JYJ、情熱的な音楽とパフォーマンスで南米ファンを熱狂させる

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写真=C-JES ENTERTAINMENT
アイドルグループJYJが、9日の午後9時(現地時間)、チリのサンティアゴにあるTEATRO CAUPOLICAN(テアトロ・コンポリカン)で開かれたワールドツアーチリ公演で、各国から集まったおよそ3000人の南米のファンを音楽とパフォーマンスで熱狂させ、約2時間のコンサートを成功させた。

この日の公演でJYJはリミックスバージョンを含む計15曲を披露。JYJは南米のファンよりも熱い情熱と感性でファンを興奮させた。

JYJはオープニングとして1stアルバム「The Beginning」の収録曲「Empty」を歌い上げ、ファンとともに「Let it go」と叫んだ。赤い衣装を着たJYJは6人のダンサーとパフォーマンスを披露し、アリーナの観客はペンライトを振ってJYJの歌を合唱した。

続いて流されたインタビュー映像でJYJは「チリにはぜひ一度行ってみたいと思っていたけれど、こうやって夢が叶ってとても嬉しい。素敵なステージを披露できるように努力する」と誓った。

「トークボックス」のコーナーでも、JYJはチリのファンに会えて嬉しいと終始笑顔だった。JYJはスペイン語で「Hola(こんにちは)」と挨拶し、それぞれライブに臨む姿勢や感想を述べた。

ジュンスは「最高のステージを見せるために頑張る」と意気込みを告げた。

ジェジュンが「南米に来て、チリのファンに会えて嬉しい。長い時間待ってくれたファンの気持ちに応えるために努力する」と、ファンに感謝を伝え、反響を呼んだ。

そしてユチョンは「遠くチリまで来たが、反響が良い。素敵な思い出を作ろう」と感想とともにファンに呼びかけた。

トークの途中、ユチョンがマイクを確認するために、ステージからしばらく姿を消していた。そしてステージに戻ってくると、ひょうきんなジェジュンは「(ユチョンがいない間に)僕はチリのファンに愛嬌たっぷりのお尻ダンスを見せた。ファンはユチョンのダンスも見たいと言っているから、少し見せてほしい」と話し、しばらく焦っていたユチョンはキュートなお尻ダンスでファンの声援に応えた。また、ジュンスはキュートなお尻ダンスとともに最後はセクシーなウェーブダンスを披露し、3000人のファンは一斉に「La Colita(お尻を振って)」と連呼して熱い声援を送った。

華麗なステージが続いた。JYJは2曲目に「Pierrot」を披露した。ダンサーがピエロの格好をして登場し、歌に合わせて切れの良いダンスを見せた。また、JYJはチリのファンのために「Ayyy Girl」と「Be My Girl」をリミックスバージョンで披露し、原曲とはまた違ったイメージを与えた。

ソロステージも印象的だった。

ユチョンは二人の女性ダンサーと「I Love You」を歌い、セクシーなステージを披露した。ジェジュンはドラマ「ボスを守れ」のサウンドトラック「守ってあげる」を、その美声で歌い上げた。ジュンスはチリの現地プロモーターから特別に要請があったという「Intoxication」を披露した。この曲は日本で発売されたジュンスのソロ曲であるが、チリのファンからも高い人気があり、特別に選曲したという。

ソロステージはドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」の主題歌「見つけた」を3人で熱唱してステージを終えた。

衣装の着替えのために流されていた映像には、JYJのチリ入国の場面や中心街をバスで移動しながら観光を楽しむ姿、街を歩いている3人の姿が盛り込まれていた。

その後JYJは「I.D.S-Be the one」のリミックスバージョン「Mission」「In Heaven」を歌い上げ、コンサートを終えた。

ライブのフィナーレを前にジュンスは「幼い頃から、世界の地図を見るのが好きだった。韓国と正反対にあるチリに行ってみたいと思っていたけれど、こうして夢が叶った。皆さんの溢れるエネルギーのおかげで、とても幸せだった」と感想を述べた。

ユチョンは「JYJがチリに来られたことも不思議だし、南米の皆さんが僕たちのことを知っていて応援してくださっているのがとても不思議で嬉しい。これからのワールドツアーに、チリは欠かせないだろう。YouTubeを通じて南米のファンが送ってくださった応援に感謝している。JYJのメンバーの誕生日を覚えていてくれたり、クリスマスのスペシャル動画を上げてくれたり。ありがとう。ベサメムーチョ(Besame mucho:スペイン語で「たくさんキスをして」の意味)」と話し、熱い反響を得た。

ジェジュンは「チリにもJYJの大ファンがいるということを忘れない。チリで素敵な思い出ができた。嬉しい」と感想を述べた。

JYJはアンコールとして「Get Out」「Empty」2曲のリミックスバージョンを披露し、2時間あまりのコンサートを終えた。

コンサート中、チリのファン3人が失神し病院に運ばれたが、大きな事故は発生することなく、公演は無事に幕を下ろした。ライブを見るために100人以上のファンが4~5日前から会場の前で徹夜をしたり、チリだけでなくアルゼンチンやペルー、メキシコ、ブラジル、スペインのファンが駆けつけてJYJのコンサートに熱狂した。

彼らに言葉は問題ではなかった。南米のファンは韓国語を学び、JYJの歌を一緒に歌っていた。JYJは音楽で世界が一つになれるという成果を手にして、次の公演先であるペルーに向かった。

JYJはチリ公演に続いて11日にペルー、リマのExplanada Sur del Estadio Monumental(エクスプレナダ・ス・デル・エスタディオ・モニュメンタル競技場)でコンサートを開催した。

記者 : カン・スンフン