「リボルバー」イム・ジヨン、ソン・ヘギョの手紙に感動…恋人イ・ドヒョンからは“良い影響を受けている”

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写真=Plus Mエンターテインメント
イム・ジヨンが、新作「リボルバー」をはじめ、先輩チョン・ドヨンとの共演の感想、そして軍服務中の恋人のイ・ドヒョンについてまで様々な話を公開した。

先日、ソウル鍾路(チョンノ)区小格洞(ソギョンドン)のカフェで、映画「リボルバー」のヒロイン、イム・ジヨンのインタビューが行われた。

映画「リボルバー」(監督:オ・スンウク)は、全ての罪をかぶって刑務所に入った元警察のスヨン(チョン・ドヨン)が出所後、ひたすら1つの目的に向かって直進する物語を描いている。2015年に「無頼漢 渇いた罪」を演出したオ・スンウク監督がチョン・ドヨンと再会し、9年ぶりに発表した新作だ。

イム・ジヨンは劇中で、スヨンの助力者なのか裏切り者なのか分からない遊興施設のマダムチョン・ユンソンに扮し、チョン・ドヨンと共演する。チョン・ドヨンとイム・ジヨンは、これまでの作品で女性同士での関係性を魅せることに優れた才能があることを証明してきた。チョン・ドヨンは「メモリーズ 追憶の剣」のキム・ゴウン、「グッドワイフ」のナナ(AFTERSCHOOL)、「キル・ボクスン」のキム・シアなど様々な女優と息を合わせ、強烈なエナジーと相性を見せた。イム・ジヨンは「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」のソン・ヘギョ、「庭のある家」のキム・テヒと共演し、“女優コレクター”という異名まで得た。「リボルバー」で初めて会った2人は、もう一度“ウォーマンス(女性同士の友情)ケミ(ケミストリー、相手との相性)”をアピールする。

Netflixシリーズ「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」でいじめ加害者パク・ヨンジン役で注目を集めたイム・ジヨンは、「庭のある家」から「国民死刑投票」、放送を控えている「オク氏婦人伝」まで、活発な活動を繰り広げている。

「リボルバー」のマスコミ試写会が開かれた際、同日にVIP試写会も行われ、多くの芸能人たちが出席した。「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」で共演した親友ソン・ヘギョも登場し、注目を浴びた。ソン・ヘギョは個人SNSに「ジヨン、招待してくれてありがとう」と舞台挨拶現場での記念ショットを掲載した。

イム・ジヨンは「映画を観て(私たちの映画にたくさん登場する)ウイスキーが飲みたくなって、打ち上げでもたくさん飲んで顔がむくみました。朝4時に家に帰って、インタビューの場に出席しました」とし、「様々な方々にもたくさん褒めてもらって、先輩たちもそうだし、監督も私たちの映画についてたくさん褒めてくれました」と笑顔を見せた。

続いて、ソン・ヘギョについて「舞台挨拶で忙しく、会えないかもしれないと思ったようで、直接手書きの手紙を書いてくれて、花もくれました」とし、「感動し過ぎて手書きの手紙を見た瞬間、じーんと来ました」と語った。

また、イム・ジヨンは「打ち上げの後、家に帰ってから手書きの手紙を読んだんですけど、『ジヨン、顔を見られずに帰ることになりそうなので、手紙で残すよ。いつも輝いているジヨンは、スクリーンでも同じように輝いているね』と書かれていました」とし、「このように先輩たちの応援が大きくて、私が終わるまで待ってくれて、最終的に会えたんです。『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』のメンバーたちがみんな来て、挨拶しておしゃべりして写真も撮りました」とし、変わらぬ友情をアピールした。

韓国芸術総合学校(韓芸総)在学時代、「韓芸総のチョン・ドヨン」と呼ばれたイム・ジヨンは、「リボルバー」に助演として出演したが、「もちろん、登場シーンがもっと多ければいいですが、それよりも『無頼漢 渇いた罪』のファンなんです。チョン・ドヨン先輩とオ・スンウク監督の調和だなんて。それだけでも参加する理由は十分だったんです。お2人と一緒に作業したかったし、彼らの雰囲気を現場で感じてみたかったです。後輩として学びたいという気持ちも大きかったです」と出演の理由を語った。

