「ホドン&チャンミンの芸・体・能」が避けるべき3つのNGシーン
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確かに変わった。ピーターパンの服を着て膝をそろえて座っていたカン・ホドンが、その息苦しい服を脱ぎ捨てて体操着を着るや否や、彼は飛び立った。韓国で4月9日にスタートしたKBS 2TVの新しいバラエティー「ホドン&チャンミンの芸・体・能~めざせ!ご当地スポーツ王~ 芸体能」は、前作「Moonlightプリンス」の最高視聴率だった5.7%(以下、ニールセン・コリア提供)をたった1回目の放送で6.2%と乗り越えた。視聴者たちがカン・ホドンに望んだものは“頭”ではなく、“体”であることが明らかになったのである。カン・ホドン&MC軍団と視聴者とのエキサイティングなスポーツ対決といった奇抜な題材でスタートした「ホドン&チャンミンの芸・体・能~めざせ!ご当地スポーツ王~」は、16日の本格的な試合を控え、多くの視聴者たちから期待を受けている。殻がもう一重剥がれる「ホドン&チャンミンの芸・体・能~めざせ!ご当地スポーツ王~」が、果たして視聴者たちを満足させることができるだろうか?帰ってきたカン・ホドンを歓迎し、「ホドン&チャンミンの芸・体・能~めざせ!ご当地スポーツ王~」がつまらない番組に変わらないことを祈りながら、これから絶対に見たくないシーンを事前に選んでみた。
NGプレビュー
「視聴者の皆さん、見ていますか?この美しい勝負の世界を見てください。本当に美しくありませんか?素晴らしいです。皆さん、これは本当に感動的な場面です。アマチュア卓球を何年間も頑張ってきた視聴者との対決で、こんなとんでもない、本当にあり得ない互角の勝負が繰り広げられているんです。どっちを応援しているかと関係なく、頑張っている選手たちの姿が本当に美しくありませんか?」
NGプレビュー
「健康な身体に健康な精神が宿る。……僕が思い出した言葉ではありますけど、本当に素敵な言葉じゃないですか?勝利することも重要ですけど、今日、僕たちがこの試合をしたこと自体が身体を健康に作り、選手たちと一緒に良い友情を築いたこと自体が勝利だと思います。カート・コバーンが言いました。情熱を持たずに生きるよりも死んだ方がましだと。僕たちは情熱を持って来週も頑張って視聴者の皆さんにお会いしたいと思います」
NGプレビュー
「ミンホ~~~~~!チャンミン~~~~~!!!」
無理やりな感動
カン・ホドンはMBC「黄金漁場-ヒザ打ち導師」、SBS「強心臓」でゲストの涙を誘導した。KBS 2TV「ハッピーサンデー-1泊2日」(以下「1泊2日」)では「すごい」「リアル」と強調し、大げさなリアクションを取る姿もよく登場した。感動を積極的に呼び起こすエネルギーこそ、カン・ホドンならではの長所である。そして、視聴者たちはそのエネルギーに弾力を受けてよく感動する。しかし、感動しなかったら正常ではないと言っているかのように「視聴者の皆さん、これは本当に感動的な場面です」を連発しながら強要する姿は、視聴者たちに拒否感を与えるかもしれない。視聴者との勝負が番組の主な内容である「ホドン&チャンミンの芸・体・能~めざせ!ご当地スポーツ王~」は、視聴者の出演希望理由やドラマティックな勝負のように簡単に感動を演出できる場面がたくさん存在する。だが、視聴者たちに感動を強要するカン・ホドンの姿は、これ以上見たくない。番組をめぐる操作論議に敏感な最近の視聴者たちが、むしろ「どうしてこんなにも強調するのか?」と反感を起こすこともある。NGプレビュー
「視聴者の皆さん、見ていますか?この美しい勝負の世界を見てください。本当に美しくありませんか?素晴らしいです。皆さん、これは本当に感動的な場面です。アマチュア卓球を何年間も頑張ってきた視聴者との対決で、こんなとんでもない、本当にあり得ない互角の勝負が繰り広げられているんです。どっちを応援しているかと関係なく、頑張っている選手たちの姿が本当に美しくありませんか?」
しょっちゅう唱える名言
カン・ホドンは司会を務めるほとんどの番組で名言を唱えた。特に「強心臓」では“名言タイム”があるほど、名言はカン・ホドンのMCスタイルを象徴する。タイミングよく名言を使うことはダイナミックなカン・ホドンの進行スタイルでバランスを取ってくれて、視聴者たちに感銘を与える。しかし、名言を乱発すると、その感動は半減する。虎視眈々と名言を言うチャンスを狙う姿が笑いの題材になることもあるが、それもしばらくの間だけだ。リアルバラエティーやトークショーで名言を使ってきたカン・ホドンであるため、「ホドン&チャンミンの芸・体・能~めざせ!ご当地スポーツ王~」でも名言を使う余地は十分にある。しかし、これからは無理やりねじ込んだ名言より、視聴者との共感や運動を通じて自然に教訓を得ていきたい。NGプレビュー
「健康な身体に健康な精神が宿る。……僕が思い出した言葉ではありますけど、本当に素敵な言葉じゃないですか?勝利することも重要ですけど、今日、僕たちがこの試合をしたこと自体が身体を健康に作り、選手たちと一緒に良い友情を築いたこと自体が勝利だと思います。カート・コバーンが言いました。情熱を持たずに生きるよりも死んだ方がましだと。僕たちは情熱を持って来週も頑張って視聴者の皆さんにお会いしたいと思います」
「ハッピーサンデー-1泊2日」のデジャヴ
「1泊2日」の前半の流行語は「スンギ!」だった。「スンギ!」と大きい声で呼びカン・ホドンはもちろん、メンバー全員がそんなカン・ホンドンの“スンギ愛”を真似したため、流行語になった。その後、番組の中でカン・ホドンとイ・スンギがコンビを組み、2人は「1泊2日」の国民的な人気に大きく寄与した。さらに「強心臓」でも一緒にMCを務め、カン・ホドンの“スンギ愛”はより有名になった。イ・スンギもカン・ホドンの“スンギ!”を通じて知名度をよりアップさせ、俳優と歌手の両方で成功できる足場を作ることができた。「ホドン&チャンミンの芸・体・能~めざせ!ご当地スポーツ王~」にも東方神起のチャンミンとSHINeeのミンホという2人のイケメンが出演する。それに、チャンミンは廃止された「Moonlightプリンス」でカン・ホドンと一緒に生き残ったため、2人の仲はより深くなった。また、「1泊2日」のジョーカーだったイ・スグンまで番組に加わった。そのため、「1泊2日」でよく見たシーンがもう一度、再現されるのではないかと心配だ。1度目は面白いが、2度目は面白くない。カン・ホドンというずば抜けたMCが自分の長所は生かしながらも、繰り返しは避けて欲しいと思う。NGプレビュー
「ミンホ~~~~~!チャンミン~~~~~!!!」
記者 : 文 : パク・スジョン、編集 : ホン・ジユ、翻訳 : ナ・ウンジョン