※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
女優のパク・セヨンが、ケーブルチャンネルtvN「メンタルコーチ チェガル・ギル」(脚本：キム・バンディ、演出：ソン・ジョンヒョン）の放送終了の感想を伝えた。

劇中、パク・スンハ役を演じたパク・セヨンは、優しくて理性的なメンタルコーチとして自分自身と孤独な戦いをしている多くの人々を慰めた。

温かいメンタルコーチとして視聴者を魅了したパク・セヨンに、最も記憶に残っているシーンについて聞いた。彼女は「メンタルコーチとしてジス（キム・ユジョン）を抱きしめて『よくやった』と言ってあげるシーンが一番記憶に残っています。人は自分の感情や本当に望んでいることがあるにもかかわらず、結果や未来に対する“不安”と“恐れ”のせいで、我慢して生きていくことが多いですが、自分を信じて選択する人々に『よくやった』と慰めて励まし、応援するシーンだと思います。ですので個人的にもたくさん慰められましたし、苦しい世の中を耐えて生きていく人々にも良いメッセージになればと思います」と伝えた。

知的なメンタルコーチとして注目を集めたパク・セヨン。事件が展開されるにつれ、大きな変化に直面することになるパク・スンハを演じる時、最も気を遣った部分について聞いた。彼女は「実際に私と似ていると感じて共感した部分を引き出して、表現しようとしました。演技をしながら、むしろ私がパク・スンハに逆転された感じでした」と明かした。続けて「カウンセラーの役は人の内面の力を育てることだと思います。なのでカウンセラーのパク・スンハもパク・セヨンも、まず自分自身の内面の力を育てなければならないと思いましたし、実際に撮影する時もこの部分に最も気を遣いました」と答えた。

第15、16話の中でパク・セヨンの熱演が最も際立ったのは、チェガル・ギル（チョンウ）が危険にさらされている廃倉庫に向かって走っていくシーンだ。また、倒れているチェガル・ギルを抱いて「目を開けて、チェガル・ギルさん。しっかりして」と泣くシーンを演じる時はどんな気持ちだったのだろうか。彼女は「心から心配して、愛する気持ちでした。同時に自身が救えなかった10年前のことが思い浮かび、再びチェガル・ギルを失うのではないかと怖かったと思います」と明かした。

パク・セヨンは視聴者に心温まる慰めを与えたキャラクター、パク・スンハを見送りながら、多くの気持ちを感じていた。彼女は「相手がうまくいくことを心から願い、うまくいった時に祝って応援するのは、本当に難しいことだと思います。心から相手に拍手を送ることができるパク・スンハが格好良くて、良い人だと感じました」とキャラクターに対する愛情を表した。

また「今作は大変な時期を過ごしている多くの方々に、しばらく休んで自分自身を振り返らせるような作品です。私はこの作品を撮影している間、精神的に癒され、力をもらっていくような気がしました。心が苦しい時や力が出ない時、この作品が思い浮かぶのではないかと思います」と作品に対する真心を表した。

最後に作品を終えた感想を聞くと、「素敵な作品に参加することができて、本当に幸せでした。いつも一番大変なところで皆をフォローする監督が本当に格好よく見えましたし、とても感謝しています。また、それぞれの仕事に最善を尽くしながら、助け合う現場でしたし、いつも楽しくて愉快な現場だったので、その中でたくさん笑ってたくさん学ぶことができました」と伝えた。