【スターコラム】2AM ジヌン&チョグォン、2013年の願いを叶える旅&癒しの旅 ― Vol.1
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アイドルと言えば、楽しいダンス曲中心の聴きやすい曲を武器に、容姿はおまけのように備えた人がほとんどだ。しかし、これから紹介する2AMはまるで違う。彼らが選んだジャンルは“バラード”だ。だからといって、彼らがいつも真面目で切ない雰囲気だけを持っているわけではない。テレビの中で2AMの活躍を見ていると“バラードアイドル”は想像できないほどだ。“バラードアイドル”として5年間活動している彼らには、どこか特別なものがある。これから2AM ジヌンとチョグォンの旅行記で、心の深い所まで覗いてみたい。/編集者
NAVER スターコラム:2AM ジヌン&チョグォン皆さん、こんにちは。2AMの末っ子ジヌンです。ニューアルバムの準備に忙しい日々を過ごしている僕たちにも、このようにファンの方々にお会いする機会をいただきました。今年1年間は2AMにとっても重要な1年です。4人のメンバーが2AMという名前で結成してもう5年目になるんです。
気を引き締めるためにも、また昨年活動があまり多くなかったので、残念に思われていた方々のためにも、短いですが僕たちのニュースをお伝えしようと思います。皆さん読んでくださると信じて、勇気を出して書いてみます。
普段からイギリスに行きたいと言っていた僕と、癒しが必要だったチョグォン兄さんは、新年を迎え、少しの時間を利用してそれぞれ旅行に行って来ました。スターコラムのフィナーレを飾るための少しの競争(?)もありましたが、とにかく、僕ジヌンがスタートを切ることになりました。チョン・ジヌンの“イギリス旅行”今から始めます。視線は固定!スクロールを静かに下げてください!
ジヌンの願いを叶える、イギリスの話
1月1日、新年が開けると同時に仁川(インチョン)空港へ出発した僕。12時間の長いフライトが始まろうとしていた。少しのときめきと緊張感、そして言葉が通じないだろうというプレッシャーが同時に押し寄せてきた。し・か・し!今、僕が向かうのは、いつも行きたいと言っていたイギリスのロンドンである。これは、最初から良い感じだ。飛行機の中でガイドブックを開いてみたけれど、いずれも僕の期待には及ばなかった。頭の中で描いていたロンドンがあまりにも大きかったためだろうか。飛行機の中で一人で歌詞を書いたり、すぐ目の前に広がるであろうロンドンを想像しながら12時間を過ごした。やっと到着したロンドン。胸は膨らみ、今にも張り裂けそうな風船のようだった。しかし、空港で初めて目にしたのは韓国人であり、空港も古い感じだった。まるで田舎に行こうと訪れた高速バスターミナルのようだった。
少しがっかりした気持ちで旅を始めた。“どこへ行けばちゃんと(?)ロンドンを味わえるだろうか”と悩んだ末、パブを訪れた。若者たちがたくさん訪れるパブでビールを飲みながら、ここの雰囲気を感じていたその時! 店の中に楽器が一つ二つと入り始めた。こんな場所で演奏する気なのか? 3人組のバンドは瞬く間にセッティングを終えた。実際、パブで働くバンドだったため、特に期待はしていなかった。
しかし、彼らの公演は想像以上だった。専門の公演会場でもなく、ただの酒場で演奏しただけなのに、これだけ完璧だとは! 2時間ほど彼らの演奏に聴き惚れ、ホテルに戻った。その時やっと自分がロックの本場イギリスに来たことを実感できた。
普段から欲しかったポスターや楽譜をいっぱい買った後、ランチにはギネスビールを一杯! 街で一人で満喫していた自由と素晴らしい味のビール。きゃ~!これだよ、これ! 日が暮れて作曲家パク・ソンジュさんの夫でシェフのレオ・カンさんに会った、わけではなく、その方の後輩に会った(笑) その方のおかげでロンドン市内を見渡せる場所に登った。そんなに高くまで登っていないのに、遠くにある空港の光まで視野に入った。山が多くビルが多い韓国では、なかなか見られない光景だった。
頭を冷やすついでに街を歩いていたら、2人組のストリートミュージシャンに会った。彼らはドラムとギターで演奏をしていたけれど、歌うその姿から何だか飢えて痩せている感じがした。しかし、彼らが聴かせてくれる音楽は、豊かで中がしっかり詰まっていた。夜も音楽と一緒だった。今回の旅行は僕の音楽的な飢えを満たすためのものでもあった。イギリス人だけが知っているというインディーズバンドの公演を見に行ったけれど、最初は弘益(ホンイク)大学のクラブのような所を想像していた。しかし、僕が訪れたのは、4階建てで客席が設けられた素敵な会場だった。
