EXOファンを装いヤラセ演出?中国オーディション番組が公開謝罪“ルハンとファンに申し訳ない”

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写真=報道番組スクリーンショット
中国のあるオーディション番組がEXOのファンを装った虚偽の演出で波紋が広がり、謝罪文を掲載した。

9日午前、中国・浙江衛星テレビ「中国夢想秀」の公式Weibo(中国版Twitter)には「EXOのファンに謝罪する」という文章で始まる長文の謝罪文が掲載された。これは以前、成都で行われた地域予選に登場したEXOのファンの映像に対する謝罪文だ。

オンラインではEXOのメンバールハンのファンだと紹介された二人の若い女性がオーディション現場で極度に興奮して「EXO」と叫び、EXOの「Growl」を歌いながら泣き叫ぶ場面を盛り込んだ「中国夢想秀」のオーディション映像が成都の地域ニュースとして報道され、人々の関心を集めた。この映像で女性たちはカメラが回る中「この番組を通してルハンが私のことを見てほしい」と伝えた。審査員が「ルハンが誰なのか分からない」と答えると女性は憤り「ルハンは世界で最も偉大な歌手だ。あなたは私の夢を侮辱した」と興奮した声で叫んだ。

しかし映像が公開された後、同番組でEXOの女性ファンとして登場した女性が、同映像は監督との話し合いのもとで演出されたものであると主張した。そして、監督自らがその状況に必要な小物まで指定したという説明もあった。一瞬で「中国夢想秀」に対する捏造(ヤラセ)波紋が広がった。

EXOのファンをはじめ、ネットユーザーの抗議が殺到すると「中国夢想秀」側は捏造(ヤラセ)の状況を釈明する文章を掲載し、事態を収拾しようとした。「中国夢想秀」側は「その女性は浙江テレビの職員ではなく、外注の俳優事務所に所属している人だ。監督とは何の話し合いもなかった。劇的な効果を与えるために事件を計画したようだ」とし、「『中国夢想秀』側は法的手段を用いて当該事務所に厳重に対応する」と伝えた。

他にもテレビ局側は「今回の事件で該当芸能人に悪影響を与えたことについて『中国夢想秀』に主に責任がある。ルハン本人やファンに謝罪の意を伝えたい」と付け加えた。

浙江テレビの「中国夢想秀」は2010年にスタートしたオーディション番組であり、ステージに立ちたいという一般人の夢を叶えるという趣旨で企画された。11日にシーズン7がスタートする。

記者 : パク・ソリ