MONSTA X キヒョン、デビュー7年目でソロデビュー!メンバー全員がMV撮影現場に「愛されているようです(笑)」

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MONSTA Xのキヒョンがデビュー7年目にして待望のソロデビュー。3月15日にリリースした1stシングル「VOYAGER」は、ロックなバンドサウンドと爽やかなボーカルが調和したタイトル曲「VOYAGER」イギリスのシンガーソングライターEthamが参加した楽曲「,(COMMA)」から、別れを雨になぞらえて表現した「RAIN」まで、多彩な魅力が収録されている。

MONSTA Xのメインボーカルとして構築してきた実力派のイメージをより強く印象付ける自信作をリリースしたキヒョンに、アルバムの聴きどころやプライベートまでを独占直撃!!

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――遂にソロデビューとなりますが、感想をお聞かせください。

キヒョン:デビュー7年目でこのようにソロデビューをすることができて、とてもうれしいです。多くのファンの方々が待っていてくださっていたと聞いていますので、遂に僕の音楽、MONSTA Xの僕とは違う音楽をお聞かせできることが感慨深いです。

――今までソロでやろうという計画はなかったのですか?

キヒョン:実は今までにも計画はあったのですが、MONSTA Xのチームの活動が忙しくて、時間がとれなかったんです。もちろん今回のソロの準備期間もチームのスケジュールはありましたが、その中でもほんの少しだけ時間ができたので、今が時期だと思ってやることが決まりました。

――MONSTA Xのメンバーからは、ソロ活動についてどんな言葉をかけられましたか?

キヒョン:ソロが決まったと伝えた時、初めはとても驚いていました。音楽を聞かせたら、みんなが「いいね」「きっとうまくいくよ」と温かい応援の言葉をたくさんかけてくれました。

――キヒョンさんの魅力にあふれた歌声は、ソウルフル、ブルージー、甘い、ハスキー、パワフルなど、さまざまな言葉で表現されますが、もし、ご自身が自分のボーカルの魅力を言葉で表すとしたらなんと表現しますか?

キヒョン:カメレオンです。もちろん僕自身のボーカルのカラーはあるのですが、どのジャンルの音楽でも似合うように変化できるカメレオンのようなボーカルになりたいと思っています。
 

メンバー全員がMV撮影に「愛されているようです(笑)」

――デビューシングル「VOYAGER」の収録曲「VOYAGER」「,(COMMA)」、「RAIN」は、全体的にロック色が濃い気がしますが、やはりキヒョンさんがロックをお好きだということが関連しているのでしょうか?

キヒョン:そうです!! 完全にそうです(笑)。

――レコーディング秘話をお聞かせください。

キヒョン:僕が普段から好きで楽しんで歌っているジャンルの曲ばかりなので、すごくスムーズにレコーディングを終えました。その中でも「,(COMMA)」は僕が作詞した曲だから愛着があるのですが、3曲の中で一番歌詞が多くて歌うのは一番難しかったです。タイトル曲の「VOYAGER」はポップなロックサウンドなので、すごく楽しかったですね。

――作詞された曲「,(COMMA)」は、どんな気持ちを込めて詩を書かれたのでしょうか?

キヒョン:実は本格的に作詞をするのは初めてだったのですが、自分の話を書いてみたかったんです。さらに、僕の話ではあるけれど、聴いている人が共感できるような曲。「こういう感情や経験が自分にもあった」と思ってもらえるような歌詞にしたいと考えて書きました。

――「RAIN」は、少し重みがある曲ですね。

キヒョン:3曲中、1番ディープで強い感じがする曲ですね。「VOYAGER」はポップなロックサウンドで、「,(COMMA)」は、歌詞はディープだけどサウンドは明るい感じ。「RAIN」はとてもディープで泣き叫ぶような雰囲気で、3曲の重心をつかむような曲です。だから一番感情を消耗してレコーディングをしました。

――タイトル曲「VOYAGER」のMVの撮影秘話をお聞かせください。

キヒョン:撮影した日がとても寒い日で、衣装も薄かったので寒さで苦労したのですが、メンバー全員が応援に来てくれたおかげでパワーをもらって気分よく撮影をしました。(兵役中の)ショヌ兄さんまで来てくれたんですよ!!

