プロポフォール違法投薬疑惑の芸能人“罪は脂肪分解施術にある”

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写真=TVレポート DB
プロポフォール違法投薬の疑いを受けている芸能人たちの脂肪分解施術に大衆の視線が集まっている。

女優チャン・ミイネ(29)とパク・シヨン(34)、イ・スンヨン(45)は、今月25日の午前、ソウル地方裁判所刑事9単独(裁判官ソン・スジェ)で開かれた初公判に出席した。3人は治療の目的ではない、もしくは正当な処方なしに睡眠麻酔剤プロポフォールを常習投薬(麻薬類管理に関する法律違反)した疑いで在宅起訴された。

パク・シヨンは2011年2月から昨年12月まで、脂肪分解施術などを理由に、病院2ヶ所で合計185回にわたりプロポフォールを投薬した疑いを受けている。イ・スンヨンはほぼ同じ時期に美容施術や痛みの治療などを理由に111回、チャン・ミイネは95回にわたりそれぞれプロポフォールを投薬した疑いを受けている。

チャン・ミイネの弁護士は「芸能人として様々な方法でスタイルを維持するに当たり、苦痛を伴う。検察の起訴はこれを見過ごしている」とし、「脂肪分解施術は大きな苦痛が伴われ、慣行的にプロポフォールを使用する」と主張した。

イ・スンヨンとパク・シヨン側の弁護士も「投薬の事実は認めるが、美容、医療の目的以外にほかの意図はなかった」と主張した。パク・シヨン側は脂肪分解施術のほかにIMS施術(筋肉刺激による神経筋性痛み治療法)などを受ける過程でプロポフォールを使ったと主張した。

プロポフォール違法投薬疑惑のある芸能人たちが言及した脂肪分解施術とは、ボディラインの管理のために女性に人気のある施術の中の一つだ。整形外科や皮膚科、クリニックなどで行う。腹部や太ももなど脂肪が多い部位に人体に無害なCO2液化ガスを注入し、皮下脂肪を分解させる施術。1回の施術費用は約3万ウォン(約2560円)だ。

脂肪分解施術を受けたと主張したプロポフォール違法投薬芸能人たちは、「施術の痛みのため、プロポフォールを投薬した」と主張した。専門家によると脂肪分解施術による苦痛は千差万別だという。痛みを感じない人もいれば、大きな痛みを感じる人もいる。

ソウル麻浦(マポ)区のある皮膚科専門医は「脂肪分解施術の際、プロポフォールを投薬する場合はほとんどない」とし、「施術に恐怖を感じ、1回や2回を投薬することはあっても、1~2年の間に数十回から数百回以上のプロポフォールを投薬したというのは、常識的に理解できないこと」と説明した。

匿名を要求したある女性芸能人は「芸能人はスタイル管理のために脂肪分解施術をしばしば受ける。私も脂肪分解施術を受けた。しかし、プロポフォールは使わなかった。すべての女性芸能人がプロポフォールを乱用するという認識が生まれそうで心配だ」という意見を明かした。

チャン・ミイネ、パク・シヨン、イ・スンヨンに対する2回目の公判は4月8日の午前10時に開かれる。

記者 : イ・スア