【スターコラム】TEENTOP“成長痛” ― Vol.3

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デビュー3年目、音楽界でTEENTOPというグループの名前を残すために今も努力している。彼らの目標は、韓国にとどまらず、世界に向かっている。汗と情熱、そして数回の試行錯誤を経て、TEENTOPはグローバル時代にふさわしい歌手になる日を待ち望んでいる。今も、より大きな夢に向かって走る6人のメンバーに拍手を送る。/編集者

NAVER スターコラム:TEENTOP

RICKYに続きバトンを渡されたのは僕、NIEL!
いよいよスタートだ。数回の評価を経て僕たちは、デビューを目前に控えていた。デビューを前に、事務所では僕たちがステージの経験を積むよう遊園地のステージに上がらせた。

週末ごとに上がる遊園地のステージ。当時、遊園地に来た人は僕たちが誰なのか誰も知らなかった。それでも、僕たちは毎週準備した1曲に最善を尽くして披露できることだけでも本当に嬉しかったし、やりがいもあった。この後、何回かステージに上がってから、徐々に知られ始めた。僕たちが誰なのか分かってくれるファンができたのだ。僕だけでなく、メンバー全員はそれがあまりにも不思議でしょうがなかった。初めてプレゼントされたプラカードは、練習室に貼っておいた。

だけど、そのときまで僕たちはメンバーが確定していない状態だった。それで、全てのステージにテストを受ける気持ちで上がった。ステージに上がる前の最後の瞬間までダンスを合わせ、最善を尽くして歌った。事務所では、そのステージをモニタリングして“僕たちに足りないものは何か”を見つけ、次のステージではどんな曲を披露するかを相談した。

デビュー前のロッテワールドのステージ
そんな風に練習をしていたとき、事務所は僕たちを急遽社長室に呼んだ。最終評価が終わったのだ。ドキドキした気持ちで社長室に向かった。そのとき最終メンバーの決定と共に僕たちのグループの名前が発表された。

“Teenz on Top”10代を代表する新鮮で感性的な音楽をする最高の歌手という意味のTEENTOP!おそらくその日、TEENTOPという名前を何十回、いや何百回は連呼していたはずだ。そして、そのときの僕たちの気分は……言葉で表現するのは難しい。その日、練習室に集まってどれほど大声を出したのだろうか~ああ、今でも喉がカラカラだ、ハハハ。

「僕は感性的なボーカルのNIELだ! お前は、ダンシングボーイCHANGJO! C.A.P兄さんはカリスマ性あふれるラッパーだから、もっとカリスマ性のあるカッコいいポーズをとらなきゃ!」こんな風にお互いに活動する名前を読んだり、僕たちだけでグループの紹介もしたりしながら浮かれ始めた。6人のメンバーが確定し、デビューが決まった後から、僕たちの練習は以前よりさらに厳しくなった。

「最年少アイドルだけど、決して実力では幼いという評価を受けてはいけない」「僕たちはアマチュアではなく、プロだ」という社長の言葉を噛み締めながら、同じ目標に向かって僕たちはそれまでよりさらに厳しいスケジュールで練習を続けた。ボーカルレッスン、ラップレッスン、ダンスレッスンは基本で、表情とポーズのためにマイムレッスンに色々なダンスを表現するためのアクロバット授業まで……はぁはぁ。一日一日が目まぐるしく過ぎて行った。

デビューの準備をする間、レコーディングと練習という厳しいスケジュールは“地獄の訓練”そのものだった。僕たちがステージに立つとき、人々は僕たちがどんな苦労をしてそこに立ったのか知らないだろう。だけど、その瞬間に至るまで、僕たちは数え切れないほど泣いて笑って、また大声で叫ぶ時間を繰り返した。涙なくしては見ることができない悲しい映画の主人公のようにね。

膝が悪いL.JOE兄さんは、病院に通いながら練習しながら一人で涙を流したし“カリスマラッパー”ことC.A.P兄さんは僕たちの中で一番男らしいイメージを持っているけれど、あまりにも厳しい運動のせいで疲れ果てて苦悩の時間を過ごした。運動している途中に倒れてしばらくの間起き上がれなかったりもした。C.A.P兄さんは一人で運動しながら自分で食事を調整しなければならなかったので、誰よりも自分でコントロールする時間を持たなければならなかった。一番つらい時間だったはずだ。だから今でも僕たちはC.A.P兄さんが好きだ。