そんなに素晴らしい会場に、オペラではなくロックンロールが流れていた。バンドの完璧な演奏のためか、それともエンジニアが上手だったのかは分からない。しかし、「あの人たちが本当にインディーズバンドだって?」という言葉が飛び出すほど、ものすごい実力だった。彼らの実力であれだけすごかったら、僕が憧れる世界的なバンドの実力はどれほどすごいんだ? 旅行の初日に見たパブでの公演やカムデン・タウンの公演など、場所を問わずロンドンの公演を体験すると、正直なところ少し萎縮した。「果たして僕が韓国に戻ってあれだけ素晴らしいサウンドで音楽をすることができるだろうか?」と疑問になった。
やっと僕の番! 最初の写真はビートルズのような感じが出なかった。カメラとの距離を狭くしてみたり、角度を合わせてみるなど、何度か試みた末、やっと感じを掴めた。足を思いっきり広げてこそやっとビートルズの雰囲気で横断歩道を渡ることができた。
そして、今回の旅行の最も大きな目的の一つでもある手作りギターに関する話をしたい。僕は元々手作りギターにすごく興味があった。ギターを見に歩きまわりながら、好きなバンドの楽譜をボックスで買った。そうやって4~5時間をギターを探しまわった末、とても気に入ったギターを発見した。伝説のギタリスト、ブライアン・メイが使っていたのと同じ形のギター! これまで節約してきたお金を、このギターのために捧げた。イギリスで手にした最高のおみやげだ。
最高の気分になってミュージカル「We Will Rock You」を見に行った。クイーンの音楽だけで構成されたミュージカルが繰り広げられる会場の前には、僕の憧れのフレディ・マーキュリーの銅像が立っていた。新しく買ったギターを持ち上げて銅像の前で写真を撮った。少し恥ずかしかったけど、周りの人々も可愛く見てくれたみたいだ^^ ロックンロールに酔ってホテルに戻り、ギターを抱いて曲を書こうかと思っていた時、夜10時に鳥の音が聞こえてきた(その時録音した演奏の映像を聞いてみると、鳥の音が聞こえる)。ふと、こんな夜中にギターの音で自然の音を壊すのではないかという思い、その夜の感性は心に留めておくことにした。
エピローグ…
1月8日、韓国に戻ってくる日、ロンドンでスロン兄さんの親戚のお姉さんの家族に会った。お姉さんの旦那さんは僕に貴重なLPをプレゼントしてくれた。僕は帰りの飛行機の中でそのプレゼントとカムデン・タウンで買ったLP30枚、楽譜1ボックスを大切に胸に抱えていた。しかし、その子たちを空港に忘れて来てしまった。なんだか幸せなばかりの旅行だったのに…ああ、早く探しに行かなければならないのに……
チョグォンの“癒しの旅”
2012年の最後の日まで忙しいスケジュールをこなし、疲れきっていた僕。旅行の準備さえきちんとできないないまま、癒しのためにとにかく荷物を片付けた。体はクタクタなのに、すでに僕の頭の中は旅行でいっぱいだった。旅に行くという嬉しさを胸いっぱいにして空港に向かった。一人で旅立つ旅行は、本当に異色なものだった。ドキドキ緊張し、責任感も湧いてきた! とにかく非常に興奮した気持ちで無事飛行機に搭乗した。12時間のフライトの末、フランスのパリに到着した。そこからもう1時間を飛んでリヨンに到着した。荷物を引き取ってタクシーを拾おうとしたけど…しまった!タクシーが1台もない。ここの日付は1月1日。みんな休む日なのでタクシーが走っていなかった。一人で空港を彷徨ってやっとのことで電車に乗ってホテルに着いた。これは何だか不安……
予想できなかったGood Luck!
ホテルに着いたら、もう日が暮れていた。急いで荷物を置いて予約しておいたレストランに向かった。フランスならではのレトロな雰囲気、爽やかな空気。このすべてによって僕の体に溜まったストレスが浄化される気分だった。でも、レストランでものすごい事件が起きた。ワイングラスを割ってしまったのだ。“どうしよう…弁償しなきゃ…”とハラハラしていたら、イケメンの店員さんが来て「新年にグラスを割ると幸運が訪れる、Gook Luck!」と言ってくれた。このショッキングな感じは何だろう? 弁償しなければならないという緊張感に包まれていたのに、思いも寄らない「Good Luck!」だなんて。妙に気分が良かった。
都心の真ん中に似合わないゲームセンターだなんて。おかしいと思いながらも嬉しい気持ちでゲームセンターに入った。どころで、これはこれは。韓国でやっていたポンプ(Pump It Up、Dance Dance Revolutionのようなアーケードゲーム)があったのだ。中学の時の思い出しながらポンプをやってみた。でも、後ろで見ていたフランスのちびっ子から尋常じゃない気配が感じられた。ゲームセンターの息子さんかな? ことの成り行きでそのちびとバトルを競う雰囲気になった。結局は僕の勝利! ちょっと~君! ポンプは韓国が元祖だよ!
