「高麗契丹戦争」キム・ドンジュン、形勢逆転に成功【ネタバレあり】

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写真=KBS 2TV「高麗契丹戦争」放送画面キャプチャー
顕宗(キム・ドンジュン)が熾烈な権力闘争の末、形勢逆転に成功した。

韓国で25日に放送されたKBS 2TV大河ドラマ「高麗契丹戦争」第28話では、顕宗がチェ・ジル(チュ・ソクテ)、パク・ジン(イ・ジェヨン)など、反乱軍との緊迫した死闘の末、政変を鎮圧した。視聴率調査会社ニールセン・コリアによると、第28話の視聴率は12.7%で、2週連続で自己最高視聴率を更新したのはもちろん、同時間帯に放送された週末ドラマの中で1位を記録した。

この日の放送で、皇帝の教書を受け取ったユ・バン(チョン・ホビン)は、逆徒たちを処断するために秘密裏に動いた。彼は将軍たちに最も信頼できる兵士たちで各100人ずつ準備するよう命じ、皇帝が西京に到着するのを待った。

反逆の主導者たちとともに鴨緑江に向かった顕宗は、権力に心酔しているチェ・ジルを刺激し、開京の逆徒たちを一ヶ所に呼び集めることにした。しかし、すでに皇帝の本音を見抜いたパク・ジンは、チェ・ジルに「僕たちを一度に殺すつもりなんです。おそらく西京で行うでしょう。おそらく彼(都兵馬使)に僕たちを皆殺せと命じたはずです」と警告した。

パク・ジンは、都兵馬使にすべての兵士を率いて通州城に向かうようにと書かれた皇帝の偽の教書を準備するなど、徹底した姿で見る人々を驚かせた。

一方、反乱軍は西京にいるユ・バンに偽りの教書を差し出し、全兵力を率いて通州省に向かうよう命じた。イ・ジャリム(チョン・ジヌ)は皇帝を脅して手にした偽りの教書だと確信したが、ユ・バンは皇帝の教書を勝手に判断し始めれば、より大きなものを失うことになるとし、通州城に向かった。

親趙行列とともに西京城に到着した顕宗は、外部と遮断されたまま殿閣に留まった。逆徒たちを処断しようとした計画が水の泡になる危機に置かれると、イ・ジャリムは悩みに陥った。反乱軍の目を避けて無事に西京城に入ってきたチ・チェムン(ハン・ジェヨン)は、イ・ジャリムとともに作戦会議を始めた。

顕宗は高麗を発つ前、最後に仏様に会いたいと要請し、殿閣を抜け出して城内の寺院に向かった。そこでウォンソン(ハ・スンリ)に会った顕宗は、驚いた心を落ち着かせ、平然とお辞儀をし、緊張感を高めた。2人はお互いに初めて会ったかのように挨拶をした。ウォンソンは西京の楽工と踊り子たちの優れた腕前に言及し、顕宗に宴会を楽しむように耳打ちした。

ウォンソンの意味深な言葉を見抜いた顕宗は、チェ・ジルに「お酒を一杯飲みたい」と言って、宴会を開いてほしいと頼んだ。チェ・ジルは皇帝の突然の願いを受け入れ、西京の楽工たちと踊り子たちを呼んで、盛大な宴会を開くことにした。

反乱軍を騙すことに成功したイ・ジャリムは、逆徒たちを処断する最後の機会のために万全の準備をした。楽工たちの音楽と共に宴会が始まり、張り詰めた緊張感の中で顕宗は杯を傾ける兵士たちを見回りながら、時を待った。

宴会の雰囲気が盛り上がった頃、剣を持った踊り子たちが登場し、彼女たちは楽工たちの太鼓の音に合わせて絢爛たる剣舞を踊り始めた。同じ時刻、パク・ヨン(カン・ボンソン)は踊り子たちの間に兵士たちが混ざっているという事実を養父のパク・ジンに後になって告白し、パク・ジンは自分を裏切ったパク・ヨンの首を絞めて殺した。

放送の終盤に舞台に上がった顕宗は、「自分の中の憐憫にばかり縛られていては、皇帝の責務を果たすことができない。僕はもうこの高麗のためなら、喜んで刀を持つ強靭な君主になるつもりだ」と、逆徒たちを皆殺すように命じ、痛快なエンディングを披露した。

KBS 2TV大河ドラマ「高麗契丹戦争」第29話は、3月2日の午後9時15分に放送される。

記者 : カン・ダユン