【REPORT】FTISLANDが誘うロックなパラダイス!やんちゃに攻めまくるステージはタフ&ホット

KSTYLE |

撮影:ヤマダマサヒロ
5ピース・ロックバンドのFTISLANDが9月7日から「FTISLAND AUTUMN TOUR 2017 -Here is Paradise-」と題してジャパンツアーを行い、9月29日、東京・日本武道館でそのファイナルを迎えた。本ツアーは8月にリリースしたニューシングル「Paradise」を携えてのもの。新曲を織り込んだ充実のパフォーマンスで、武道館はこの日、解放感たっぷりのパラダイスと化していた。チェ・ジョンフン(Gtr & Key)、イ・ホンギ(Vo)、イ・ジェジン(Bass & Vo)、ソン・スンヒョン(Gtr & Vo)、チェ・ミンファン(Dru) による迫力のライブをレポート!


どこまでもついていきたくなる、タフでハッピーなロック

ライブは「A Yo, 武道館!」というホンギのシャウトからスタート。オープニングトラック「1234」ではモニターボックスにワイルドに足をかけたり、両手を広げながら自分の体を回転させたりと、ステージは早くも力強い躍動感に満ちていく。そして彼のイエローのサングラスと原色を多用したジャケットも派手なステージングを後押し。続く「Mystery」ではホンギがマイク持つ右手の人差し指を突き出しながら勢いよくスタート! ジェジンがコーラスを添え、ホンギ&ジェジンでハードな演奏に負けないタフなボーカルワークを見せていく。

そして「イケルのか?」と連呼し、ファンを挑発するようなMCからスタートさせた「Take Me Now」はどこまでもハード。ホンギとジェジンは体を前後に揺らしながら演じ、ホンギが「Say What?」と叫べば、ファンもヒートアップし「Take me now, Trust me now, Break me down」と大合唱。ホンギが「カモン!」と叫ぶ度に赤い炎が立ち上がり、館内の熱気は急上昇。彼が手を掲げれば、ファンもLEDブレスレットを装着した手をそれまで以上に高く上げて呼応し、「声を出してくれ。Make some noise」との呼びかけにも大きな声でレスポンス。ホンギのミクスチャーロック風の立ち振る舞いが炎に負けないほど格好いい!

撮影:ヤマダマサヒロ
3曲を歌い終えたホンギはフロアに目をやりながら「ヘイ、武道館! 東京に1ヶ月ぶりに戻って来ました」と挨拶。エネルギッシュな演奏と先ほどのファイアーから「(汗で) 濡れちゃうね。着替えたい」と会場を笑わせると、ジョンフンは「皆さんも濡れてほしいです。濡れて、脱いで!」と続け、ホンギは「頭から、すみません!」と頭を下げた。そして体調を案じるファンに対し「心配してくれたけど、元気です。(今日は) 死ぬほど、やるからな」とサングラスを持ち上げながらキリリとメッセージを発すると、その瞳はキラリ光を放っていた。

そんなMCの後は、“ノリノリ”なセットへ。ホンギは「ノリノリでいっちゃうから、皆さんのノリノリを見せてもらえませんか? いいか? 行くぞ!」と声をかけ、「Go Again!」ではジャンプしながら歌いポップさを打ち出す。また「何度も立ち上がって」と歌うところではスキップをしながら歌い、途中、両手で「ノリノリ」を表現したりと、全身でパフォーマンス! 「もうちょっと酔っぱらって行こう! Everybody, Crap your hands」と声をかければ、館内にはシャンペンの栓を抜く音と、シュワシュワな注ぎ音が流れて、パーティーモード。ファンキーチューンの「Champagne」でファンを酔わせ、さらにホンギは両サイドに広がる花道をフルに活用し、ファンと積極的に触れ合い、両サイドで両手を派手に上下させながらファンと共に「Yeah Yeah Yeah」とコール。最後はステージ中央に戻り、「行くぞ!」と声をかけ、ジャンプしながらの「Yeah Yeah Yeah」! ラストはシャンペンを飲む風ポーズで粋に締めた。そしてジェジンとホンギのツイン・ボーカルで魅せる「Ready Go!!」では「行くぞ!」の掛け声で、会場中がまたもジャンプ、ジャンプ! ファンも一緒に歌えば、ホンギは親指を上げて、ファンに感謝した。

撮影:ヤマダマサヒロ
ノリノリ・コーナーの最後は疾走感マックスな「Wanna Go」。ホンギが「皆のグーを見せろ」と声を発せば、ファンは拳を突き出し、彼が「オイ、オイ」と煽れば、武道館はオイ・パンクのライブ会場にも似た熱気を帯びる。スンヒョンのラップもクールに冴え、ホンギは舞台の下手から上手に向かってトップギアで駆けながら「ついて来れるか?」と歌い、全身を使ったパフォーマンスで引っ張っていった。


