韓国版「花ざかりの君たちへ」PD、脚本家さんこれは何ですか ― Best or Worst

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ストーリー

やっと一歩ずつ近づいたと思ったら、また遠くなってしまった。テジュン(ミンホ)はペンションに遊びに行ったとき、犯されそうになったジェヒ(ソルリ)を助けるが、学校に戻った後、また冷ややかな態度になった。一方、ジェヒは腹違いの兄ダニエル(ジュリアン・カン)の突然の韓国訪問に慌て、男子学校に通っていることを隠そうとするが、バレてしまう。二人が口喧嘩しているところを偶然聞いたテジュンはジェヒが女性であり、自分のことを励ますためにこの学校に入学したことを知って、彼女を合宿所から追い出す。

Best or Worst

Worst:「花ざかりの君たちへ」の根本的な問題は、漫画を見るような度が過ぎた演出でも、鳥肌が立つセリフでもない。自然な物語より偶然に起きる事件に頼ってストーリーが進行されるという事実こそ、このドラマに没頭できない本当の理由だ。ここで起きている事件はリアリティへの共感を得られないまま、次の事件の踏み台となった。ジェヒが女性であることを知ることになったチャンヒョン(パク・テソン)が彼女を危険にさらす場面は、全体的な流れの中であまりにも突然で極端な事件だった。これはジェヒとテジュンが心を開き、距離を縮めるきっかけを作るための強引な設定だったといえる。チャン・ミヌ先生(キ・テヨン)とダニエルが偶然に知るようになって、それによってダニエルが男装したジェヒを目撃し、彼らの言い争いをテジュンが聞くことになる一連の流れも、やはり偶然の出来事で綴られていた。そのため昨日の「花ざかりの君たちへ」は、一場面一場面を粘着力の弱いのりでごちゃごちゃに付けたような印象だけを残した。ドラマに没頭して時間が経つことも分からずにテレビを見つめなければならないのに、かえって絶えず時計を見てしまったことは、そのためでないだろうか。

仲間たちとおしゃべりするポイント

― 「俺がまさに奇跡だ!」(奇跡だ:韓国語の音読みでギジョギ→ギジョギ=オムツ)このキャッチフレーズ、先取りしたら、オムツ会社の物ですね。
― 飛んで駆けつけてくれて、おんぶもしてくれたのに、今となって消えてくれと言うテジュン。私、どうすれば良いの姉さん?私の話を聞いて。私彼のことを…姉さん!どうして分かってくれないの!
― “ウンギョル(イ・ヒョヌ)ソング”を聴いたテジュンの反応は「あのバカ…あんなものが歌だと」でした。それでは、お手本として「Sherlock」を一度歌ってみて下さい。お願い!

記者 : ファン・ヒョジン、翻訳 : チェ・ユンジュン