「蜜の味」特定の財閥を描いていると話題…どのグループ?

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第65回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品が決まり、注目を集めている映画「蜜の味 テイスト オブ マネー」(監督:イム・サンス、制作:フィルムパマル)が、実際に韓国の財閥のストーリーを描いているということで話題となっている。

「蜜の味 テイスト オブ マネー」のある関係者は25日、ソウル中区(チュング)太平路(テピョンロ)の飲食店で記者たちに「『金の味』を見ると、思い浮かぶ財閥があるだろう」と明かした。特定の財閥を名指しすることはなかったが、映画を見れば誰でも推測することが出来るという話だった。

この関係者は「『金の味』は韓国の最上流階級の財閥のストーリーを描いた作品で、実際にあった事件を脚色した映画である。どのグループなのか、具体名を挙げることは出来ないが、センスのある観客ならどのグループのことを言っているのか分かるだろう。それがこの映画のもう一つの観覧ポイントでもある」と伝えた。

また「この映画は商業的な感じが強いので、カンヌ国際映画祭のコンペティションに出品されるとは思わなかった。意外にもカンヌでの反響も良く、期待しても良いだろう」と付け加えた。

イム・サンス監督は2010年に映画「ハウスメイド」がカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品されたことがあり、「ハウスメイド」の延長線とも言える「蜜の味 テイスト オブ マネー」で2年ぶりにカンヌのレッドカーペットを歩くこととなった。また女優ユン・ヨジョンもイム・サンス監督とともに2度目となるカンヌ国際映画祭に参加する。

「蜜の味 テイスト オブ マネー」は、韓国の最上流階級のユン会長(ペク・ユンシク)と、自身の金を守るためにはどんなことでもする血も涙もないペク・グムオク(ユン・ヨジョン)、彼女の秘書としてお金の味に目覚めるチュ・ヨンジャク(キム・ガンウ)、家族のうち唯一正常で自由な考え方を持っているクムオクの娘、ユン・ナミ(キム・ヒョジン)など、金に支配された財閥の欲望を描いた映画。韓国で5月17日から公開される。

5月16日に開幕する第65回カンヌ国際映画祭には、イム・サンス監督をはじめキム・ガンウ、ペク・ユンシク、ユン・ヨジョン、キム・ヒョジンらがレッドカーペットイベントと公式上映会に参加し、世界中の映画ファンにその魅力を披露する。

記者 : チョ・ジヨン