miss A出身スジからf(x) クリスタルまで…戌年生まれの“演技アイドル”に注目!

@STYLE |

1994年戌年演技ドル(演技+アイドル)の戦国時代だ。戌年であることを証明するかのように、“モンムンミ(犬のように可愛い魅力)”あふれるルックスや愛嬌で、男性はもちろん女心まで魅了する。花ざかりの25歳、今年も花道だけを歩いてほしいという気持ちを込めて、さらに華やかに光る戌年の女性演技ドル6人を選んでみた。

クールビューティーの成長、f(x) クリスタル

子供の時にキャスティングのオファーを受けたが、まだ幼かったため、SMエンターテインメントではクリスタルが成長するまで待ってから練習生として抜擢したという。デビュー当時、爽やか、ハツラツ、セクシーさをアピールするガールズグループの間ではあまり見かけない“クールビューティー”のイメージでファンを集めた。f(x) はアルバムごとに神秘的で独特なコンセプトを披露してきたが、クリスタルはどんな難解なコンセプトも200%こなし、圧倒的な魅力をアピールした。ツンとした魅力をアピールし、MBC「ハイキック3~短足の逆襲」で演技かリアルか区別がつかないほど、ナチュラルな演技を披露した。その後、SBS「相続者たち」のイ・ボナ、tvN「ハベクの新婦」の女神ムラまで、キャラクターとの高いシンクロ率を見せた。女優としてツンとしたイメージが定着化するのではないかと懸念が浮上していた中、tvN「刑務所のルールブック」にキャスティングされイメージチェンジを図るというニュースを伝えた。「応答せよ」シリーズの主役であるシン・ウォンホPDがクリスタルをヒロインに抜擢し、彼女からどんな魅力を引き出すか注目を集めた。現在は放送終了したこのドラマで、クリスタルは囚獄された元恋人の気持ちを察する、繊細な演技力を披露した。不安のため爪を噛んだり、こみ上げてくる涙でイライラする姿を見せたりと、現実感のある姿を披露している。


清純ながらもセクシーな魅力、AOA ソリョン

ソリョンは1995年1月生まれだが、tvN「三食ごはん-海牧場編」でも言及したように、旧暦の誕生日は1994年12月3日生まれであり、戌年だ。ヘルシーな小麦色の肌に長身、大人しく落ち着いた振る舞いで、清純なセクシーさをアピールしている。2012年AOAのメンバーとしてデビューし、その年に「いとしのソヨン」に出演し、メンバーの中で一番先に女優としてデビューを果たした。その後、SBS「おバカちゃん注意報」、KBS 2TV「オレンジ・マーマレード」、映画「江南ブルース」に続けて出演し、認知度を高めたが、残念ながら演技力をめぐって視聴者から酷評を受けた。ソリョンという名前を韓国中に知らしめたのは1本のCMだ。2015年SKTのCMモデルに抜擢され、全国のSKT店舗に貼られた後ろ姿の等身大シートが男性たちの心を鷲掴みにし、人気スターへの道を開いてくれた。その後、ビール、保険、化粧品のCMなどに相次いで抜擢され、自身だけの魅了を余すことなくアピールした。アイドルとしての無難な合格点は受けたが、その高い人気に比べて女優として満足できる評価を受けられなかった。現在、ソリョンは自身の現在の人気に満足することなく、未熟さを埋めるために着実に努力を重ねている。映画「殺人者の記憶法」のウォン・シニョン監督は、ソリョンに対して「監督を本当に大変にさせる役者だ」と明らかにした。半時間もかからない短いシーンだったが、自身の演技に満足できないようで4時間も撮影を続け、しかも翌日に再撮影を求めたという。自身の未熟さを埋めるための努力と闘志が演技にそのまま表れ、人々を感心させるほどの成長を見せ、好評を受けた。ようやく役者として光を放つソリョンが、どこまでその幅を広げていけるか期待したい。


元気いっぱい、Girl's Day ヘリ

2010年にGirl's Dayでデビューしたヘリ。デビュー当初はあまり注目されなかったが、2014年、3rdミニアルバムのタイトル曲「Something」を歌い、大胆なチャイナドレスの衣装とかわいいルックスにふさわしいショートヘアで目をひいた。当時、Girl's Dayは“軍統領”と呼ばれ、軍人たちを一気に魅了して音楽界を席巻した。Girl's Dayとして存在感を見せた後、MBC「僕らの日曜の夜-リアル入隊プロジェクト本物の男」に出演したヘリは、厳しい訓練の中でも大きく笑う晴れ晴れとした姿や、旺盛な食欲を見せ、“明朗少女”というニックネームを得た。退所式の時には涙が止まらず、しくしく泣きながら挨拶したが「泣き止んではっきりと言うように」という分隊長の言葉に、愛嬌混じりの反抗で軍人たちの心を鷲掴みにした。彼女の魅力は、その後tvN「応答せよ1988」で爆発した。「応答せよ」シリーズが韓国で国民的な関心と愛を受けていたため、当時演技経験が少なかったヘリがなぜ主人公にキャスティングされたが疑問の声が多かったが、やはり「応答せよ」は視聴者たちを失望させなかった。ヘリは主人公のソン・ドクソンに憑依したように、壊れることも辞さなかった。鼻を動かしたり、豪快な笑い、さばさばした姿勢など、毎回が圧巻だった。そこに家族を思う切なく繊細な演技力まで加えられ、役者としての可能性を見せた。最近は俳優チョ・ジョンソクと共にMBC「トゥー・カップス」で刺々しく気難しい社会部の記者役を披露した。


