キム・スヒョン「10人の泥棒たち」がまたも大ヒット…失敗を知らない青年

OSEN |

俳優キム・スヒョンがまた大当たりだ。失敗を知らない青年である。

キム・スヒョンは、子役で出演した作品を除き、KBS 2TV「ドリームハイ」、MBC「太陽を抱く月」に続き、スクリーンデビュー作でも大ヒットを記録する見通しだ。

26日、映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると、「10人の泥棒たち」は封切日である25日の1日間で全国43万5860人を動員し、ボックスオフィス(劇場でのチケット販売枚数)1位に躍り出た。これは今年に公開された韓国映画の中で最高のオープニング成績だ。

「ドリームハイ」で期待の星となり、初の時代劇「太陽を抱く月」で一大ブームを巻き起こしたキム・スヒョンは、「10人の泥棒たち」ではキム・ユンソク、イ・ジョンジェ、キム・ヘス、チョン・ジヒョン、キム・ヘスクなど、韓国映画界のトップスターと肩を並べることになったため、どんな存在感を見せるか関心が集まっていた。あまりにも大先輩たちであると弱気になりがちだが、キム・スヒョンは劇中、イェニコール(チョン・ジヒョン)へ片思いをする純情派末っ子の泥棒ザンパノを、短い出演量でもエネルギッシュに演技し、「キャラクターに息を吹きこんだ」という反応を得ている。

観客たちも「『10人の泥棒たち』を見たら、男くさい」「チョン・ジヒョンへの嵐のようなキスにドキドキして、眠れなかった」「少ない分量でも爆発的な存在感」「先輩に負けず、魅力発揮」などの称賛をおくった。

チェ・ドンフン監督も最近OSENとのインタビューを行い、「ザンパノ役に新人俳優を使いたかったが、そのとき、既にスヒョンさんはドラマ「ドリームハイ」でスターだった。脚光を浴びる期待の星だったから。あ、期待の星という表現はふさわしくないほど、スターになっちゃってるかなと思った」と話したあと、当時、キム・スヒョンを断るために会ったが、彼と会合した1時間半の間に、魅力に圧倒されてキャスティングを決めたと伝えた。

また、チョン・ジヒョンは「チェ・ドンフン監督が俳優一人一人にメッセージを送るインタビューがあったけど、スヒョンさんには『スヒョン、僕は君が“泥棒たち”の後にスターになると思ったよ』と話していて、爆笑した」という面白いエピソードを話した。

ドラマとスクリーンで“3連勝”を収めたキム・スヒョンは、次回作の映画「シークレット・ミッション」では、主人公のミステリアスなイケメンスパイ役を演じる予定だ。映画界からもその可能性を認められたといえるため、今後の歩みがさらに注目されている。

「10人の泥棒たち」は長期間に渡って注目を浴びてきた韓国の代表的なブロックバスター大作。2004年「ビッグ・スウィンドル!」、2006年「タチャ イカサマ師」に続き、チェ・ドンフン監督の犯罪シリーズ3部作の最終版であり、マカオのカジノに隠された、稀代のダイアモンド“太陽の涙”を盗むために、韓国と中国のプロ泥棒の10人が繰り広げる犯罪アクション映画だ。「10人の泥棒たち」は、チェ・ドンフン監督の前作である「タチャ イカサマ師」(684万人)の興行を突破することを目標にしている。

記者 : チェ・ナヨン