「キング~Two Hearts」ウン・シギョン様が救ってくださった ― Best or Worst

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ストーリー

イ・ジェハ(イ・スンギ)とクラブMのキム・ボング(ユン・ジェムン)の最後の戦いが始まった。
イ・ジェハは王を殺したというボングの告白が、日省録に偶然録音されているのに気付いて、特別会談を開き彼をICC-国際刑事裁判所-に告発すると公表する。一方で、中国警察に捕まりツマン収容所に監禁されたキム・ハンア(ハ・ジウォン)は脱獄を試みている途中、ジェハの助けで救出される。ボングのアジトに侵入したウン・シギョン(チョ・ジョンソク)はボングから「私の味方になってくれ」と説得されて、ジェハに会い、彼に銃を向けた。

Best or Worst

Best:ジェハと兄ジェガン(イ・ソンミン)の関係と同じように、シギョンも父のウン・ギュテ(イ・スンジェ)の影で生きてきた人物だった。今までシギョンはいつも忠実で真面目なキャラクターとして描かれていたが、少しずつ進展するジェシン(イ・ユンジ)とのロマンスを除いては自由な意志が足りない“つまらない人形”のように描かれたのが事実だ。しかしシギョンは父がクラブMに協力したという事実を知り、父も他の人と同様、不完全な人間であることにショックを受け、人格が180度変わった。完全に自分の意志と信念で動くようになったシギョンのおかげで、ドラマはさらに緊張感のあるストーリーになっていく。国家のために自分の身をささげて尽くすところは以前と変わらないが、命令を待つのではなくむしろジェハを目覚めさせようとする。また、彼は苦しむジェシンを後ろから静かに見守りながら「絶対に姫様のせいではない」と慰める。十分に共感できるキャラクターの成長がドラマのクライマックスに大きな影響を与える。終盤に向かっている「キング~Two Hearts」のストーリーは、逆にますます複雑な様相をみせているが、シギョンの活躍で救いの光が見える。

仲間たちとおしゃべりするポイント

― ジェハにも大切にされ、ボングを“私の過失”とするシギョン。こいつの人気をどうする?
― 王室の財政が厳しくなってきたという理由を上げて、ウン・ギュテの給金を削るというジェハ。これが正しい新概念賃金ピーク制(定年を延長する代わりに一定の年齢になれば賃金を減らす制度)なのか!
― シギョンとジェシンのキスシーンを見た女性視聴者たちは、どうしてもシギョンに自分をプレゼントしたいようだ。拒否はお断り。返品および交換も禁止。

記者 : ファン・ヒョジン