か弱いレギンス女神、Apink ソン・ナウン

Apinkで清らかな声を担当し、愛らしさから清純さ、ツンとした姿までさまざまな魅力をアピールしているソン・ナウン。“レギンス女神”と呼ばれる美ボディをアピールしている。アディダス(Adidas)の3本線レギンスをはいて、か弱いダンスラインを披露した振り付け練習映像が話題を集め、韓国全土でレギンス品切れ事態を起こした。彼女の細い腰とアップヒップのボディフィットは、女性たちの“ワナビー”に浮上した。ステージを超えてドラマにも進出したソン・ナウンは、初めての演技の挑戦としてSBS「大風水」を選択し、時代劇に挑戦する大胆さを見せた。JTBC「限りない愛」、tvN「2度目の二十歳」までも、はっきりとしない発声や単調なセリフトーンで演技力に対する議論はあったものの、tvN「シンデレラと4人の騎士」で安定した演技を披露し、努力している姿を見せた。最近“言語の錬金術師”と呼ばれるノ・ヒギョン脚本家の4部作「世界でもっとも美しい別れ」に特別出演し、大人げない三浪受験生ジョンスの彼女役で登場し、一層現実味のある演技力を披露した。彼女は韓国の歴代級ホラー映画「女哭声」のリメイク作品にもキャスティングされ、映画デビューを控えている。毎年1つずつ着実に作品を披露し、子役から助演まで着実に経験を積んでいるソン・ナウンは「歌手出身の私に人々が先入観を持つのは当たり前だと思う。もう少しゆっくり見守ってほしい」と意気込みを表した。着実に女優として成長していくソン・ナウンのこれからに期待したい。


永遠の国民の初恋、miss A出身スジ

尖ったところのなく、優しそうな顔に豪快な笑い方、さばさばした性格で韓国で国民的な人気を得ている。スジはmiss Aとして音楽界にデビューし、音楽配信チャートで首位を獲得し、数々のヒット曲を生み出した。その後、映画「建築学概論」に出演し、清純なルックスで“国民の初恋”というニックネームを得て、今までも順風満帆に活動を続けている。スジはmiss A活動初期、歌に切なさが足りないとして、事務所JYPの代表パク・ジニョンから叱られたことや、初めてのドラマ挑戦作だったKBS 2TV「ドリームハイ」撮影中にPDがヘッドセットを投げ出すほど怒ったことがあると振り返る。当時、歯を食いしばっていたスジに「建築学概論」のシナリオが入り、上手くやり遂げたいという一心でシナリオを食いつくように読んで練習したという。スジは自身のルックスを売りにせず、役に没頭した姿を見せた。MBC「九家(クガ)の書 ~千年に一度の恋~」では化粧っ気のない素顔の武士の服装を、映画「花、香る歌」では男装に炭を塗ってみすぼらしい姿を見せたり、SBS「あなたが眠っている間に」では清純美女のお手本ともいえる長い髪の毛もばっさり切った。miss A解散後、女優に完全に転身するのではないかとみられていたが、歌手としての活動も続けている。「Yes no baby」という大胆なコンセプトのステージから切ないバラード「幸せなふり」まで歌った。最近はある番組でユン・ジョンシンの「Like it」を歌い、音楽配信チャートで逆走する底力を見せつけた。現在も自身のSNSアカウントにダンス練習映像を着実に掲載し、歌手としても活動を続けている。すでにトップスターとしての安定した存在感を見せているスジだが、自惚れることなく着実に努力する姿から、彼女がどんなに真面目な人か垣間見ることができる。


ソルリは真理、ソルリ

幼い頃からくりくりした目と赤い頬、うさぎのようなあどけない顔のソルリは、2005年SBS「薯童謡-SONG OF THE PRINCE-」の善花(ソナ)王女の子役としてデビューし、当時の視聴者にかわいい印象を残した。デビュー前、小学2年生の時に書いた「私について」という文章が話題になったが、「私も私がかわいいけれど、人々がなぜ私をかわいがるのかわからない」という内容からも分かるように、ソルリはすでに誰もが認める完成形の美人だったのだ。IU(アイユー)がソルリを主人公にした「桃(PEACH)」という楽曲も作ったほどだ。透明な肌に赤くぽってりとした唇、爽やかな笑顔で、“果汁像(果汁のようなみずみずしい顔)”という新語まで生み出した。f(x) のジャイアントベイビーと呼ばれ、多くのファンたちの支持を受けて活動を続けていたが、女優になるとして突然脱退を宣言した。その後、個人SNSアカウントで自由な写真を掲載したが、ノーブラやロリータを連想させる写真を掲載して論争の的になっている。しかし、ソルリは自身をめぐる論争にいちいち釈明しようとせず、他人の視線はどうでもいいと言っているかのように自身を表す。一部の人々はソルリに貞淑になることを求め、また一部の人はソルリ本来の姿でいてほしいと願う。行動一つ一つが世間のうわさになるソルリが注目の人物であることは間違いない。脱退宣言の後、女優としてこれといった作品に出演していないにもかかわらず、多くのグラビアやCM、イベントなどで忙しい日々を送っている。

記者 : チョン・スミ、写真 : Newsen