Busker Buskerに続きIUも…“韓国の新曲正午発表のルール”破られるのか!?

OSEN |

激しい競争を前に、これまで守られてきた音楽界のルールが破られようとしている。

音楽界で長い間守られてきた“新曲正午発表のルール”が崩れつつある。Busker Buskerが先月25日、2枚目のアルバムを午前0時にリリースしたことに続き、IU(アイユー)もニューアルバムを8日の午前0時にリリースすることを確定した。午前0時にリリースすることが有利であることを知りながらも正午に新曲をリリースしてきた音楽界で不満の声が高くなると見られる。

音楽界で正午に新曲をリリースするとの合意がなされたのは、午前0時にリリースすることが非常に面倒なためだ。アルバムリリース直後、様々なミスを修正するためには音楽配信サイトのスタッフたちはもちろん、所属事務所のスタッフまで徹夜しなければならないことが多く、新曲を正午に発表する方向で合意がなされたわけだ。ある音楽界の関係者は「深夜0時を過ぎてから本格的な業務が始まることが多く、音楽業界では疲労感が続いていた。それで正午の発表に意見がまとまった」と話した。

もちろん、強制的なものではなく、全ての歌手がそれぞれ同意したわけでもないが、暗黙のルールとなった。しかし、Busker Buskerは秋の歌に最も相応しいとの理由で深夜0時の発表を選択した。ただ、深夜0時にリリースしたおかげでヒットしたとは言えないが、人気は高かった。寝る前に発表することで皆がアルバムをじっくり聴くことができ、これによりアルバムリリースと同時に8つの音楽ランキングでニューアルバムの収録曲が多数ランクインする空前の記録を立てた。一先ず数曲がランクインしたらTOP10を全部聞いてみようとするリスナーたちにもアピールすることになり、ロングランまで可能にした。

実は、正午の発表ではなかなか出しにくい成績である。正午は学校や仕事で忙しく過ごしている時間帯であるためだ。タイトル曲の1曲だけを聴くことはあっても、余裕を持ってアルバム全体を鑑賞することはなかなか難しい。そのため正午の発表後、人気歌手の“1時間で1位獲得”も目に見えて減ってきた。トップ歌手でさえ、全ての音楽ランキングで1位を獲得するまで3~4時間以上かかった。ゆっくりと上昇することが多く、これに数人の歌手は「1位になったことだけでもメンツは保てた」と話した。

音源への集中度が高い午前0時を選択するケースが増えるにつれ、正午発表のルールは危機を迎えると見られる。IUも数曲の収録曲がランクインし、ロングランに成功すればルールの消滅は火を見るよりも明らかだろう。カムバックを控えているある関係者は「午前0時にリリースするとしてそのまま数曲が音楽ランキングにランクインするとは限らないが、IUに関しても少しでも成果がみられたなら、その後のカムバック時間に変化が生じるのではないか」と予想した。

記者 : イ・ヘリン