C.A.P兄さんのおかげで僕たちがさらに団結することになった話をしてみると、事務所はグループが結成してから“約束と信頼”そして“プロ精神”を必ず持たなければならないと強調した。そして、一番重要なことは“対話”だった。僕たちメンバーにどんなことが起きても“対話”を通して問題を解決していくことにした。それは、デビューが決まって様々なレッスンとタイトル曲の練習で目まぐるしく過ごしていたある日のことだ。

男らしさをアピールできるメンバーが必要だったため、僕たちは皆自然にC.A.P兄さんを指名した。C.A.P兄さんは、ブレイクダンスもしていたし、誰が見ても僕たちの中で一番男らしい外見だった。その後C.A.P兄さんは、トレーニングをしながら食事調整も始めた。炭水化物を減らしてたんぱく質を取るために、僕たちがご飯を食べるときも一人で鶏ササミを食べていたし、サラダとトマトだけしか食べられなかったときもあった。だけど、C.A.P兄さんが一番好きだったのはご飯だった! C.A.P兄さんは厳しい練習や運動とともに、食べ物もきちんと食べられなかった。そうしているうちにスランプに陥り、このときから「果たしてこの道を歩まなければならないのか」と諦めようとしていた。“諦める”という言葉を数十回も思い出したと言う。

C.A.P兄さんのスランプとともに訪れた危機的瞬間。事務所では、僕たち6人が対話を通してこの問題を解決しろと言った。僕たちはまるでC.A.P兄さんが最年長ではなく、最年少になったように集まって、それぞれ思っていることをC.A.P兄さんに話し始めた。

このように練習生のときからたくさん対話し、息を合わせたおかげなのだろうか、僕たちは練習するときも静かな日はない。たまにマネージャーたちから「練習を体でするのではなく、口でしているのか」と言われるときもあるが、それでもその日から僕たちのチームワークもさらに良くなったので僕たちはその瞬間に大きな満足を感じている。

デビュー放送後のお祝いのケーキ

デビュー、ステージ、そしてバラエティは大変!

デビューの日程が決まり、写真やMVの撮影をしながら僕たちは浮かれた気持ちになった。デビューMVの撮影の前日は、本当に期待いっぱいで嬉しくてなかなか眠れなかった。

2010年7月10日、夢に見たテレビ初出演!テレビに出演していることも不思議だったし、僕たちを好きになってくれるファンがいるということも不思議だった。このようにデビューした後、僕たちは1stアルバム「CLAP」2ndアルバム「Supa Luv」などを次々とリリースした。長い時間、一生懸命に準備したステージ。それでもいつも物足りないところがあった。何よりもステージでは幼くないプロの姿を見せなきゃ……幸い僕たちの音楽とステージを見て、皆「新しい、カッコいい」と評価してくれた。もちろん“勇気100倍”だ。僕たちはさらに頑張った。

だけど、僕たちにとって一番難しかったのは“バラエティ番組”だった。ゲストとして出演しても、若いせいか会話に上手く入れなかった。バラエティ自体が一発芸やユーモアセンスを求めるため、まだ若い僕たちには特に話すこともなかった。本当に大変だった。やっと出演が決まったバラエティ、だけど一生懸命準備して行っても収録現場に行けば準備したことがきちんと喋れなかったり、失敗して“全カット”されたりすることが常だった。

どれだけ大変だったのか、バラエティ番組への出演が決まればお互いに顔色を伺いながら「他のメンバーが出ればいいけど」と思い、押し付けることもあった。機会があれば最大限たくさん出て新人歌手TEENTOPを知らせなければならないにも関わらず、バラエティ番組は僕たちにとって本当に難しい課題だった。一度、僕とCHUNJI兄さんがバラエティ番組にグループの代表として出る機会があったけれど、それぞれ準備して行った一発芸のステージを二人とも完全に失敗し、ミスだらけで全てカットされたことがあった。新人歌手たちは、皆緊張してたくさん失敗し、その中で成長していくのだと周りの方々が慰めてくださったけれど、本当に穴があったら入りたい気分だった。他のメンバーにも申し訳なくて、その日、収録を終えて帰る車の中でCHUNJI兄さんと僕はお互いに何も話さず窓だけを見つめていた。

“バラエティ恐怖症”があった僕たちは、デビュー2年目にして少しずつ番組に慣れ、前よりは上手になったけれど、まだ僕たちの音楽を披露できるステージに比べると、バラエティの方がずっと難しい! 僕たちに歌えというなら、本当に上手く歌う自信があるのに(涙)


MVを輝かせてくれたありがたいスターの皆さん!

