チョン・ウソン、映画「灼鼠之変」で朝鮮の戦士に変身…武術を練習中

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写真=マイデイリー DB
俳優チョン・ウソンが、映画「灼鼠(チャクソ)之変-物怪の襲撃」(監督:シン・ジョンウォン、制作:TAEWON ENTERTAINMENT、以下「 灼鼠之変」)に出演する。

映画「灼鼠之変」は、朝鮮王朝第11代王・中宗(チュンジョン)22年(1527年)に王が宮殿に現れた怪物から逃れるために宮殿を移した際に実際に起こった前代未聞の事件をもとに、王を威嚇する“物怪”と王の座を狙う勲旧勢力(反正功臣派)との死闘を描いた映画だ。

チョン・ウソンは男性主人公のユンギョム役を演じる。物怪についての秘密を暴くと同時に、反政を図る勲旧勢力を成敗する中宗の忠臣だ。

演出を担当したシン・ジョンウォン監督は、ユンギョムを「『グラディエーター』の戦士マキシマスのような、魅力的な役どころ」と紹介し、「この役割に、チョン・ウソンだけを思い浮かべた」と明らかにするほど、キャスティングに力を入れた。

俳優チョン・ウソンもやはり、シナリオを読んで朝鮮時代を舞台にした怪物映画という空前絶後のジャンルに興味を示した。すぐにシン・ジョンウォン監督と打ち合わせを行って出演を決めるほど、ユンギョムのキャラクターに魅了されたという。現在、映画で使用する剣と弓が製作されおり、チョン・ウソンは武術の練習に邁進中だという。

「灼鼠之変」は、「シシリー2Km」「人喰猪、公民館襲撃す!」「漁村の幽霊 パクさん、出張す」を演出したシン・ジョンウォン監督がメガホンを取った映画で、怪物映画として視覚効果が非常に重要なだけに、世界屈指のCG専門会社WETAデジタルと作業する予定だ。

WETAデジタルは、ピーター・ジャクソン監督の「ロード・オブ・ザ・リング」を機に世界的に有名になり、「キング・コング」「アバター」「ホビット 思いがけない冒険」などの映画に参加し、アカデミー賞で視覚効果賞を4回も受賞して認められた。それだけでなく、韓国ではポン・ジュノ監督の「グエムル~漢江の怪物」のキャラクターをモデリングしたりした。

これを受けて、世界的なCG会社であるWETAデジタルが生み出す朝鮮時代の怪物の姿と華やかな見どころにより、早くから映画関係者の間では2015年に最も期待される作品として、大きな関心を受けている。

それだけでなく、「灼鼠之変」は朝鮮時代に怪物が現れたという「中宗実録」の実際の記録をもとにしたファクション(事実(Fact)と虚構(Fiction)とを織り交ぜた作品)映画であるだけに、徹底的な考証はもちろん、想像力を適切に配合して、作品性と娯楽性の二兎を追う計画だ。

「灼鼠之変」は、来月末にクランクインを控えている。

記者 : キム・ミリ