イ・セヨンからキム・ユジョンまで、2024年の活躍に期待したい子役出身女優は?

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子役出身で、すでに演技力が認められている女優たちの活躍が際立った2023年。イ・セヨンからキム・ユジョン、キム・ソヒョン、チン・ジヒまで。2024年の活躍にも期待したい子役出身女優4人の最近の活動をまとめてみた。

写真=MBC「烈女パク氏契約結婚伝」
MBC、SBSで金土ドラマの競争を繰り広げたイ・セヨンとキム・ユジョン。揃って昨年下半期のゴールデンタイムを席巻した2人は、演技力と話題性を証明し、好評を博している。

1997年にデビューしたイ・セヨンは、「宮廷女官チャングムの誓い」「大王の夢」「王になった男」など様々な時代劇に出演し、作品の人気を後押しした。特に、韓国で2022年に放送終了した「赤い袖先」は最高視聴率17.4%を記録し、“期待を裏切らないイ・セヨンの時代劇”という修飾語を定着させた。そして、MBCドラマ「烈女パク氏契約結婚伝」は、すでに様々な時代劇で印象的な演技を披露してきたイ・セヨンの時代劇復帰作として、スタート前から注目を集めた。

MBCドラマ「烈女パク氏契約結婚伝」は、同名のウェブ漫画を原作とし、死を超えて2023年の大韓民国に到着した19世紀の欲望儒教ガールのパク・ヨヌ(イ・セヨン)と、21世紀の無感情のカン・テハ(ペ・イニョク)との契約結婚ストーリーを描いたドラマだ。恋愛ドラマのクリシェ(常套的なもの)を従うタイムスリップ作品だが、“ケミ(ケミストリー、相手との相性)の妖精”イ・セヨンの活躍がドラマを引っ張った。イ・セヨンはCoupang Playシリーズ「愛のあとにくるもの」で坂口健太郎と共演する予定で、日韓のラブストーリーに早くも期待が高まっている。

写真=StudioS、Binge Works
「烈女パク氏契約結婚伝」と共に激しい競争を繰り広げた「マイデーモン」のキム・ユジョンも印象的な活躍を繰り広げている。2003年にテレビ広告モデルとしてデビューした彼女は、子役時代を経て、「雲が描いた月明かり」「とにかくアツく掃除しろ! ~恋した彼は潔癖王子!?~」「コンビニのセッピョル」「ホン・チョンギ」などに出演し、爽やかな魅力をアピールしてきた。「ホン・チョンギ」以来、約2年ぶりにドラマに出演した彼女は、「マイデーモン」で財閥の礼譲ト・ドヒ役で出演し、放送前から殺伐としたビジュアルで注目を集めた。

ファンタジーと合わさったラブコメディジャンルのクリシェと共に、クールながら愛らしい魅力で“演技ショー”を繰り広げるキム・ユジョン。彼女とソン・ガンの圧倒的なケミストリーが、視聴者を楽しませた。

特にキム・ユジョンとソン・ガンのキスシーンは、公開1日で再生回数100万回を達成し、大反響を呼んだ。

写真=tvN「無駄なウソ-誰にも言えない秘密-」
6歳から多数のドラマに出演して、演技活動を始めたキム・ソヒョンは、2008年「伝説の故郷-子よ、青山に行こう」をはじめ「太陽を抱く月」「君の声が聞こえる」「君を守る恋~Who Are You~」など、印象的な演技力を見せ、女優としての存在感を高めていった。その後、「恋するアプリ Love Alarm」「ノクドゥ伝~花に降る月明り~」「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」など、主に清楚で端正なイメージを披露してきた彼女は、約2年ぶりの復帰作である「無駄なウソ-誰にも言えない秘密-」に出演した。

同作は、嘘が聞こえてときめきがない“ライアーハンター”モク・ソルヒ(キム・ソヒョン)と秘密を持つ“天才作曲家”キム・ドハ(ファン・ミンヒョン)が出会って繰り広げるラブコメディだ。

劇中、キム・ソヒョンは“演技アイドル”に急浮上したファン・ミンヒョン(NU'EST)と共演し、美男美女のビジュアルをアピールした。高視聴率を記録することはできなかったが、愉快でハツラツとしたモク・ソルヒ役でキム・ソヒョンの幅広い演技スペクトルに対する期待を高め、“女優キム・ソヒョンの新しい発見”という意味を持つ作品として記憶された。また彼女は韓国で今年下半期に放送される新ドラマ「グッドボーイ」でパク・ボゴムと共演する予定で、早くも期待が高まっている。

写真=MBN「完璧な結婚のお手本」
2003年にデビューした彼女は、子役時代から数々の作品で活躍した。特にシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「明日に向かってハイキック」に出演した彼女は、「パンクトンク」という流行語で人気を博し、「パンクトンク」というニックネームを得た。成人後、「ペントハウス」シリーズのユ・ジェニ役で印象的な演技を披露し、初の成人女性役は「完璧な結婚のお手本」で披露することになった。

劇中のチン・ジヒは、文字通り“完璧な演技のお手本”に近かった。劇中でチン・ジヒは姉のハン・イジュ(チョン・ユミン)の結婚相手であるソ・ドグク(ソンフン)を奪うために姉を潰そうと決意する人物を演じ、劇中の激しいキスシーン、禁断の愛、妊娠など、型破りなストーリーを披露した。舌を巻くような悪役演技に加え、人物の繊細な感情まで立体的に表現した彼女は、「パンクトンク」時代の子役のイメージを完全に脱ぎ捨てることに成功した。

ドラマの話題性では多少残念な部分があったが、素晴らしい演技力を披露したチン・ジヒは、成人女優として確かな印象を残し、彼女の次のチャプターを期待させた。

記者 : ユ・スヨン