持ち続けていました。そして今年の5月、ファンとの約束を守り、メンバー全員でニューミニアルバム「GOT7」を発表。記者懇談会で彼らが改めて「解散はしていない」と明かし、メンバーやグループへの熱い思いを語りました。
 

◆全員で新事務所に移籍

写真=Pledisエンターテインメント
fromis_9はMnetのオーディション番組「アイドル学校」から誕生した9人組グループで、デビュー当初の所属事務所はIZ*ONEのマネージメントも担当したOff The Recordエンターテインメントでした。2018年1月24日、1stミニアルバム「To. Heart」でデビューし、「ドキドキ」「LOVE BOMB」「FUN!」「Feel Good(SECRET CODE)」などの楽曲をリリース。ハツラツとしたキュートなコンセプトから大人の女性へと変化していく姿を見せ、MVはほとんどの作品が再生回数2,000万回を突破し、人気を博しました。2019年末にPledisエンターテインメントへの移籍説が報じられましたが当時は「事実無根である」と否定。それから約2年後の2021年8月、メンバー全員でPledisに移籍したことを発表し、ファンを驚かせました。移籍後、最初にリリースしたスペシャルシングル「Talk&Talk」では、デビュー後初めて音楽番組で1位を獲得。今年発表した4thミニアルバム「Midnight Guest」は、初動売上が10万枚を突破、前作の約3倍に増え、人気ガールズグループとして成長を見せています。

写真=IOKカンパニー
ELRISは2017年6月1日、HUNUSエンターテインメントからデビュー。5人組のガールズグループで、メンバーのソヒは、オーディション番組「K-POPスター6」で準優勝に輝き実力を認められたメンバーで、グループ活動とソロ活動を並行して行いました。2018年にリリースした3rdミニアルバム「SUMMER DREAM」では、収録曲「言って(Prod.RAVI)」をVIXXのラビがプロデュースに参加して話題に。2020年2月には、新メンバーのEJとチェジョンの加入により7人組に再編。4thミニアルバム「JACKPOT」でセクシーな魅力も新たに披露、同曲は日本語バージョンも発売されました。そして2021年12月、メンバー全員がIOKカンパニーに移籍し、同事務所初のガールズグループとして活動すると発表。移籍によりグループ名をALICEに変更し、ヘソンとBELLAは活動名をそれぞれヨンジェ、Do-Aに変更、さらにリーダーはソヒからチェジョンに受け継がれ、新たなスタートを切りました。今年の5月、約2年ぶりに新曲「私の中の宇宙」を発表し、さらなる飛躍を予告しています。
 

◆グループ名を変更し再スタート

写真=sidusHQ
過去、CUBEエンターテインメントに所属していたBEASTのメンバーたちが新しい事務所を設立して、グループ名をHighlightに変更して話題となりましたが、最近でも新たなグループ名で活動を再開したグループがあります。BOYFRIENDは2011年5月にSTARSHIPエンターテインメントからデビュー、爽やかでキュートなコンセプトで、“彼氏のようなアイドル”と呼ばれました。日本でも早くから注目を集め、韓国デビューの翌年に東京湾上で船上デビュー記者会見を開き、日本武道館で4万人を動員するショーケースを成功させました。「第27回 日本ゴールドディスク大賞」の「ベスト3ニュー・アーティスト」アジア部門で受賞、初主演映画「GOGO♂イケメン5」の公開、「a-nation」への出演も果たしました。2019年5月、デビュー8年で解散を電撃発表し、その後メンバーたちは日韓で歌手や俳優としてソロ活動を続けてきました。そしてデビュー10周年を迎える2021年、BOYFRIENDからグループ名をBFに変更し、日本公式ファンクラブをオープンしたと発表され、ファンを喜ばせました。10周年を記念してオンラインファンミーティングを行い、メンバーが作詞・作曲に参加した記念ソング「ENDING CREDIT」を発表。今年の3月には東京で来日公演も成功させており、さらなる飛躍に期待されています。

写真=WE:A Twitter
BIGFLOは2014年6月、5人組ヒップホップグループとしてデビュー。その後メンバーの入隊、脱退、加入などを経ながら日韓で活動してきました。元メンバーのウィジンは2018年、KBS 2TVのアイドル再起番組「The Unit」に出演して実力を発揮。最終的に2位を獲得し、デビュー組で結成したプロジェクトグループUNBとしても活動しました。またメンバーのロンが2019年、11歳年上のミュージックビデオの監督イ・サガンと結婚し、大きな話題となりました。グループの完全体の活動は2019年で終了しましたが、今年に入り、Z-uK、JUNGKYUN、YUSEONG、ロン(RON)、KICHUNの元メンバー5人が新グループWE:Aを結成したと発表。6月1日に日本でショーケースを開催してファンと再会を果たしました。再スタートを切ったばかりの5人が、今後どのような活動を展開していくのか注目です。
 

◆解散後も一夜限りの再結成が話題に

写真=CL Instagram
グループは公式に解散していますが、一夜限りの再結成でファンを沸かせたグループもあります。2009年にYG ENTERTAINMENTからデビューした2NE1は、「Fire」「Go Away」「Can't Nobody」「I Am The Best」「COME BACK HOME」など数々の楽曲をヒットさせ、すぐにトップガールズグループの仲間入りを果たしました。大人気を博していた中、2016年4月にMINZYが脱退、そして11月にはグループの解散を電撃発表し、K-POPファンに衝撃を与えました。それから6年たった今年4月に開催されたアメリカ最大の音楽フェスティバル「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」で4人は再結成を果たし電撃復活。再結成を計画したのはCLで、彼女は「もっと遅くなってしまう前に、私の力で、私たちの力で、集まりたいと思ったからだ」と明かしています。

写真=SWINGエンターテインメント
Wanna Oneは韓国で2017年に放送されたMnet「プロデュース101」シーズン2から誕生したプロジェクトグループで、韓国だけでなく世界中にシンドロームを巻き起こすグループになりました。約1年半活動し、2019年1月27日のラストコンサートをもって惜しまれながら活動終了した彼らでしたが、昨年12月に「2021 MAMA(Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)」で再結成。ライ・グァンリンを除く10人が集結し、約3年ぶりにファンの前でステージを披露しました。さらに今年1月にはニューシングル「B-Side」をリリース、「Beautiful(PART III)」のMVも公開され、Wanna Oneを待ってきたファンから爆発的な反応を得ました。

記者 : Kstyle編集部