KARA、キュート&セクシーで1万人が“熱狂”…日本列島を沸かす

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アジアツアーを行っているKARAが、爽やかでハツラツなパフォーマンスで1万人の日本ファンを魅了した。

KARAは14日午後6時、横浜アリーナで行われた「KARA 1st JAPAN TOUR 2012『KARASIA』」でキレのあるダンス、パフォーマンス、ライブなどグループとソロステージを披露し、2時間にわたるコンサートをヒートアップさせた。

ニコルが足首をケガして、KARAのメンバーと一緒にパフォーマンスを披露することが難しく、ギュリも声帯結節によりコンディションの乱れが予想されたが、彼女たちの努力のおかげで日本初となるツアーを成功させた。特に、ニコルとギュリのプロ意識が素晴らしかった。

韓国でのコンサートで「STEP」「Jumping」で華麗なる幕を開けたKARAは、日本で発売したシングル「スピードアップ」「ドリーミングガール」で、日本でのコンサートをスタートさせた。KARAは今回のコンサートで日本ファンの好みとツアーの意向を考慮して選曲した。

3曲連続で歌ったKARAは「こんにちは。私たちはKARAです。お会いできて嬉しいです。いよいよKARASIAの日本ツアーが始まりました。こんなに大きな会場でコンサートが出来るということに緊張していますし、心配もあります。ですが、皆さんに早く会いたいという気持ちで、胸がいっぱいでもあります。オープニング曲として私たちの新曲『スピードアップ』と2thシングル『Jumping』と『ドリーミングガール』を歌いました」と挨拶した。

彼女たちは「コンサートのとき、必ずやってみたいことがありました。それは、ペンライトを一斉に点けて消すことです」とし、「私たちの掛け声に合わせてペンライトを点けてください」とリクエストした。暗転した状態で、KARAの掛け声にあわせて1万人のファンは一斉にペンライトを点滅させ、コンサートの成功を予感させた。

続いてKARAは「Umbrella」「ガールズパワー」「Pretty Girl」を披露した。「Umbrella」では、緑、黄色、ピンク、赤などビビッドカラーの衣装に着替えたKARAの可愛さが印象的で、「ガールズパワー」と「Pretty Girl」では特別に制作されたトレーラーを使い、コンサート会場を回った。

ソロステージは華麗さとセクシーさを極めたステージだった。

ニコルは男性ダンサーと一緒に踊り、客席のファンをステージに上げた。ニコルは観客を誘惑しながら、セクシーなステージを演出した。ジヨンのステージは静かな雰囲気だった。ジヨンはこれまで磨いてきたギターの腕前を披露し、ソロ曲「Wanna do」を熱唱した。ハラは白い気球に乗って天上から「シークレットラブ」をセクシーに歌い上げた。ギュリは「daydream」を歌いながら情熱的なタンゴを踊り、スンヨンはマリオネットに変身し「guilty」を熱唱した。

その後も、KARAの息の合ったダンスが続いた。

KARAは「Lupin」「STEP」「Let it Go」を歌い、華麗なパフォーマンスで観客の声援に応えた。特に、「Honey」では、観客と一つとなり、一体感溢れるステージを作った。

ステージに上がった観客は、KARAが「Honey」を歌う間、5つのミッションをクリアすることで賞品をもらうことができた。KARAが提示したミッションは難しいものではなかった。ステージに上がった観客は緊張でミスを連発したが、5つのミッションをクリアし、KARAとその場で写真撮影をした。

バラード曲「私の心をこめて」を歌うギュリは涙ぐんだ。ニコルも目頭を赤くした。ファンの応援のおかげでKARAが、韓国と日本で大きな人気を得られることができたことに対し、感謝の気持ちを伝える涙だった。

KARAのコンサートは最後まで情熱的な進行を見せた。

KARAは「GO GO サマー!」「ジェットコースターラブ」「ミスター」「ガールズ ビー アンビシャス!」を歌い、ホットなステージを披露し「SOS」「ROCK YOU」を歌い、2時間あまりのコンサートを成功に導いた。

KARAのコンサート以降、ファンの反響も熱かった。アンバイ(22)さんは下半身が麻痺した障がい者を持つ観客であったが、コンサートが感動的だったと話した。彼は「インターネットを通じてKARAの音楽を聞き、そこからKARAが好きになった。今回のコンサートを楽しみにしていたが、内容がすごく良くて、大変盛り上がった」と話した。

マスダ(17)さんは「日本ツアー初日なのに、すごいコンサートだった。特にニコルのファンで、彼女のダンスが大好き。今回、ニコルが足を負傷して、一緒にコンサートを楽しめなかったのは少し複雑な気持ちだ。しかし、本人の健康が一番なので、最後まで応援したい」と伝えた。40~50代ファンの応援も相次いだ。マツウラ(40)さんは「皆が一緒に最高のステージを作ったようで、なにより。特に『GO GO サマー!』のときが一番盛り上がったと思う。日本デビューと同時にKARAが好きだったが、今まで見てきたコンサートの中で、今回のが一番良かった」と評価した。ウチ(56)さんは、今回のコンサートに視覚障害のある妻と一緒に参加した。彼は「妻は目が見えない障がい者だ。姪っ子が持ってるKARAのCDを聞いたのがきっかけで、一緒にKARAの曲を聞くようになった。今回のコンサートで妻は音と身体で音楽を感じた。見えなくても、身体ですべてを感じられるコンサートだった。心の傷を癒してくれる、いいパワーを持っているグループだと思い、KARAが好きだ」と感動的なコメントをした。

コンサート後、KARAのメンバーは「ベストを尽くして準備しましたが、初日だったので緊張して、ミスもありました。それぞれミスした部分に対してよく分かっているし、残念がっています。次の公演からは小さなミスもないように、徹底的に準備しなきゃと思いました」と自己評価した。

また、KARAは「ステージに上がるまでかなり緊張しましたが、コンサートが進むにつれて緊張もほぐれてきて、コンサートを楽しめるようになりました。会場を埋めつくしてくださった観客の皆さんが応援してくれて、反応してくれたので、2時間あまりのコンサート時間があっという間に過ぎていきました。終わってみれば幸せな気持ちも、少し寂しい気持ちもあります。ですが、次のコンサートがあるだけに、早く緊張を取り戻して、良いコンサートができるよう徹底して準備します」と次のコンサートを約束した。

KARAは横浜コンサートを皮切りに名古屋、大阪、福岡、東京など計12回公演、13万人が参加するツアーを順次開催する。

記者 : カン・スンフン