物語性のある構成で聞かせるステージに

そんな完全燃焼型の“ノリノリ”コーナーを終えたホンギは「やっぱ、武道館広いっすね。この(舞台の) 長さは今回のツアーでは初めて。いいですか? 楽しんでる? ほんとか? 良かったな」と話し、こうしたラフさと丁寧さが適度に入り混じったフランクなトークもたまらない。そして彼は今回のツアーについて「ずっと動いているツアー」と改めて説明するが、中盤ではそうしたコンセプトとは対照的な“物語性のあるステージ”でファンの耳を惹きつけていく。

撮影:ヤマダマサヒロ
ジャケットを脱いで、白のノースリーブにチェンジしたホンギは、日本語が上達し大人になったスンヒョンを引き合いに、「僕らも大人になってみようかな?」と呟きながら、「My Birthday」へ。ジョンフンはギターからキーボードにチェンジし、ホンギはそれまでのダイナミックなパフォーマンスを封印。彼女が去ってしまい、一人過ごす誕生日の切なさをじっくりと歌う。さらに本国のデビュー曲「Love Sick」をアレンジし、重量感のあるロックバラードとしてプレイ。10年前にプレイバックした後は、10周年記念の韓国盤最新アルバムから2曲をプレイし、歴史を感じさせる構成で魅せていく。タイトル曲「I Want」ではジェジンのファルセット・コーラスが光りまくり、裏打ちのリズム&ジェジンのボーカルからヘヴィロック調に転じてホンギが攻めていく「The Night」で彼がフロアにマイクを向けるとファンは「Drink Up」とシングアロング。ラストは彼が指揮者のような動きでバンドをコントロールし、“大人の”コーナーは幕を閉じた。曲の雰囲気と繋がり、そしてストーリー性を重視したと明かす構成はこの日の見せ場の一つ。しかも、それは同時に10年という彼らの歴史をも感じさせ、二重の意味で意義深いものとなっていた。


やんちゃなステージで興奮は絶頂に

そして彼らは再び、「動いているツアー」へ。「A light in the forest」ではホンギが「皆さんの声が聴きたい。もうちょっと声出して」と声をかけ、左手を高く上げて「行くぞ」とシャウトしてスタートした「AQUA」は、途中からラウド調に転じ、その重低音にフロアが揺らぐ。ファンも「お~~、お~~」と声を上げ、続くハードロックな「Shadows」でも、ファンの「お~~、お~~」という声で会場が一つに。最後は彼が右手の拳を突き出し、力強く締めた。

撮影:ヤマダマサヒロ
「皆の声が聴きたい」と言うリクエストに、ファンはきちんと応え、ホンギは「自分になりに歌えました? 綺麗な声でした」と花丸の採点評価。でも、この3曲はここから続く怒涛のステージへのウォーミングアップと呼べたのかもしれない。

ホンギは「これからはさ、ハンパない時間になる。FTISLANDらしく遊びに行く」と宣言し、彼がタオルを手にすれば、ファンもタオルを取り出し、スタンバイ。ここでメンバーが韓国歌謡界の大先輩、シン・ジュンヒョンの「美人」を演奏しかけるのだが、おっとストップ。そして「これからは、わがままなFTISLAND。皆も今の瞬間だけはわがままになって下さい。一瞬、昔のやんちゃに戻ります」と話し、「Shinin' On」からファンも体を開放して楽しめるステージがスタート。ここではホンギがタオルだけでなく、自分の体も回転させてダブルでヘリコプターを演じ、かと思えば、ヒップを揺らしながらダンス。もちろん、武道館中のタオルが揺れている。

続く「FREEDOM」ではホンギが舞台両サイドの花道を上手から下手へ、下手から上手へ、大きくスキップしながら歌い、実にダイナミック。また彼がスンヒョンに「スンちゃん」とパスを投げれば、彼も雄叫びを上げ、ステージにはクレイジーな雰囲気が充満する。「Freedom」のコール&レスポンスで熱狂の渦と化すフロアだが、ホンギはファンに対し「座れ」と着席を指示。もちろん、これはファンの興奮を鎮めるためなんてことはなく……。彼が「俺はまだイケるから、ついてこいよ」と話せば、スンヒョンは「Let's get this party started! Freedom!」とシャウトし、それと同時に、ファンも一斉に立ち上がってジャンプし、自由を謳歌。文字通り、ファンもアーティストも一つになって弾けたのだった。

