“4年目の新人”M.I.B、今後の道を決める重要なカムバック「The Maginot Line」(総合)

OSEN |

アルバムのタイトルを「The Maginot Line」にした心境はどういうものだろうか。

2011年、大型ヒップホップの有望株としてデビューし4年目に入ったM.I.Bが、2ndフルアルバム「The Maginot Line」のリリースを控え27日午後3時、ソウル西橋洞(ソギョドン)YES24 MUVHALLにてショーケースを開催した。

タイトル曲「CHISA BOUNCE」は、アルバム名「The Maginot Line」のように重要なものだった。「昨年来たM.I.Bが死にもせずまた来た」というサビに、「いる奴ら同士で勝手にしろ」という憤りも込められている。熾烈な競争が繰り広げられる音楽業界で、成功しそうでしないまま有望株として4年間を過ごしたM.I.Bの心境が“あまりにも”率直に表現されており、印象的だ。

それでも歌とステージはエキサイティングだった。明るい色のスーツを着てステージに上がったメンバーたちは、楽しいビートにちくっと刺さるラップを披露し、一段と成熟したパフォーマンスを見せた。

今回のアルバムの収録曲10曲全てを作曲したリーダーの5Zicは「今回のアルバムはとても重要だ」と述べ、「今回のアルバムがどうなるかによって、これからのM.I.Bの道が変わりそうだ」と語った。アルバム名が「The Maginot Line」である理由である。SIMSは「今回のアルバムは全部5Zic兄さんが作曲したが、徹夜で作業する姿を隣で何度も見た。3日間眠れず神経質になったりもした」と振り返った。

5Zicは「昔は生意気になっていた。1stアルバムが渋柿だったとすれば、今回は熟した柿だ。今回はもっと成長した姿をお見せしたかった。何よりも、僕たちが音楽を適当にしているわけではないということをお見せしたかった」と語った。

続いて「本当に全てを注いだ。今回のアルバムが10年後も名アルバムとして残って欲しい。今回のアルバムはタイトル通りマジノ線(The Maginot Line)なので、前とは違う覚悟で臨もうと努力した。本当に恥ずかしくないアルバムにしようと思った」と語った。

続いて彼は「『CHISA BOUNCE』の歌詞が多少攻撃的ではないかとSIMSが心配したりもした。しかし、率直になるべきだと思い、昔から考えていたことを今回実現することになった」と語った。

新人グループとしての可愛い不満も述べた。KangNamは「今まで僕らの食事代が1食7000ウォン(約660円)だったが、今回8000ウォン(760円)になったらいいな」と語り、笑いを誘った。

本格的なカムバックステージは、4月2日に日本で開催される「M COUNTDOWN No.1 Artist of Spring 2014」で披露される。曲の配信は31日から開始される。

記者 : イ・ヘリン、写真 : チョン・ソンイ