――メンバー全員はすごいですね。愛されているんですね。

キヒョン:そのようですね(笑)。

――「VOYAGER」には「あたかも映画の1シーンのよう」という歌詞が登場しますが、キヒョンさんはどんな映画のどんなシーンがこの歌詞に当てはまると思いますか?

キヒョン:「ハウルの動く城」でマルクルがドアを開けるたびに世界が変わるシーンです。歌詞ととても合っているし、その映像が僕の頭に残っていたようで、思い浮かびました。

――「VOYAGER」にちなみ、気ままな航海やバックパック旅行をするなら、どこに行きたいですか?

キヒョン:日本の郊外とか田舎町に行ってみたいです。東京や大阪、福岡などは新幹線で何度も行き来しましたが、YouTubeを見て郊外にも美しい場所がたくさんあることを知りました。森の中にある築50~60年経った古民家の映像を見たのですが、とてもきれいだったので「こんなところに行ってみたいな」と思いました。
 

「ONE OK ROCKの音楽が好き、いつかカバーしてみたい」

――これまでドラマ「彼女はキレイだった」「ショッピング王ルイ」「あやしいパートナー」「キム秘書はいったい、なぜ?」など、人気ドラマのOSTに参加されていますが、ドラマのOSTを歌う時ならではのこだわりはありますか?

キヒョン:まずは、あまり大げさにならないようにすることです。OSTはドラマに集中をさせるためのサポーター的な立場だと思っているので、ドラマの雰囲気に似合うように歌うことと、歌詞に集中して感情を込めることが重要だと考えています。

――自分が歌ったドラマのオンエアシーンを見ることはありますか?

キヒョン:ほとんどの作品を見ました。やはり自分の声が入っているドラマなので、自然と関心を持って見ますね。

――自分が歌った曲が流れる時、どんな気分ですか?

キヒョン:実はストーリーに集中してしまって、意外に気が付かないんですよ。後から「あっ、僕の曲が流れたんだ」ってなります(笑)。

――世界的なロックバンドImagine Dragonsの「Believer」とトム・グレナンの「Little Bit Of Love」をカバーされた映像を公開して、関係者やご本人からSNSを通じて反応がありましたが、その反応に対してどう思いましたか?

キヒョン:最初、僕自身はまったく知らなくて、ファンの皆さんが教えてくれて確認したんです。とても不思議だったし、うれしくて周囲の人たちに自慢しました(笑)。原曲を歌うアーティストや関係者から褒められることは、カバーする人にとっては最高の賛辞ではないかと思います。しかも有名なワールドスターの方々から認めていただけたのは本当に光栄でした。これからも時間があれば、いろんな曲をカバーしていきたいです。

――日本のアーティストの曲でカバーしてみたいと思う曲は?

キヒョン:ONE OK ROCKさんの音楽スタイルがとても好きなので「Broken Heart of Gold」をいつかカバーしてみたいです。
 

「ジュホンだけが“ポケモンパン”にハマっていて(笑)」

――I.Mさんと一緒にNAVER NOW.の見えるラジオ「深夜アイドル」のMCを務めていますが、とても楽しそうに番組をやっていることが伝わります。これまでの放送で印象深かった出来事を聞かせてください。

キヒョン:放送100回を迎えた時に、スタッフの方々やNAVER NOW.の他のホストの方々がビデオメッセージを寄せてくださったのですが、とても感動しました。god先輩とか、とても有名な方々もメッセージをくださったし、スタッフの方々も心からお祝いをしてくださったことに感動しました。

――親しくなったゲストの方はいますか?

キヒョン:親しくなったというほどではないですが、AB6IXのメンバーや、バンドのCRAXILVERの方々とは連絡先を交換しました。

――自分から交換しようと言うタイプですか?

キヒョン:僕は自分から言うほうですね。

――I.Mさんとのケミ(相性)を教えてください。

キヒョン:I.Mとはタイプが違うから相性がいいようです。僕はエナジーにあふれてピョンピョンと飛び跳ねる感じなのですが、落ち着いているI.Mがそれをうまくつかんでくれるから、いいケミが生まれるのだと思います。

――I.Mさんが不在で、ひとりで行った3月1日の放送では、ポケモンパンのシールの開封式をして、リザードンが出たことをジュホンさんに自慢していましたが、MONSTA Xの中でポケモンが流行っているのですか?

