ADOR ミン・ヒジン代表、HYBEの主張に再び9の反論「NewJeansの活動に全力を尽くす」

OSEN |

ADORのミン・ヒジン代表がHYBEの主張に反論した。

本日(2日)、ADORは「NewJeansのニューアルバムが発表された重要な時期に、またもやアーティスト以外のニュースで立場を表明することになり、非常に残念です」とし、「ADORは何度もマスコミとの対話で、NewJeansの努力の価値が損なわれないよう、HYBEがアーティストのニュースではなく、別の問題を拡散させるマスコミ活動を控えてほしいと要請しています。HYBEもミン・ヒジン代表の記者会見に対して反論しないと明らかにしました。しかし、1日も経たずして、再びマスコミを通じて反論を再開する部分について、深い失望と遺憾の意を表します」と明らかにした。

ADORは、経営権奪取、金銭的補償、内部告発および監査の過程 、最初のガールズグループとしてデビューさせてくれるというHYBEの約束、デビュー時にNewJeansの広報をしないようにと言った部分、奴隷契約ではなかったという主張、その他の株主間契約関連のフォローアップ報道、女性巫女(ムーダン、シャーマン)が単純な知人であるという事実、HYBEがNewJeansを大切に思っていないことなどの項目で、HYBEの主張に反論した。

ADORは、「ミン・ヒジン代表は4月16日、『HYBEはマルチレーベル体制に対する準備も、理解も、姿勢も不足している状況』とし、様々な問題を指摘し、内部告発を行いました。『業界の不条理、不合理に直面したら、言いづらくても異論と意見を言え』というバン・シヒョク議長が提案した指針を信じて言った直言でしたが、“背任”という主張と共に、現在の極端な状況として戻ってきました」と明らかにした。

続いて「現在も、今後も、ADORはNewJeansの活動の支援に全力を尽くします。HYBEが自ら主張したようにIPを保護したいのであれば、そして本当に株主の利益を考えるのであれば、説得力のない黒色宣伝をやめ、ADORが創作に専念できるように支援する常識的な姿を見せてください」と付け加えた。

一方、HYBEは25日、ミン・ヒジン代表と副代表を業務上背任などの疑いで告発し、ミン・ヒジン代表の辞任を呼びかけた。

【ADOR コメント全文】

HYBEの主張に対する正確な事実関係をお知らせします。

NewJeansのニューアルバムが発表された重要な時期に、またもやアーティスト以外のニュースで立場を表明することになり、非常に残念です。

ADORは何度もマスコミとの対話で、NewJeansの努力の価値が損なわれないように、HYBEがアーティストのニュースではなく、別の問題を拡散させるマスコミ活動を控えてほしいと要請しています。HYBEもミン・ヒジン代表の記者会見に対して反論しないと明らかにしました。しかし、1日も経たずして、再びマスコミを通じて反論を再開する部分について、深い失望と遺憾の意を表します。

このようなHYBEの反論後にも、ADORはアーティストの活動に支障をきたすことなく、価値を保護するために何の対応もしませんでした。しかし、継続的に確認されていない問題により、人々の混乱が増し、ADORは現在論争になっている部分について正確な事実関係をお伝えしたいと思います。

1.経営権奪取に関して

HYBEが主張する“経営権奪取”は、実体のない無駄な主張です。また、根拠として提示した資料は、経営権奪取を目的としたものではなく、HYBEとの継続的な葛藤の中から出てきた“想像”です。それに関連するいかなる具体的な計画も、実行もなかったことを、改めてはっきりと申し上げます。

監査が始まり、黒色世論戦が深刻化し、ミン・ヒジン代表の安否をひどく心配した副代表は、HYBEの主要経営陣のもとを訪れ、一方的な世論戦を止めてほしいと要請しました。しかし、HYBEの経営陣は、「今はミン・ヒジン代表を心配している場合ではない」とし、「訴えられた場合、実務者であるお前が尻尾切りされたら背負うべき被害額をどのように負担するつもりなのか」「家族のことを考えろ」などの発言をし、HYBEに協力するように懐柔しました。「協力すれば問題ないだろう」と、副代表を心理的に圧迫し、情報提供の同意書に署名させました。翌日、副代表のカカオトークの内容がマスコミに公開されます。これは深刻な個人に対するプライバシー侵害であり、人権侵害です。

最近、ミン・ヒジン代表の法律代理人が選任届けの提出のために龍山(ヨンサン)警察署に確認した結果、当該文書を作成した当事者である副代表は被告告発人から除外されていることを確認しました。

HYBEは、会話の前後の文脈を考慮することなく、あたかも当初の目的が経営権奪取だったかのように悪意的に継ぎ接ぎし、これを意図的にマスコミに大々的に報道しました。ミン・ヒジン代表の「これは個人的な話でないといけない」という発言も、その内容と全く関係のない発言を継ぎ接ぎしたものです。

2.金銭的補償に関して

まず、ミン・ヒジン代表は記者会見で年俸ではなく“インセンティブ“が20億ウォン(約2億円)であると明らかにしました。ADOR設立後2年で335億ウォン(約37億6310万円)の営業利益を達成したことに対する報酬です。