リヨンに先に来ていた友達と本格的な“癒しの旅”を始めた。英才育成オーディションに一緒に出演し、今も続いている13年来の友人だ。大自然を満喫するために、アヌシーにあるスキー場に向かった。バスの中で眺めた景色は本当に“言葉に出来ないほど”きれいだった。前日に3時間しか眠れなかったけど、景色を見るだけですべてが癒される感じだった。“残るのは写真だけだ”という名言に従い、何度もシャッターを押した。
元々ボードやショートスキーをよく滑る方だけど、今回はただスキーを滑りたかった。慣れないスキーを滑ろうとしたら、初級コースも上級者コースのように感じられた。弱り目に祟り目で、途中で道に迷ってしまった。降りるリフトだと思って乗ったのに、スキー場で最も高いコースに行くリフトに乗ってしまったのだ。
意図せず山の頂上にまで登ってしまった。リフトから降りた瞬間、ぼうっとしてしまった。しかし、呆気無いことに、その瞬間も景色だけは最高だった。まるで、体の中にある頑固な汚れが一瞬で抜けるような気分だった。
スキー場を離れ、リヨンに帰ってくるバスの中で、クタクタになって気絶してしまった。ホテルに着いて半身浴をしながら、パックもし、しっかり癒した。とても大変な1日だったけど、思い出に残る1日だった。
翌日はスイスのジュネーブへ移動!前日のスキーの影響をこのまま放置すると、残った旅行の期間中にずっと苦労しそうだったので、マッサージショップを訪れた。ショップはサービスが良くて、必ず行くべきレストランまで教えてくれた。アロママッサージを受け、おすすめされたレストランに向かった。しかし、こんな偶然が!
昨年パリ旅行で非常に有名なステーキ店に行ったのだけど、マッサージショップの店員がおすすめしてくれた店が同じ名前のレストランだった。このレストランはヨーロッパ全体に2店のチェーン店しかないけれど、それがパリとジュネーブだった。嬉しい気持ちでステーキを吸い込むように食べた。ゆっくり歩いてホテルに帰る道で見たジュネーブ市内の夜は、まさにロマンチックだった。カップルも本当に多かった。次は愛する人ともう一度来よう!
おっと!ジヌンの宿題を忘れるところだった。スイスに行くと言ったら、ジヌンがスイスにあるフレディ・マーキュリーの銅像を必ず見てきてほしいと話していた。銅像のあるモントルイユという都市。僕はジュネーブにいるけど? 朝早く起きて急いで準備してモントルイユに向かった。
ジュネーブ駅から苦労してチケットを買ったんだけど、電車の中から見た風景は、そんな苦労をきれいに飛ばすほど、撮る写真すべてがアートだった。しかし、残念ながら、休日だったのでモントルイユのショップはすべて閉まっていた。それでも銅像を探していく道で見た湖とその向かい側に広がる山脈を見ただけでも僕の体の中にある悪い菌が排出される感じだった。
ついにフレディ・マーキュリーの銅像が目に入ってきた。ジヌンからの宿題を達成するために、狂ったように写真を撮りまくった。そして、日が暮れる頃、モントルイユを発った。
ホテルに戻ると、リヨンで会った友だちがジュネーブに来ているという連絡を受けた。一緒に夕食を食べ、クラブにいくことにした! 韓国のプライドを見せるためにホテルでダンスの予行演習まで!イ・ジョンヒョン、オム・ジョンファ、Wonder Girls、少女時代のダンスを一度チェックして!クラブにGO!
しかし、僕たちの洋服が少し目立ったのかな? 韓国人だと知ったジュネーブの人たちが「江南スタイル」を歌うではないか! リヨンにいた時も朝テレビをつけたら「江南スタイル」が流れてびっくりしたけど、これがPSY(サイ)兄さんのパワーだな! 誇らしくもあり、自分も頑張らなければと決心した。
クラブに入った瞬間、ぼうっとなった。人が一人もおらず、インテリア用の風船だけが飾られていた。ヨーロッパの人々は土曜日にクラブに行かないのかな? ただぼうっと座っていたので出てきてしまった。あぁ、虚しい!!!
余裕を持ってゆっくり考えたり、行ってみたかったところをたくさん回った旅行。大自然からの癒し。2012年のストレスをすべて解消してきた2013年最初の旅行は、そうやった終わった。
皆さん、いかがでしたか? 念願成就と癒しのために旅立ったジヌンと僕の旅行ストーリー、楽しかったでしょうか? たまには、旅行を通じて気分転換して、新しい決意をすることも非常に良いと思います。僕は今回の旅行を通じてそれぞれ必要なものも得て、2013年新年の決意も新たにしてきました。今回の旅行で充電したエネルギーで、2013年2AMの活動も頑張りたいと思います。少しだけお待ちください!カミング・スーン!!
Vol.2ではメンバー4人が集まって、これまでの2AMを振り返る少は真面目な時間を設けようと思います。茶目っ気たっぷりそうな4人の男の中の話!2AMスターコラム、Vol.2もお楽しみに~
文:2AM ジヌン、チョグォン
「NAVER スターコラム」は、注目の俳優やアイドル、アーティストたち本人がコラムを執筆。話題のスターが直接書いたコラムをお届けしています。記者 : Kstyle編集部、編集 : ファン・ヨンヒ(イシューデイリー局長)