「容疑者X」リュ・スンボム“水恐怖症を乗り越え、蚕室のイルカになった”

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写真=イ・ジョンミン
映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」に出演する俳優のリュ・スンボムが、180度変わった姿で人々を驚かせた。

8日午後2時ソウル、往十里(ワンシムニ)CGVで映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」の試写会が開かれた。この場には、パン・ウンジン監督とリュ・スンボム、チョ・ジヌン、イ・ヨウォンなどが参加した。「容疑者X 天才数学者のアリバイ」は、日本ミステリー小説の巨匠、東野圭吾の小説「容疑者Xの献身」を原作にした映画だ。劇中でリュ・スンボムは、天才数学者で片思いする女性のために完璧なアリバイを工夫するソクゴ役を演じる。

リュ・スンボムは「今までしてきた演技は、エネルギーを外に放出するものが多かったけれど、今回の役はエネルギーを中にたくさん持っている人物」と説明した。彼は「それで演技してみたら最初は慣れなくてどうすればいいのかたくさん悩んだ」と語った。

「パン・ウンジン監督がたくさん助けてくれた」と明かしたリュ・スンボムは「ソクゴという人物をどのように表現したのかは分からないが、現場で集中力を失わないためにたくさん努力した。ずっと『容疑者X 天才数学者のアリバイ』という世の中にいるために呪文を唱えるように集中しながら撮影に臨んだ」と伝えた。

劇中でリュ・スンボムは、深い水の中で行われるフリーダイビングを自由にやり遂げた。リュ・スンボムは「代役なしに水中シーンをこなした。自分でも偉いと感心した」と話し、笑いを誘った。リュ・スンボムは、水に対する恐怖があったという。

「ソクゴは、何の装備も着用せずフリーダイビングをする人物だ。シナリオを見て『これをどうすればいいのか』と思った。撮影する前に蚕室(チャムシル)に行って1ヶ月ほど訓練を受けた。後は、慣れてしまってできないことなんて何もなかった。撮影するときは、別に無理せずにこなせた。実は、とてもたくさん撮ったけど、全部カットされた。本当にかっこよくやってしまって編集になった(笑) 今プールに落としてもフリーダイビングを上手にこなせる。蚕室のイルカだった」

「容疑者X 天才数学者のアリバイ」は、18日に韓国で公開される予定だ。

記者 : チョ・ギョンイ