超新星「先入観を捨てて音楽を聴いてください」
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日韓同時発売されたアルバム「Stupid Love」で1年半ぶりに活動再開
「やっと少しはアーティストらしくなった感じがします。前よりは恥ずかしがらずに“僕たちのアルバムだ”と話せるようになりました」1年半ぶりの復帰だ。2010年「クリウンナレ‐キミに会いたくて‐」で久しぶりに韓国で活動した後、2011年には日本でのコンサートと個人的な活動に精進した超新星(グァンス、ソンモ、ユナク、ソンジェ、ゴニル、ジヒョク)が、韓国と日本で同時発売した新アルバム「Stupid Love」で帰ってきた。その間リーダーのユナクは入隊し、超新星は5人組で活動することになった。
「ユナクの入隊後、5人が初めて出すアルバムなので、特別な意味があると思います。ユナクの空席を埋めるためにもっと頑張らなきゃと思いました。アルバム発売前、ユナクに歌を聞かせたけど、今回ゴニルが初めてヴォーカルに参加しましたね。“よくやった”と褒めてくれたし、たくさん励まされました」とソンジェは話した。
3週間の活動を終え、5月には日本ツアーを開始
タイトル曲「Stupid Love」は、勇敢な兄弟の曲で、英国で始まったエレクトロニック・ダンス・ミュージックの一種であるダブステップを加えた。超新星は「20代半ばという若さから出るエネルギーを見せたかった。男らしさをアピールしたくてタイトル曲を選んだ」と伝えた。力を抜いた、余裕のある状態からも、そこはかとなく感じられる魅力を強調した。超新星は今回のアルバムに自分たちのアイデアをそのまま盛り込んだと言う。「直接曲を作ったわけではないけど、コンセプトの会議から衣装、ダンス等を決める過程に全部参加し、アイデアをたくさん出した」と語る。アルバムだが、自分たちの思いをたくさん込めたので、さらに愛着がわいたという。
最近の音楽業界には1年に何枚ものシングル、ミニアルバムを発売する傾向がある。“活動から遠ざかれば忘れられる”ということが定説になりつつある。しかし、超新星の韓国での活動はたったの3週間に過ぎない。5月から日本ツアーに突入するため、短い期間の活動となってしまう。超新星は「短い間しか活動できないのは残念だけど、それでも僕たちの存在感をアピールするきっかけになってほしい。次のアルバムはもう少し早めに出せると思う。すでに数曲を頂いて準備しておいた」と語った。
2007年にデビューし、いつの間にかデビュー6年目を迎えただけに、後輩歌手も多くなったはずだ。1年以上経って尋ねた音楽番組の控え室には見慣れない顔がいっぱいだった。超新星は「確かに後輩だけど、見慣れない顔が多い。今出てくる年の若い歌手は僕たちのことを知らないはずだ。僕たちがあまり活動しなかったこともあるし」と言った。
日本で愛される秘訣は「粘り強さ」
前だけを見て走った。今ならK-POPブームに支えられるだろうが、彼らが日本に渡った頃には、白紙の状態から始めなければならなかった。小雨で服が濡れるように自然と溶け込むことが一番恐ろしいはずだ。超新星は、日本で着実にアルバムを出しながら大衆の前に立ち、近所のお兄さんのような親近感をアピールした。日本語の勉強は基本で、日本全域を回りながら握手会を開き、公演も続けた。彼らが日本で定着できた秘訣は、“粘り強さ”だった。韓国でも頑張っているところを見せたい言う超新星。「Stupid Love」を通じて“第2の跳躍”をしたいと付け加えた。「前まではリリースする度に1位を目指していたが、今回は“順位にこだわるのはやめよう”と思った。ただ、韓国の人たちに、日本でここまで頑張ってたんだといことうくらいは分かってほしい」と言った。また、「先入観を捨てて僕たちの音楽を聴いてみてほしい」という要請も忘れなかった。
記者 : イ・ジョンミン、イ・オンヒョク、写真:イ・ジョンミン