「浪漫ドクター キム・サブ3」キム・ミンジェ“今年中に軍隊へ…ハン・ソッキュ先輩のユーモアに救われた”【ネタバレあり】

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=ニャムニャムエンターテインメント
俳優のキム・ミンジェが、「浪漫ドクター キム・サブ3」撮影終了の感想と共に、ファンに対する愛情を表した。

キム・ミンジェはソウル江南(カンナム)区新沙洞(シンサドン)にあるカフェで、OSENとSBS金土ドラマ「浪漫ドクター キム・サブ3」に関するインタビューを行った。キム・ミンジェは劇中、トルダム病院の看護師で、救急医学科のユン・アルム(ソ・ジュヨン)と交際しているパク・ウンタク役を演じた。

この日彼は、演技において重点を置いた点について、「やはりウンタクのトルダム病院での役割です」とし、「プロらしく成長した部分をお見せしたいと思いました。そして差別化されたところも見せるため、運動をしましたし、髪を短く切って、そういった変化を与えようと思いました。実は僕が1番焦点を当てたのは、トルダム病院の中に僕がいるということ、ロマンを持っている人が、長い時間が経ってもずっとそこにいる、それが1番大きな部分でした」と話した。

今シーズンでウンタクとアルムの恋愛を応援していたファンも多かったが、2人は突然の別れを迎えた。ファンの残念な反応を見たかという質問に「見ました。『少しだけ待っていてください』と思っていました。別れがあってこそ成長があるのですから。僕としては別れたくなかったですが、アルム先生の立場からしてみると理解はできますし、別れたくないと言えなかったのは、困惑している状況で何も言えなかったからだと解釈しました。最後のシーンが解決してくれたと思います」と伝えた。

特にウンタクとアルムのキスシーンは、美しく描かれファンから絶賛された。監督が気を遣ってくれたのかという質問に、「すごく気を遣ってくれました。それが最後のシーンだったのですが、5時間ほど撮影したんです。多くの方々が努力して一生懸命に撮影したキスシーンでした。最後のシーンというのもあったからか、時間が経つのも忘れて撮影しました」と答えた。

さらにキム・ミンジェは、シーズン3で建物が崩壊し、その中に埋もれるシーンもあった。外観から内部までほとんどを作って撮影し、CGもあったという。撮影で大変だった点はなかったのだろうか。彼は「大変でした。(アン・)ヒョソプ兄さんと中に入った時、ほこりもすごく多くかったですし、家でシャワーを浴びる時にも黒いものが出てきて、次の日にも出てきていました。でもヒョソプ兄さんと撮影しながら、2人で『こんなことができることに感謝している』と言って、すごく楽しく撮影しました。もちろん大変だったけれど、ポジティブな気持ちでやりました」と語った。

彼は作品を選ぶ基準にも言及した。彼は「文章を見て抱く感動と鳥肌が立った瞬間、僕をゾクゾクさせる瞬間。ドラマが伝えたいメッセージは何か、それが1番大きいと思います。キャラクターもそうですが、どんなメッセージを伝えたいのか、娯楽的な要素はお互いに作れるので、本質的なものが重要です」と話した。

「浪漫ドクター キム・サブ3」がキム・ミンジェに残したことについては、「『キム・サブ』は演技を始めた時に会った作品であり、演技に関することもたくさん学んだけれど、人生の生き方についてもたくさん学んだんです。そうして演技を始めて、シーズン3までやった時も相変わらず学ぶべきことが多かったですし、少し揺らいでいた自分を引き締めてくれる羅針盤になってくれたような感じでした。シーズン1、2、3いずれも演技的にも人生的にも、とても素晴らしい経験で、学ぶことが多い時間でした」と話した。

OST(挿入歌)にも参加した。「ありがとう、思い出になってくれて」に参加した感想を聞くと、「僕たちは歓迎しました。元々歌が上手でテンションが高い俳優たちだったので快諾しましたし、思い出を残すことができてよかったです。とても楽しく歌いました」とし、「久しぶりに歌ってみたら、ボーカルレッスンを受けたいと思いました。それでも最善を尽くして歌おうと努力しました」と明かした。

彼の歌を鑑賞できる機会があったが、残念ながら一度中止となった。これに先立ちキム・ミンジェは先月17日、ソウル同徳(トンドク)女子大学百周年記念館で「2023 キム・ミンジェ 1stファンミーティング<テレパシー:話したいこと、会いたい日>」を開催する予定だったが、キャンパスで起きた事故をうけ、公演を中止した。

これについてキム・ミンジェは、「当然そうしなければなりませんでした。ファンも理解してくれましたし、僕もそうするのが正しいと判断して中止を決めました。ファンミーティングだけを考えれば、本当に残念です。準備もしていましたし、絶対にやりたいと思っていました。こんなに一生懸命に準備したのは久しぶりだと思うほど一生懸命やりました」と話した。

続けて「中止になって、いろいろな方法を考えています。オンラインもできますし、生配信をしてみようかとも考えました。ファンミーティングをやりたい理由は、ファンの方々に会いたいからです。僕にとってファンは、ある瞬間、家族よりも力になることも多く、そのため会いたかったんです。なぜ僕のファンになったのか、聞いてみたいと思いました。そういうのが大事なので、娯楽的な要素は見れたらいいけれど、見られなくてもしょうがないものですから」と説明した。

どんなステージを準備したのかという質問に、「まず歌が4曲、ダンスが4曲でした。ピアノも2曲くらい弾いて。実は結構リストが多くて、コーラスもレコーディングして、歌も準備しました。こう話したらもっと残念になりますね。でも大丈夫です」とつけ加えた。一度は中止になったファンミーティングだったが、8月5日にソウォルアートホールにて行うことが最近発表された。

先立ってキム・ミンジェは、制作発表会で「ロマンドクター キム・サブ3」が20代最後の作品だと明かして軍入隊を知らせた。当時、ハン・ソッキュの言葉によって軍入隊の計画が知られた彼はこの日、「どのように伝えなければいいのか、方法を悩んでいました。軍隊に行くのは当然のことですから。いつ、どのように言わなければならないか悩んでいた時、先輩が愉快におっしゃってくれて、むしろよかったです。全員がびっくりしましたが、僕には愉快な瞬間でした。忘れられない瞬間でした」と話した。

彼は「僕は今年中に軍隊に行くので、作品はもうやらないつもりです。なのでこれが20代最後の作品になると思います。軍隊に行って帰ってきたら30歳になりますから」とし、「軍隊に行く前、海外旅行に行こうかと計画をしていて、1、2ヶ月くら行ければいいなとは思っていますが、どうなるかは分かりません」と明かした。

続いて「僕はアメリカに行きたいです。一度も行ったことがないんです。ニューヨークに行って、時間があればLAにも行ってというように、プランを考えています」とし「自由な時間ができたので、うまく使いたいと思っています」と話した。

最後にキム・ミンジェはドラマを愛してくれたファンに「『浪漫ドクター キム・サブ3』まで来られた理由は、視聴者の方々の声援のおかげであり、光栄な瞬間に3回も参加することができました。心から感謝しています。僕たちのドラマを愛してくださった方々に心から感謝申し上げます」と伝え、インタビューを締めくくった。

記者 : キム・チェヨン