“韓芸総のチョン・ドヨン”について、「撮影前に『ユ・クイズ ON THE BLOCK(以下「ユ・クイズ」)』に出演し、私が韓芸総に通っていた時代について少し言及しました。放送の後、『先輩としては嬉しくないのかな?』と思いました」とし、「映画の現場で『ユ・クイズ、観たんですか?』と尋ねたところ、観ていないとのことでした。直接言われてはいませんが、嬉しく思ってくださっていると思います。現場ではキャラクターのハ・スヨンに集中して、ハ・スヨンとして見る視線が必要だったので、先輩にファンとして近づくことができませんでした。最近はさらに好きになった気持ちを隠さず“ハート”を送っています」と話した。

続けて「韓芸総のチョン・ドヨンのタイトルは否定しません。“錦湖洞(クムホドン)のチョン・ドヨン”もあります(笑)。ただ、学生時代に先輩がカンヌに行った時、ものすごいオーラを目の当たりにして…私は学生時代に学内の自主映画に出演していました。『私はチョン・ドヨンだ!韓芸総の女王だ!』と言いながら、学びたかったし、そうなりたい気持ちで、話をしていた時期もありました。先輩と同じ作品で共演できることがあまりにも光栄なことなので、そんな話をしました」と笑顔を見せた。

「チョン・ドヨン先輩と同じ作品で出演することは感慨深いです」と感謝の言葉を述べ、「とても幸せだったんです。学ぶことが多いし、演技を見て憧れ、そのようになりたいと思っていた大先輩と、対等な人間として現場にいられること自体嬉しかったです」と話した。

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イム・ジヨンは、5歳下のイ・ドヒョンと「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」を通じて知り合い、恋人関係に発展した。昨年4月1日、熱愛説が報じられると、クールに事実を認め公開熱愛を始めたが、同年8月にイ・ドヒョンが入隊してしばらく遠距離での交際が続いている。入隊中のイ・ドヒョンは、今年5月に開かれた「第60回百想(ペクサン)芸術大賞」の授賞式に出席し、映画「破墓/パミョ」で新人男優賞を受賞。観客席に座っている恋人のイム・ジヨンに「ジヨン、本当にありがとう」と愛情を示して話題を集めた。

この日、イム・ジヨンは恋人のイ・ドヒョンに関する質問に対し率直に答えた。彼氏を待つのはどうかという質問に「大丈夫です」と答え、「百想の時に会ったんですけど、お互いに応援と称賛することを大切にしていこうという話もしました。(軍隊で)元気に過ごしてほしいです」と話した。「シヨン、ありがとう」というコメントについては、「その時、私はプレゼンターとして舞台裏にいたので聞けなかったんですど、受賞を喜んでくれました」と語った。

女優として公開恋愛が負担にならないか、と尋ねると、「(パパラッチにデートの写真が)撮られたので、しょうがないんです」と答えて周囲を爆笑させた。

イム・ジヨンは「同じ俳優同士なので、良い影響を受けています。お互いに応援し合い、仕事に関してはあまり関与しないんですけど、本当に応援しています。彼の存在に感謝しています」と愛情を示した。

彼女は過去の未熟だった演技を振り返りながら、常に成長するために努力しているという。「多くの俳優たちが昔の作品を観られないと思いますが、私はよく観る方です。未熟で下手だったんです。社会性にも欠けて現場に馴染む方法もわからなくて……若くしてデビューしたので、演技がしたい反面現場に馴染む方法がわからなかったんです」と打ち明けた。

イム・ジヨンは「リボルバー」で自身の殻を割ったとし、「今の自分の魅力は、彫刻されていない、きれい過ぎないなのが魅力だと思います。ヘギョ姉さんはとてもきれいです。私は絵に描いたようなきれいな顔じゃないので、様々な色の顔があるように思います(笑)。私はすごく優しそうに見える時も、すごく悪人に見える時もあります。時には馬鹿みたいで、男のようなところもあります。声のトーンも自分だけの様々な声が出せるので、俳優としてはすごい長所だと思います」と語った。

また、「行きつく暇もなく、ずっと演技を続けていきたいです。休んでいる時も、さらなる演技を学びながら時間を過ごしています。今まで長く仕事を続けていますが、まだ演じることを休みたいとは思っていません」と付け加えた。

記者 : ハ・スジョン