コン・ヒョジンが語る「人生と愛の4つのノウハウ」

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写真=イ・ジョンミン
ハ・ジョンウとコン・ヒョジン主演の映画「ラブフィクション」が公開5日で観客数100万人を突破し、映画「悪いやつら」を抜いて、興行成績1位となった。

「ラブフィクション」には、恋愛の達人ヒジン(コン・ヒョジン)と、恋愛下手の小説家ク・ジュウォル(ハ・ジョンウ)が登場する。ヒジンはウブな小説家を爽やかな笑顔で揺さぶり恋愛を始め、彼の心を奪いとってしまう。そして例によって、男は少しずつ嫌気がさし、苛立ちばかりがつのる時期になる。ヒジンは、「後悔しても遅いから」と言って、忽然と去って行く。

映画の中で、コン・ヒョジンは、“クール”に振る舞うことに執着せず男に一発食らわせて、恋愛の達人として究極の演技を披露した。別れた後アラスカに行き、そこでまたク・ジュウォルを呼び立てる。そんな状況でも愛しい涙を流しながら抱きつくのではなく、「あなた、なんでここにいるの?」と言いながら、乗っていた自転車をこいで、そのまま行ってしまう女である。

実際に、俳優のリュ・スンボムと長く付き合っているコン・ヒョジンに、恋愛の達人になるノウハウを聞いた。駆け引きの達人ヒジンのキャラクターを研究しながらも、たくさんのノウハウを学んだのではないだろうか。コン・ヒョジンから聞く恋愛のノウハウに耳を傾けてみたい。

写真=イ・ジョンミン

【ノウハウ 1】 ペースコントロール……最初から沸き立たせない

コン・ヒョジンは、恋愛においてペースコントロールが何より大事だと話した。最初から燃え上がると、後になって沸かすお湯がなくなるとのこと。

「愛は、温度あるいは量を適切に調整して、効率的に出す必要があるように思います。あまりにも早く沸騰させると、全部蒸発してしまいます。じっくり長く沸かすことが重要です。あまりにも早く感情を注ぎ込んでしまうと、すぐ虚しくなって、相手にも期待するところがなくなります。釣った魚に餌はやらないのと同じように、知り尽くしてしまうと、思いやりがなくなって、短所が目立つような気がします。愛をあげる時は、ゆっくりあげたほうがいいと思います。全部を見せると、すぐ互いを把握してしまうから、すぐ冷めると思います。だから短期間で振られたり、相手に嫌気がさすようになる。一気に見せきるのではなくて、もう少しゆっくり恋愛をして、恋人に発展していく過程をなるべくゆっくり進めた方がいいと思います。男女関係ではペースコントロールが重要です」

写真=イ・ジョンミン

【ノウハウ 2】 「あなたは変わらないね」枯れない泉のように見せる

コン・ヒョジンは、恋愛においても、またこのジャングルのような社会においても、生き残るためには常に自ら成長するようアドバイスする。いつも同じだと、恋愛でも社会生活でも魅力的には見えないと。

「自分という人間がジャングルで生き残るためには、常に成長を続けなければいけないと思います。いつも同じ場所にいるのではなく、リフレッシュし続けるのが大事です。『あなたは変わらないね』という話、変わらずいい人でいるのはいいことですけど、『いつも同じだね』というのはよくないと思います。今のような競争社会で、変わりなく同じということではなく、常に自分を成長させる必要があると思います。外見を綺麗にするということではなく、自ら発展して成長していくことが大事だと思います。それが友人関係や会社そして恋愛においても、歓迎される第一の条件ではないかと思います」

また、コン・ヒョジンは、自分の短所について、「私は元々こうよ」と言ってしまうのではなく、自ら“補完”していかなければならないとアドバイスする。

「誰より本人が自分自身について一番良く知っているでしょう。自分の短所も一番良く知っているはずです。それを直さず失敗を繰り返すのではなく、自らを振り返って判断しながら、短所を補っていくことが大事です。自分を振り返る時間をたくさん持つことが重要です」

写真=イ・ジョンミン

【ノウハウ 3】 高度な心理戦「私が悪かった。私が至らなかった」

コン・ヒョジンは、過去の自分について、とても頑固でストレートな人だったと話した。違うと思ったことについては絶対に妥協せず説得されることもなかったという。しかし、「ミスにんじん」(2008)以降、それさえも全部自分の欲だったと知り、人との関係においてまず自分を低くすることがより効率のいいことだと分かったという。

「実は、私は頑固で負けず嫌いでした。両親にも弟にもさんざん言われました。彼氏にも昔はそうだったと思います。けど、時間が経って、4年前に気づいた事は、会話のポイント、仲直りのポイントを早く把握してそれを受け入れてあげる事がよりいい方法だということです。相手が怒りながら話していることを、最後まで聞いてあげようと努力しています。そして、人との関係においても、こっちから『あ、そうですね』『私のほうが悪かった……。私が至らなかった』と言えば、相手がもっと謝って、角を折るんです。高度な心理戦なんですけど、そうすると、相手も自分も傷つけることなく、意地をはらなくなります」

写真=イ・ジョンミン

【ノウハウ 4】 ケンカする時は、しつこく食い下がらない

実は容易ではない4番目のノウハウ。恋人と喧嘩する時に最後まで責め立てて、自分が間違ったと、謝ってほしいものだ。でも、そんな気持ちになるほど、「最後まで言ってはいけない」というのがコン・ヒョジンの恋愛ノウハウである。

「喧嘩する時に、みんな最後まで折れず、すぐイエスかノーか決めたがります。しかし、そのようにしつこく食い下がるのは、互いを傷つけることになると思います。時間が経った後で、心が落ち着いてきたら、興奮していない状況で話し合った方がいいと思います。『私が怒っているから、あなたも血を流さなきゃ』などと思えば、互いを傷つけるだけで、解決策にはなりません。怒っている時に話をすると、本質から10段コンボで拡大するような気がします。そんな時は“パス”して怒っていない時に話すのが、峠を越える方法だと思います。私もそうしようと努力するタイプです」

イ・ジョンミン

記者 : イ・ジョンミン、チョ・ギョンイ