この辺で難しい話はやめて、良い話をしてみようかな? これまで僕たちのMVを輝かせてくれたありがたい方々を思い出す。まず、デビュー曲「拍手(Clap)」のMVにはAFTERSCHOOLのリジ先輩、2ndシングル「Supa Luv」MVには神話(SHINHWA)のエリック先輩が出演してくださった。

僕たちに“テセ(今一番ホットな)年下男子”“手錠アイドル”というニックネームをつけてくれた「香水をつけないで」のMVには女優のパク・シヨン先輩、そしてその次の「CRAZY」のMVには4Minuteのクォン・ソヒョン先輩がそれぞれ出演してくださった。こうして僕たちのMVは、たくさんの方にお世話になって作られた。本当に感謝しています、先輩方!いつか美味しいアイスクリームでも(笑)

神話(SHINHWA)のエリック先輩とMVを撮るときは、先輩のオーラに皆感嘆し、拍手までした覚えがある。そして、パク・シヨン先輩とMVを撮影したときは、カップル演技をしたCHUNJI兄さんが初めての演技だったのに大先輩とカップル演技を披露した。パク・シヨン先輩はインタビューで、あまりにも年下で目を合わせられないと照れていたけれど、実際にカメラの前では驚くべき演技力でCHUNJI兄さんをリードしてくださった。僕たちは、ただ感嘆しながらモニターだけ見つめていただけだった(笑)

4Minuteのクォン・ソヒョン先輩とは、L.JOE兄さんがカップル演技をした。僕たちの嫉妬を受けながら、すぐれた演技を見せたL.JOE兄さんは、監督から相次いで褒められ、色々な表情を見せた。だけど、MV撮影後、L.JOE兄さんの「僕の彼女になってくれる?」という台詞は、それからずっと僕たちのからかいの対象になった。L.JOE兄さん、演技するならもうちょっと練習しなきゃ!!!

年下アイドル、手錠アイドルから国民アイドルまで……もう若くはありません!

僕たちはデビューしたときに最年少のアイドルだったからか、今でもTEENTOPを思い出せば“若い”という話をよく聞かれる。デビュー初期は幼いことがメリットになったけれど、一方では僕たちのコンプレックスにもなった。デビューから2年が過ぎて後輩歌手が出てきても、若いからかいつも僕たちは末っ子のようで、関係者の方々も僕たちが若くて可愛いと思っていらっしゃるようだ。

実際に僕たちもたまには僕たちより後にデビューした後輩の方と挨拶するとき、僕たちの方が後輩だと思ったりするときがある(笑) まだ高校生だからそう思われるかもしれないけれど、これからは僕たちも素敵な男として生まれ変わる。僕たちも男らしくタフなステージで、本当のプロとして見てほしい男なんだ!

末っ子のCHANGJOとRICKY兄さんたちは「お前らはあまりにも幼い」と言ったり、まだ大きくなるまで時間がかかると冗談を言ったりするけれど、実際に一番幼いのはむしろ兄さんたちのようだ。本当の末っ子であるCHANGJOは、もう“ジャイアント末っ子”になり、背も一番高いし、体つきもよくなった。“嵐のような成長”をしたからか本当の“男”の外見をしている。RICKYもグループで雰囲気が悪くなると素早く空気を読んで雰囲気をよくしたり、一緒に練習するときは率先してキラキラと輝く目で一生懸命に練習したりする。

まだ、僕(NIEL)、RICKY、CHANGJOは高校生で実際に若いけど(笑) でも、ステージだけでは幼くないTEENTOP!僕たちも男なんですよ!

K-POPブーム、アジアを越え世界へ!

これまで活動しながら僕たちは本当に色々な国で公演した。ちょうどK-POPが海外でたくさん愛されていて、運よく色々な国のファンが僕たちの歌とステージを好いてくださり、日本、台湾、タイ、シンガポール、マレーシアなどアジアだけでなく、カナダでもコンサートをする機会をいただいた。言葉は通じないけど僕たちの歌を一緒に歌い、僕たちを見て歓迎してくれる姿がとても不思議で嬉しくてありがたかった。一度も行ったことのないフランス、チリ、コロンビア、メキシコ、オーストラリアなどでもテレビで紹介されてファンレターが届き、公演の要請も来ると言われたけれど、これは本当にデビューしたときは想像もつかなかったことだ。

次回は、僕たちの海外公演の話をお話したいと思う。ちょうどタイでファンミーティングを終えたTEENTOPの海外公演の話!Coming Soon~~!!

文:TEENTOP NIEL

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記者 : Kstyle編集部、編集 : ファン·ヨンヒ(イシューデイリー局長)