ヒョンビンは国に忠誠、ファンはボランティア…“ヒョンビンの名で”奉仕活動をするファンたち

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「私たち(キム・ギョンヒ、キム・ヒソン)は、ヒョンビンさんが軍隊に行ってから運営スタッフになりました。そこでヒョンビンさんに何をしてあげればいいか色々考えましたが、部隊に何かを送ったりするのではなく、ボランティア活動をたくさんする方針に決めました」

ファンのスターへの愛情。ファンクラブではスターを応援する方法として、そのスターが撮影に入れば、おやつやスタッフと一緒に食べられるお弁当を用意する場合がよくある。スターの誕生日には、ファンミーティングを開催して、誕生日パーティーイベントを行う場合もある。

しかし、軍に入隊したスターとなると……。国防の義務を果たして、2年間は公式的な芸能活動ができない状況だ。そのような場合、ファンクラブはどんな方法でスターを応援するのだろうか。

単純に考えると、軍隊の中では食べられない食べ物をスターにたくさん贈り、同期らと一緒にそれを食べながら、のびのびと軍生活が送れるようにしてあげたいものだ。しかし、ヒョンビンのファンクラブ「THE SPACE」はまったく違った。ヒョンビンの名前で寄付をし、スターの価値を高めていた。

去年9月25日、ヒョンビンの誕生日には、公式ファンクラグ「THE SPACE」と2つの他のファンサイトが連合して、ユニセフ誕生日寄付に参加した。海外のファンも後でそのことを知って寄付に参加した。また、誕生日記念映像会では、愛のパンを配って募金をしNGO団体「ワールドビジョン」に送った。

「THE SPACE」では、「緑の傘子ども財団」と「ワールドビジョン」に毎月一定額を寄付している。このような金銭的な寄付以外に、直接ボランティア活動にも参加している。「THE SPACE」運営者キム・ギョンヒさんはこう話す。

「毎月ボランティア活動をしています。保健福祉部から紹介された1004地域社会奉仕団体に登録し、毎月10人から15人程、ヒョンビンのファンが定期的に障がい者のための職業リハビリセンターで環境美化をしています。また、センター内のベーカリーでクッキーの包装や、一人暮らしの高齢者のためのキムチ作りや敬老食堂での奉仕活動もしています」

この冬には、NGO団体「セーブ・ザ・チルドレン」による低体温症の子どものための「手編み帽子キャンペーン・シーズン5」に「THE SPACE」の会員が参加した。380個の帽子を編んで送ったという。このように、ファンクラグの会員がヒョンビンが軍隊にいる間、ボランティアや寄付に参加している理由は何だろうか。

「軍生活をしているのに、この人が芸能人だと思わせるようなことをするのは、かえってプレッシャーになると思いました。それよりは、もっと有意義で価値のあることとして、周囲に関心を持つことに力を入れることにしました」(キム・ギョンヒ)

ヒョンビンが軍隊にいる間、ファンもヒョンビンをドラマや映画では見られない。熱心にモニタリングやレビューをしたり、おやつを贈ることはできない。そのかわり、その時間を周囲に目を配ることに使い、そうやって始めたボランティア活動は、もう彼らの暮らしに欠かせない大切な時間になっていた。

「THE SPACE」の共同運営陣のキム・ヒソンさんは、「実は奉仕活動をしていると、とても充実感があります。1004地域社会奉仕団体に登録すると、私たちがどこで何時間活動をしたかを確認できます。奉仕証ももらえて、個人的にとても嬉しくて充実感を得られます」と感想を述べた。

「掃除をして、パンやクッキーを包装する位ですが、気持ちよく会員と会っておしゃべりもする時間が、今はとても大切に思えるんです。また、同じスターが好きだという共通点もあるので、より楽しく会話をしながら、奉仕活動ももっと楽しくなると思います」(キム・ヒソン)

記者 : イ・ジョンミン、チョ・ギョンイ、写真:イ・ジョンミン