撮影:ヤマダマサヒロ
スンヒョンのファンキーなギター・リフから始まる「PUPPY」も弾ける歌が魅力で、中盤では全員がセンターでダンス。「どこまでも追いかけて、つかんだら離さない」というサビは明朗ボイスで歌いあげ、「イ・ホンギは死なない!」なんて格好いいセリフも織り込む。そして最後は犬の雄叫びでユーモラスなフィニッシュに。

今度はジョンフンが煽る番だ。彼の煽りとホンギの「Let's go」というシャウトでフロアはまたもジャンプし、“やんちゃな”4曲を終えたホンギはステージに座り、目をぱちぱちさせ、ちょっと疲れた様子で「大丈夫か、皆?」とファンを気遣う。そして「テンションが高すぎて、体力が落ちる。でも、今のテンションをキープしたいから、すぐ次に行きたい」と話し、ラストはハッピーチューンを二連発。ハートマークがカラフルに舞うスクリーンをバックに披露した「COME ON GIRL」では、ファンが大きくクラップし、サビではその手が大きく左右に揺れる。そして本編の最後では、赤と緑のカクテル光線が舞う中、新曲「Paradise」を披露し、ファンの合唱にホンギが「ナイス」とサムアップ。熱いステージと、それと同じくらい熱い声援が織りなす風景は一つのパラダイスとなり、メンバーはフロアの応援に応えて大きな拍手を送り、ステージを後にした。


友情という名の愛情で結ばれた5 人とファン

本編が終われど、彼らはテンションをそのままキープし、アッパーに「Paparazzi」をプレイしていく。続く新曲「Stay what you are」も駆け抜けるようなスピード感が魅力で、ジョンフンは立ちながら鍵盤をプレイ。フィナーレの「LIFE」はミラーボールが回る中、ホンギとジェジンがツイン・ボーカルで演じ、ジョンフンは再びギターを演奏。力強く前を向くポジティブなメッセージが彼らの明日を期待させた。

ホンギが体力的にきつかったと本音を吐露した今回のツアー。ファイナルの終盤、彼は目に涙を滲ませながら、自分の想いを飾ることなくストレートにこう伝えていた。

撮影:ヤマダマサヒロ
「今回のツアー、幸せでした。10年走ってきて、最近、いろいろなことがありましたけど、心配かけないように、もうちょっと自分たちが頑張るから。ずっと昔から、僕たちと皆の仲良しな関係が好きですと言ってけど、友情の中には、愛も入っていると思います。僕らが一番好きな感情は友情。この5人も、そして5人と皆さんもお互いの友情を忘れずにいきたいと思っています。今までも感謝してるし、これからもよろしくお願いします。これから忙しくなるかもしれないけど、格好いい音楽、いっぱいプレゼントするからな! 失敗することもあるかもしれないけど、音楽に向かっている僕らを信じて下さい」

そして最後はジェジンが一人でステージに立ち、遠くまで声が届くように両手を口にあて「皆、ありがとう~~」とマイクを通すことなく、シャウト。ファンは「あ~~、気持ちいい」と応え、そのやりとりもまた、アーティストとファンとが固い友情で結ばれている証だった。

ライター:きむ・たく

【放送情報】
「FTISLAND AUTUMN TOUR 2017 -Here is Paradise-」ツアーファイナル9月29日 東京・日本武道館公演が放送決定!

<放送概要>
「FTISLAND AUTUMN TOUR 2017 -Here is Paradise-」(初放送)
放送局:WOWOW
放送日:12月17日(日)
※放送時間につきましては詳細決定後に改めてお知らせします。
URL:http://www.wowow.co.jp/ft/

【イベント情報】
■イ・ホンギ ソロ公演「2017 LEE HONG GI Winter Mini Live ~ホン!気!ラ!~」

日時:2017年12月7日(木)
<昼公演>14:00開場 15:00開演
<夜公演>18:00開場 19:00開演

会場:東京国際フォーラム ホールA
※会場への公演に関するお問合せはお控えください。

料金:全席指定 9,500円(税込)

■「2017 FNC KINGDOM IN JAPAN -MIDNIGHT CIRCUS-」

日時:
2017年12月16日(土) 15:00開場 16:00開演
2017年12月17日(日) 15:00開場 16:00開演

会場:幕張メッセ 国際展示場 9Hall-10Hall

<出演アーティスト>
FTISLAND/CNBLUE/AOA/N.Flying/SF9/HONEYST

<席種・料金>
KINGDOM席:20,000円(税込)
一般指定席:12,000円(税込)
※FNC KINGDOM オリジナルペンライト付
※3歳未満入場不可/3歳以上有料

主催:FNC ENTERTAINMENT/FNC MUSIC JAPAN

FNC KINGDOM 特設サイト:http://www.fnckingdom.jp/

■関連サイト
FTISLANDオフィシャルサイト:http://FTISLAND-official.jp/

記者 : Kstyle編集部