「私たち、恋してる」パク・ミヌ“万能な年下男、実際もそうなんです”

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188センチの抜群のプロポーション、鼻筋の通った顔立ち、外見はもちろん愉快な性格まで、お姉さんたちの心を揺さぶる年下男が登場した。最近韓国で放送終了となったJTBC「私たち、恋してる」(脚本:パク・ミンジョン、演出:キム・ユンチョル)でチェ・ユンソク役を演じたパク・ミヌがその主人公だ。

一途な純愛でキム・ソンミ(キム・ユミ)の心を奪った彼は、視聴者の心までときめかせた。この反響だと“国民の”年下男を狙ってみても良さそうだが、パク・ミヌは「まだ始まったばかり」と謙遜した。TVレポートの社屋でそんな彼に会った。


「好きな女性には一途になる」

「私たち、恋してる」のチェ・ユンソクは、女性の心によく気付いてくれる万能な年下男であった。お姉さんが必要だと思う時には、いつでも現れてくれた。料理もでき、仕事もできる!パク・ミヌとチェ・ユンソクの共通点は何だろうか?

「まずは若いということですね。身長も高いです。プロポーションもいいですよ(笑) 好きな女性に一途なところが一番似ていると思います。そして僕も料理が上手なんです。ただ、自分で食べる料理だけをします。人には分からないけれど、失敗と逆境の中で新しいレシピが誕生するんです」

パク・ミヌはドラマでのチェ・ユンソクより男らしく、ユーモアに富んでいた。

「実はオム・テウン先輩の演じたオ・ギョンス監督役が僕の性格と似ています。図々しいけれど、真剣な時はまるで別人になるような、そんな姿が個人的には似ていると思いました」


「演技?答えの出ない数学の問題」

キム・ユンチョル監督は繊細な演出で有名な人だ。制作発表会の現場でも監督の繊細さに関する俳優たちの証言があった。何も知らなかったパク・ミヌはキム・ユンチョル監督に出会い、演技について少しは分かったような気がしたという。

「キム・ユミ姉さんと初めて出会って撮影したシーンがキスシーンでした。恥ずかしくなかったかって?そのようなことを考える時間もありませんでした。キム・ユンチョル監督の前では露出も自然にするようになるんですよ(笑) 監督と話をしながら、役のキャッチアップに精一杯でした。最初は理解できていませんでした。第14話の頃になって監督の演出が分かるようになりました」

パク・ミヌは「私たち、恋してる」の第14話に特別な思いがある。監督の言葉が分かるようになった回であるためだ。そんな彼のことに監督が気付いたのか、それとも偶然なのか出番も増えてきた。

「数学の問題のようでした。翌日また解いてみても答えの出ない問題ってありますよね。本当にそんな感じでした。第14話の時に偶然答えが見つかったような気がしたんです。嬉しかったですね。『あ!このことをおっしゃっていたんだ』とようやく気付きました。そして第14話が番組史上最高視聴率を記録したことをご存知ですか?まるでユンソクが本格的に動いてからそれを待っていたかのように視聴率が上昇したんですよ。ハハハ」


「学ぶほどもっと上手くなりたい演技」

今回のドラマを通じてパク・ミヌはより一層成長した気がしたという。俳優の仕事を始めてから性格も変わり、謙遜することも学んだ。人との間でよくトラブルが生じていた過去を忘れ、他人のことを認め、受け入れるパク・ミヌとして生まれ変わっている。

「元々は、すごく他の人のことが理解できない性格でした。デビューをしてから学んだんです。『他の人を理解し、円満に過ごすというのが大事なんだ』ということに気付いてから、どんどん面白くなりました。また、所属事務所ができてからコミュニケーションの取れる方が増えて嬉しいです。お酒が全く飲めませんでしたが、ここに来てから飲み会が多くなって(笑) マネージャーのお兄さんたちと色々な話をしながら雰囲気を楽しんでいます。これからも沢山の飲み会が待っているでしょうね」

パク・ミヌは実際の生活のように演技をする俳優になりたいと伝えた。架空の人物ではなく、本当に現実の中の誰かのような姿を演じたいという。

「幅広い演技がしたいです。昔は深みのある演技がしたいと思っていましたが、今考えてみるとそれは自然に出てくるものなんですね。大事なのは様々な経験をして、表現することだと思います。そうやって一生懸命に挑戦をしていけば、いつかは分かってもらえると思います。そして、誰かに分かってもらえる日が来たらこう叫びたいです。僕はパク・ミヌです!と」

記者 : ファン・ジヨン、写真 : チョ・ソンジン