【ドラマレビュー】「3度結婚する女」さすがキム・スヒョン脚本家のドラマ“イ・ジアにも得となるか?”

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写真=SBS
SBS週末特別企画ドラマ「3度結婚する女」の第1話が8日に放送された。「3度結婚する女」は「愛がなんだって」「風呂場の男達」「青春の罠」「花火」「美しき人生」「限りない愛」など数々のドラマの台本を書いた脚本家キム・スヒョンの新作である。また、ソ・テジとの結婚と離婚が明らかになった後、初めてイ・ジアが出演するドラマでもある。このため放送前から大きな関心を集めた。

親の再婚後残された子供…離婚と再婚を経験した家庭の話を描く

「3度結婚する女」は離婚し、お互いに再婚した後もギクシャクしない男女と家族の話を描いた。第1話では親が離婚して再婚し、祖父母と暮らすことになった子供の話が中心であった。ウンス(イ・ジア)はテウォン(ソン・チャンウィ)と結婚し、娘スルギ(キム・ジヨン)を生んだが、離婚してジュンク(ハ・ソクジン)と再婚した。子供は母親に預けなければならなかった。テウォンも再婚を控えている。

ウンスは再婚するとき、ジュンクとスルギのうち1人を選択しなければならなかった。ジュンクの親が「君の娘までは受け入れられない」と言ったためだ。ウンスは結局ジュンクを選んだ。一週間に1度訪れることにしたが、それは子供にとって十分ではなかった。友達は親と一緒に暮していないスルギを「孤児と同じだ」とからかい、スルギは心に深い傷を負った。

ウンスの姉であるヒョンス(オム・ジウォン)は友人グァンモ(チョ・ハンソン)の結婚式に行った。しかし、グァンモはヒョンスの友人でもあるジュハ(ソ・ヨンヒ)との結婚式から逃げた。ヒョンスはグァンモが好きだったが、グァンモにはヒョンスではなく、いつも他の女性がいた。それでもヒョンスは自身を訪ねてきたグァンモを拒めなかった。ラーメンまで作ってあげたが、突然ジュハが押し掛けてきて当惑した。

脚本家キム・スヒョンの視聴率パワー、イ・ジアにとっても得になるか

「3度結婚する女」はさすがキム・スヒョン脚本家のドラマらしいドラマだった。キム・スヒョン脚本家特有の台詞が代表的である。キム・スヒョン脚本家は日常的な台詞にもありふれていない表現を使う。彼女は撮影現場でも、俳優たちが台本の助詞一つを変えることさえ許さないことで有名だ。「3度結婚する女」でもキム・スヒョン脚本家の特徴はそのまま表れた。またソン・チャンウィ、オム・ジウォン、ハ・ソクジンなどキム・スヒョン脚本家の以前の作品に出演した俳優たちが見慣れた感じを与えた。

ここでイ・ジアとソ・ヨンヒが注目を集める。イ・ジアは子供を親に預けて再婚を選んだ過去と何の不自由もない現在をそれぞれ違う形でこなした。気楽な姿でドラマ制作発表会に現れたイ・ジアは「枠を破って出て来い」というキム・スヒョン脚本家のアドバイス通り、以前と違う演技を披露した。明るい性格だが婚約を破棄された人物を演じるソ・ヨンヒも印象深い。

「3度結婚する女」は始まったばかりだ。同じ時間帯に放送されるMBC「黄金の虹」は一週前に放送がスタートしたため、まだ固定視聴者を多くは確保していない。よって視聴率競争でも大きく不利なことはない。キム・スヒョン脚本家の力と安定した演技を見せる俳優たちが集まり、どんな結果を作り出すのか期待される。

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記者 : ペ・インギュ