記者会見で明らかにしたように、インセンティブ算定時に問題を提起したのは金額そのものではなく、インセンティブ決定の基準とその決定過程の透明性に対するものでした。ミン・ヒジン代表は、HYBEのインセンティブの決定基準が明確ではなく、インセンティブを算定する過程に対する明確な説明が不足していると考えました。

このようなインセンティブに関する事実関係を歪曲し、ミン・ヒジン代表の年収、インセンティブ、株式報酬に言及して論点をごまかすのは、HYBEがミン・ヒジン代表は金銭的な欲望によって動くという虚偽のフレームを作ろうとしているとしか思えません。

3.内部告発及び監査の過程に関して

4月22日午前10時、パク・ジウォン代表がADORの内部告発メールに返信したそうです。同時にHYBEは副代表のノートパソコンを押収するなど、監査を開始しました。また同時にミン代表の辞任を要求し、株主総会の招集を要求する公文を送ってきました。その数時間後、ADORの経営陣に電撃で監査権を発動したというニュース記事が相次いで報道されます。そして、翌日もまるでリアルタイム中継のように、HYBEの人身攻撃的なマスコミ活動による記事が続きます。HYBEに問い返したいと思います。ミン・ヒジン代表の内部告発のメールにはどのような回答をされたのでしょうか?

また、問い返したいです。一体どのような上場会社であれば、内密に行うべき監査内容を対外的に公表し、実体が確認されていない内容まで編集して、リアルタイム中継のように報道するのでしょうか? しかも、傘下のレーベル所属のアーティストはカムバックを控えていたのに。

このような監査権の発動は、NewJeansのカムバックを控えて昼夜を問わず仕事をしていたミン・ヒジン代表とADOR職員の業務進行に深刻な障害を引き起こしています。特に、HYBEは返却されたらすぐに新しいノートパソコンを支給し、既存の資料をダウンロードして業務に支障がないようにしていると主張していますが、これは事実ではなく、副代表たちのノートパソコンは既存の業務資料をダウンロードする時間もなく押収されました。押収の過程もまた常識的なものではありませんでした。

4.最初のガールズグループとしてデビューさせてくれるというHYBEの約束に関して

HYBEはすでに「PLUS GLOBAL AUDITION」の時から対外的にNewJeansをミン・ヒジンのガールズグループ、HYBE初のガールズグループと表明しました。これはNewJeansの両親、当時のADORの従業員が証人として全て覚えている事実です。結局、宮脇咲良さん、キム・チェウォンさんの抜擢と共にLE SSERAFIMがHYBE初のガールズグループとなり、HYBEが“HYBE初のガールズグループ”という約束を守らなかったことが事実として明らかになったにもかかわらず、HYBEは虚偽の主張を続けています。当時、ミン・ヒジン代表は株式を放棄してADORの設立を要請し、設立時の様々な紛争に耐えながらNewJeansのメンバーたちをADORに移籍させてデビューさせることになりました。

このようなNewJeansのデビュー過程に対する真実にもかかわらず、HYBEは「会社を分割して契約を移転したため、NewJeansのデビュー日程はHYBEの意図とは関係なく遅れるしかなかった」とし、すでに行われた事実について嘘をつき続けている点は非常に残念です。

5.デビュー時にNewJeansの宣伝をしないようにと言った部分に関して

HYBEは、宮脇咲良さんがSOURCE MUSICに合流することやNewJeansのメンバー構成に関する情報も一緒に公開される恐れがあったと言っていますが、これは事実と異なるだけでなく、論理的にも合いません。

ADORのデビューチームが「新人だけで構成されたチーム」と明かすことが、宮脇咲良さんがSOURCE MUSICに合流することと何の関係があるのか、ADORのデビューメンバーの構成情報が公開されることがどうして問題になるのか、全く説明になっていません。

HYBEは、「2組のデビュー時期が連続し、お互い十分に広報できる時間が足りなかったため、最低限の一定期間の広報期間を設定することにしたのです」と弁解しましたが、実際にはこのような協議はありませんでした。当時、HYBEは市場にLE SSERAFIMがミン・ヒジンのガールズグループなのかもしれないという混同を与えたいと思っており、それによってADORにNewJeansの広報をしないでほしいと、パク・ジウォン代表がミン・ヒジン代表に電話とSNSを通じて露骨に頼んできました。これはパク・ジウォン代表とミン・ヒジン代表とのSNSの会話記録で確認できるにもかかわらず、HYBEは関係ない理由をつけて絶えず言葉を変えています。

6.奴隷契約ではなかったという主張に関して

ミン・ヒジン代表は、競業禁止条項自体の必要性を否定するわけではありません。エンタメ事業を営む会社の代表として、在職期間及びその後の一定期間中は、競合事業に従事することが禁止されることがあることをよく知っています。ただし、競業禁止の対象事業と期間が合理的でなければなりませんが、現在の株主間契約はそうではありません。

4月25日の公式立場とは違って、全メディアに配布されたHYBEが4月26日に発表した反論文は、株主間契約を公開することをミン・ヒジン代表の責任にし、内容の一部を公開して、反論しています。

