観客動員数1000万人超の「10人の泥棒たち」 歴代1位の興行成績を達成する可能性は?

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映画「10人の泥棒たち」公開1ヶ月半が過ぎても興行ランキング上位をキープ

映画「10人の泥棒たち」は果たして韓国の歴代映画興行成績の記録を塗り替えることができるのだろうか。最近、韓国映画界よく耳にするこの問いに、多くの人々が肯定的な返答をしている。それだけ「10人の泥棒たち」の興行傾向が依然として順調だという証拠だ。

チェ・ドンフン監督が演出し、キム・ユンソク、イ・ジョンジェ、キム・ヘス、チョン・ジヒョンなど、韓国の大物スター俳優が勢揃いした「10人の泥棒たち」が、「グエムル-漢江の怪物-」の記録に近づいている。映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによる集計では、5日までの「10人の泥棒たち」の累積観客動員数は1,268万6,473人だ。

これは歴代韓国映画興行成績1位の記録を守り続けている「グエムル-漢江の怪物-」(2006)の1,301万人という記録より約33万人足りない数値だ。7月25日に公開した「10人の泥棒たち」は公開22日目で観客動員数1,000万人を突破し、「グエムル-漢江の怪物-」と類似したスピードで観客を集めてきた。

既に「10人の泥棒たち」は、公開3日目で観客動員数100万人を突破しており、4日目には200万人、6日目には300万人、8日目には400万人、13日目には700万人を超えるなど、右肩上がりの上昇曲線を描いてきた。公開33日目に1,200万人を超えた後からは、歴代韓国映画の興行成績の記録は勿論、韓国で公開された作品の中で1位であった「アバター」(1,362万人)の記録まで近づいている。

「10人の泥棒たち」が歴代韓国映画の興行1位になる可能性が高く見込まれる最も大きな理由は、冷めない興行の勢いだ。公開して43日目が過ぎたにも関わらず、5日の興行ランキングで3位になるなど、依然として底力を見せている。平日にも新作映画に遅れをとらない「10人の泥棒たち」は、「共謀者」「隣人」の後に続いており、ハリウッド映画の「ステップアップ4レボリューション」や「トータル・リコール」よりも上位をキープしている。

映画投資配給会社SHOWBOXのチェ・グンハ広報課長は「現在の推移から見ると、来週の週末以降、又は週末を基点に、(歴代韓国映画興行1位になると)予想はしているが、まだどうなるかは分からない。現在のスコアを1~2週間維持できれば可能な話だ」と慎重な予想を明かした。

「10人の泥棒たち」の記録更新は、6日に公開された新作映画が決めてになる見通しだ。キム・ギドク監督の「嘆きのピエタ」を始め、ハリウッドアクション映画の「ボーン・レガシー」、リュック・ベッソン監督の「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」の公開があるだけに、上映館の確保が重要な基準になるためだ。5日基準で「10人の泥棒たち」の上映館数は359館であり、比較的無難な規模を維持している。

韓国の歴代映画興行ランキングTOP6(映画振興委員会の公式統計より)
1位「アバター」(1,362万4,328人)
2位「グエムル-漢江の怪物-」(1,301万9,740人)
3位「王の男」(1230万2,831人)
4位「ブラザーフッド」(1,175万6,735人)
5位「TSUNAMI -ツナミ-」(1,139万人)
6位「シルミド/SILMIDO」(1,108万1,000人)

記者 : イ・ソンピル