神話、アジアツアー「THE RETURN」が終了!オレンジ色の波に北京が染まった
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写真=神話カンパニー
「我愛你(愛してる)」7日午後7時30分(以下、現地時刻)、中国・北京の万事达中心がオレンジの波で埋め尽くされた。言葉通り、オレンジの波だった。片手にはオレンジのうちわを、もう片方の手にはオレンジのペンライトを持った彼らは口を揃えて同じことを言った。それは、“神話創造”――神話を歌うファンの声だった。
この日、万事达中心では「SHINHWA GRAND TOUR IN BEIJING‘THE RETURN’」が開催された。2007年以降、約5年ぶりに行われた海外ツアーには約10万人が参加した。3月24日ソウルオリンピック体操競技場を皮切りに、上海(4月30日)、台湾(5月12日)、東京(5月29日~30日)、神戸(6月2日)、シンガポール(6月16日)、中国・広州(6月30日)を経て、北京でその幕を下ろした。
2008年、9枚目のアルバム発売と10周年記念コンサートを最後に、ファンと会うことができなかった神話は4年後である今年の3月5日、カムバック記者会見を開き、華麗にカムバックした。メンバーの交替なく、14年間同じ位置を守ってきた彼らは2007年以降、初となる海外ツアーを行い、アジアのファンと触れ合った。言葉の壁は声と心で通じ合った。多少ぎこちなく話しても、すぐに分かり合える8000人とのコミュニケーションは見事だった。
14年間の総まとめ…慣れ親しんだ歌に思わずノリノリ
1999年に発売された「T.O.P」でコンサートの幕が開けた。「Hey, Come on!」「熱病」「痕跡」「Wild eyes」「Perfect man」「ウッシャ!ウッシャ!」「中毒」「君の結婚式」など数え切れないほどの名曲が休む間もなく披露された。“最長寿アイドル”という修飾語に誰も反対することができない瞬間だった。14年間の記録が目に見える時間だった。特に、神話のトレードマークとも言える“椅子ダンス”は「Wild eyes」で爆発し、夏になればいたるところで流れる「ウッシャ!ウッシャ!」はデビュー当時の姿を思わせた。「Once in a lifetime」では感動の渦が巻き起こった。目を合わせるだけで分かり合えてしまう神話とファンの一体感が感じられた。自然と頭の上にハートマークを作り、これを見ていたメンバーも愛情表現しながら、14年間の熱いものを感じさせた。ヘソンが涙を拭く姿は、じんと来る何かがあった。
神話と神話創造の堅い愛と友情の合間
14年間、ひたずら走ってきた神話には愛情が溢れていた。ステージでの愛情表現も惜しまなかった。歌うメンバーを引き立たせるのはもちろん、いたずらをして和気藹々な雰囲気を演出した。お互いをいたわり、ハグをする度に客席では歓声が上がり、メンバーは笑顔になった。その歓声を受けてメンバーは自由にステージを飛び回り、ファンとのコミュニケーションに集中していた。神話と神話創造は駆け引きを楽しむ間柄だった。「Brand New」を最後に神話がステージから下りると、 神話創造はアンコールを連呼した。長い時間が過ぎて、コンサート会場では神話を叫ぶ声で溢れた。声が小さいとファンを煽り、上がるかどうかを考えていた神話は長い駆け引きの末、ステージに現れた。全部分かっていながらも、駆け引きに応じてくれたファンからは長い“年輪”が感じられた。
ミヌの誕生日まで祝う
最後の曲を前に、ファンはミヌの名前を叫び始めた。メンバーは最初少し戸惑っていたが、何を意味するのかにすぐに気がついた。ファンは28日に誕生日を迎えるミヌを前もってお祝いしたのだ。ミヌを除いた他のメンバーは「誕生日の歌を一緒に歌いましょうか?」とし、即興で会場では誕生日パーティが開かれた。
ファンはセンスを発揮し、「ハッピーバースデー“トゥ・ユー”」でリズムに乗り、これに気づいたヘソンは「さすが、センスある」とファンを絶賛し、笑いを誘った。20日ほど早く誕生日を祝ってもらったミヌはファンに自分の気持ちを伝えながら、「花でMを作ってくれたのを見ました。後でTwitterに写真をアップしますね。ありがとう」とコメントした。実際にミヌは神話カンパニーのTwitterを通してメッセージと写真を残し、反響を得た。
神話は今回のコンサートを最後に4ヶ月間のアルバム活動を終える。当分の間は、現在放送されている総合編成チャンネルJTBC「神話放送」に集中することを明かしている。そして、来年の神話のアルバムが発売されるまではソロ活動に注力する。チョンジンは中国ドラマ出演とコンサートを、ヘソンとミヌはそれぞれソロアルバム発売とコンサートの計画を明かし、ドンワンは演技を、エリックとアンディーは神話のために様々なプランを練っていることを知らせた。
記者 : チェ・ミンジ