キヒョン:いや、ジュホンだけがポケモンパンにハマっています。リザードンが出ないというから自慢をするためにやったのですが、楽しかったですね(笑)。
 

おうち時間の過ごし方「料理はマメに、自分が食べたいものを」

――以前、Kstyleで「おうち時間」のインタビューをした時に、あまりにもハードなホームトレーニングの内容が大反響を呼んだのですが、今も続けていますか?

キヒョン:はい。最近も、今回のシングルのジャケット撮影のコンセプトで衣装の胸元を開けるカットがあったので、家で頑張って鍛えました。

――それ以外でおうち時間にやっていることは?

キヒョン:料理とゲームです。ゲームは、ミニョクさんとI.Mさんとコンピューターで「リーグ・オブ・レジェンド」をやっています。料理は本当にマメに作っていますよ。トックク(韓国風お雑煮)、ミヨクグク(わかめスープ)、マンドゥック(スープ餃子)、チェユクポックム(豚のコチュジャン炒め)とか。食べるのが好きなので、自分が食べたいものを作っています。

――ご両親が最近飼われた愛犬ボンスクと遊ぶ動画がSNSにアップされて話題になりましたが、ボンスクのかわいいポイントを教えてください。

キヒョン:(ものすごい笑顔で)まだ赤ちゃんだから足の裏がピンク色で、よく寝て、よく遊んで、とてもかわいいです。まだ小さすぎるから、気を付けながら一緒に遊んでいます。

――キヒョンさんがもし犬を飼うならどんな犬がいいですか?

キヒョン:大きい犬を飼いたいですね。犬種にこだわりはないですが、エネルギッシュな大型犬と一緒に散歩に行きたいです。
 

「まずはやっぱりコンサート!日本で計画のない旅行もしたい」

――日本に行けるようになったら、してみたいことは?

キヒョン:まずは、やっぱりMONSTA Xのコンサートがしたいです。MONBEBE(MONSTA Xのファンの名称)の皆さんをとても長くお待たせしているので。仕事以外ならば、日本に旅行で行ったことが1度目もないから、スキーにも行きたいし、計画を立てない旅行もしてみたいです。ただ、あちこちをふらりと歩きたいですね。

――日本で食べたいものはありますか?

キヒョン:うどんと焼き肉です。この間、日本の焼き肉の味が恋しくなって、インターネットで焼き肉のタレを取り寄せて、肉を漬けこんで焼いて食べました。食べられなくなってずいぶんたったので、無性に食べたくなったんです。うどんは、つるとんたんの基本の味でビックサイズが食べたいです(笑)。

――日本というと、真っ先に浮かぶ印象的な想い出は?

キヒョン:MONSTA Xのクリスマスパーティーです。ステージがきれいに飾り付けされていて、ファンの歓声も大きくて、本当にパーティーというタイトルにふさわしい雰囲気の公演だったので印象に残っています。

――日本のMONBEBEとはビデオ通話で話す機会があったと思いますが、どんなことを話しましたか?

キヒョン:「いつ会えるの?」「私が韓国に行くのが先か、あなたが日本に来るのが先か?」とか「日本の食べ物はなにが食べたい?」とか、いろいろと話しました。長い間会っていないから「体調は大丈夫?」と健康を気遣ってくれる方も多かったです。

――今回のソロ活動を日本のMONBEBEも本当に期待しています。

キヒョン:ソロが決まってからはビデオ通話をする機会がなく直接お伝えすることができなかったのですが、このような形でもお伝えできてよかったです。皆さんに僕の音楽を早くお届けしたいという気持ちでいっぱいです。

――では、最後に読者にメッセージをお願いします。

キヒョン:会えなくなってずいぶん経ちましたね。皆さんが待ってくださることをわかっているから、本当に1日でも早くお会いしたいです。状況はまだよくないですが、今年はオンラインではなくて直接お会して話せる日が来ることを心から願っています。日本の皆さん、キヒョンのアルバム「VOYAGER」をついにお届けすることができました。とてもいい曲が3曲も入っているので、たくさん期待して、たくさん聴いてくださればうれしいです。



取材:安部裕子 / 撮影:SHIM KYUTAI

■リリース情報
キヒョン(MONSTA X)1stシングル「VOYAGER」
好評発売中

【収録曲】
01. VOYAGER
02. ,(COMMA)
03. RAIN

■関連リンク
・MONSTA X OFFICIAL JAPAN Twitter:https://twitter.com/Official_MX_jp

記者 : Kstyle編集部