チャン・ギヨン、新ドラマ「ヒーローではないけれど」で3年ぶりに復帰!初の父親役に苦労も

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俳優のチャン・ギヨンが、ドラマに対する自信を見せた。

5月2日、ソウル麻浦(マポ)区上岩(サンアム)スタンフォードホテルにて開かれたJTBC新土日ドラマ「ヒーローではないけれど」の制作発表会に、チョ・ヒョンタク監督と俳優のチャン・ギヨン、チョン・ウヒ、スヒョン、パク・ソイが出席した。

「ヒーローではないけれど」(脚本:チュ・ファミ、演出:チョ・ヒョンタク)は、特別な能力を持っているが誰も救えなかった男性が、運命の女性を救い出すファンタジーロマンスドラマだ。昨年2月22日に満期除隊したチャン・ギヨンのドラマ復帰作でもある。

チャン・ギヨンは3年ぶりの復帰作として「ヒーローではないけれど」を選んだ理由について、「まず、タイトルが1番面白かったし、家族たちの個性的な特徴が面白かった。ポク・グィジュ役をしたら、自分でも予想できない演技を見せることができるというときめきがあって、作品を選ぶことになった」と明かした。

続いて、初めて父親役を引き受けたことについて「簡単ではなかった」とし、「パパというキャラクターにとらわれたくなかった。ポク・グィジュのキャラクター自体を、どうすれば本物のように感じていただけるかすごく悩んだ。まずは台本をたくさん読んだし、現場でこのような作品は初めてやったので、監督とたくさんコミュニケーションを取った」と努力を伝えた。

ただ、残念な点もあるといい、「(娘のポク・イナと)作品の中でギクシャクする。作品の中でもっと愛らしい親子の関係だったら、もっと親しくなれたんじゃないかと残念に思っている部分がある」と打ち明けた。それでも「最後の撮影の前々日にソイ(ポク・イナ役)が誕生日だったので、サプライズイベントで誕生日プレゼントをした」と話した。

チャン・ギヨンはチョン・ウヒとの共演について「いつか一度共演したい女優だった。今回お会いしたが、本当に僕たちのロマンスは甘い時も、悲しい時もあるが、切なさがある」とし、「撮影現場でもお互いに頼り合いながら、大変な時は寄り添いながら合わせていった。呼吸が良かったし、楽しく撮影した」と明らかにした。

ト・ダヘ役のチョン・ウヒは、「最初にキャスティングされた時、周りからもそうだし、『2人が?』と疑問に思う人々がいた」と打ち明けた。それぞれ異なるグラウンドで働いていた人が出会う感じがしたからだという。

しかし、「むしろその出会いが新鮮だと思った」と話し、「監督の見る目がとても良いことを、撮影をしながら感じた。ギヨンさんは(兵役後)3年ぶりの復帰だし、私は恋愛ドラマをあまりしたことがなかったのでお互いに励まし合い、頼り合いながら撮影をしようと言ったが、呼吸が本当によく合ったし、不思議にも似合う印象がシーン1つ1つに込められていると思った」とケミストリー(相手との相性)をアピールした。

スヒョンは、今回の作品で大きな挑戦をした。かつてはランウェイを歩くトップモデルだったが、引退後は体が重くなり飛行能力を失ったポク・ドンヒ役を務め、100kgを超える特殊メイクをした。

スヒョンは「外国で演技をしながら、いつも認められたいと思っていた。特に韓国で認められたいと思っていた。最近は、作品にアプローチする時、『演技が面白い。だからもっと早く他の作品をしたい』と思って、すぐに選択したのもあるし、監督がまるで外国の監督のように台本を一緒に見ながら、このようにしてみたり、あのようにしてみたり、単語を変えてみたらどうかと言ってくれたりした。それがとても新鮮で、そのような過程が、監督が私に自由に演技していいと言うようだった」と作品選択の理由を伝えた。続けて「本当に現場で翼を付けてくれた感じがあった。ドンヒのセリフでここまでアドリブをしたことはない」と自負して目を引いた。

チャン・ギヨンは3年ぶりに復帰して最も変わった点を尋ねられると、「20代を振り返ってみると、忙しく過ごしてきた。初めて休息の時間を過ごしたが、それが必要だった。軍隊生活を終えてから作品をしたら、心の安定感があった。それまでは追われる気分があったが、除隊して初の復帰作として『ヒーローではないけれど』を準備する時は、『心の平和って、こういうものなんだ』と初めて感じた。3年ぶりにご挨拶するだけに、準備もたくさんした。僕はいつもそうだったように、上手に成し遂げたいと思うよりは、俳優として『よくやった』と自分に言ってあげたいが、それができたようで、個人的に誇らしい時間だった」とし、ドラマへの期待を高めた。

チャン・ギヨンは、今回の作品で言われたい言葉として「いい感じ」「やるじゃない」を挙げた。続いて鑑賞ポイントとして、「チャン・ギヨンの復帰作なので、ぜひ観てほしい」と率直に語った。これに対して、MCのパク・キョンリムは「こういう話は自分では言いにくいものだ。普通は他の人が言ってくれるのに」と言った。これに対し、チャン・ギヨンは「自分でも驚いた」と冗談交じりに返し「簡単ではない作品だったが、現場で監督、先輩、同僚たちと本当に一生懸命に撮影した。心温まるドラマなので、楽しんでほしい」というコメントで現場を和やかな雰囲気にした。

「ヒーローではないけれど」は、韓国で4日の午後10時30分に放送がスタートする。

記者 : ソ・ユナ