現在の株主間契約の不合理性は、何よりもミン・ヒジン代表が株式をこれ以上保有してはならない競業禁止条項から自由になることができるかどうかにあり、このような不公正を解決しようとするのは誰にでも当然のことでしょう。HYBEは反論文を通じ、昨年12月に「契約書上の売却関連条項に解釈の相違があり、解釈が曖昧な条項を解消する」という回答を送ったと言っていますが、その内容はどの法律家が見ても解釈は曖昧ではなく、ミン・ヒジン代表はHYBEの同意を得て、全ての株式を処分するまでは引き続き競業禁止義務を負担しなければなりません。曖昧な条項を解消するという回答を昨年12月に送ったと言っていますが、今年3月中旬になってから、その内容を含む修正の提案を受けることができました。

7.その他、株主間契約関連のフォローアップ報道に関して

HYBEの反論文の後、HYBEがマスコミを通じて確認した様々なフォローアップ報道で、株主間契約に関する憶測と歪曲が飛び交っています。これ以上の誤解を正すためにお知らせいたします。

HYBEは、プットオプションに関連し、ミン・ヒジン代表が倍数30倍を主張したとして、あたかも現在の葛藤が金銭的な動機から始まったかのように誤解を与えています。しかし、倍数30倍は、今後のボーイズグループ制作の価値を反映した内容であり、様々な不合理な要素を持っていた株主間契約を変更する過程での提案の1つであっただけで、交渉の優先順位にある項目でもありませんでした。

また、HYBEは昨年3月の株式売買契約と株主間契約締結当時、ミン・ヒジン代表に追加的にADORの株式10%をストックオプションとして約束しました。しかし、法律諮問の結果、ストックオプションは商法上、主要株主であるミン・ヒジン代表には付与できないことが分かりました。このようなストックオプションはミン・ヒジン代表が要求したものではなく、HYBEが提案したものでした。ミンヒジン代表は、HYBEに騙されたという判断を拭うことができませんでした。“信頼”の問題でした。

HYBEは競業禁止義務を解除するという提案をし、ミン・ヒジン代表がこれを拒否したと言っていますが、これも事実ではありません。HYBEは8年間、義務的に在職し、退職後1年間競業禁止義務を負担し、プットオプションはその期間に合わせて段階的に分けて行使することを提案しました。しかし、株主間契約交渉の進行中、ILLITに関する論争が起こり、現在に至っています。HYBEの提案に対してミン・ヒジン代表は関連の立場を伝えたことはありません。ミン・ヒジン代表が拒否の意思を示したのは事実ではありません。

8.女性巫女(ムーダン、シャーマン)が単純な知人であるという事実に関して

NewJeansの成功とADORが短期間で成し遂げた驚くべき実績は、合理的な経営意思決定に基づいたものです。このような主張は、HYBEがADORの成功を低く評価して否定するためにこのようなフレームを組んでいると思われます。

ADORの売上、営業利益の要因は、不必要な支出を防ぎ、予算を効率的に管理すると同時に、ブランドイメージの向上に努め、その価値を高めたからです。彼らの主張が可能なことであれば、なぜミン・ヒジン代表とADORの職員は昼夜を問わず一生懸命に仕事をしているのでしょうか。

K-POPをリードするべきHYBEで、論点と無関係な反論の価値もない個人の誹謗中傷目的のフレームをかけようとし、ひいてはそれをミン・ヒジン代表の記者会見直前に発表したことを情けなく思います。

9. HYBEがNewJeansを大切に思っていないことに関して

4月22日、突然の監査と共に監査の結果が出てもいない状況でマスコミにこれを発表したのはHYBEです。具体的な根拠もなく、不可能な“経営権奪取”などを主張し、ADORの立場を内部的に聞こうとする試みすらせず、NewJeansのカムバックを控えてこの問題を起こしました。

HYBEは「アーティストに言及しないようにしよう」と提案したと主張しています。内部的に静かに解決できる問題をあえて外に出し、ミン・ヒジン代表とADORを攻撃することがNewJeansのブランド価値に影響がないと判断したのなら、これはレーベルのマネジメントを全く理解できていない発想で、自分たちの経営上の誤った判断を隠すためのこじつけです。

以上の内容が、これ以上の憶測と誤解を解消するために役立てば幸いです。

ミン・ヒジン代表は4月16日、「HYBEはマルチレーベル体制に対する準備も、理解も、姿勢も不足している状況」とし、様々な問題を指摘し、内部告発を行いました。「業界の不条理、不合理に直面したら、言いづらくても異論と意見を言え」というバン・シヒョク議長が提案した指針を信じて言った直言でしたが、“背任”という主張と共に現在の極端な状況として戻ってきました。

現在も、今後も、ADORはNewJeansの活動の支援に全力を尽くします。HYBEが自ら主張したようにIPを保護したいのであれば、そして本当に株主の利益を考えるのであれば、説得力のない黒色宣伝をやめ、ADORが創作に専念できるように支援する常識的な姿を見せてください。

記者 : チャン・ウヨン