少女時代と2NE1のカムバックに音楽業界の内外から関心が集まっている。単なるガールズグループを越え“韓国を代表するグループ”になった少女時代と2NE1のカムバックは常に話題である。しかし、今回さらに特別なのは二つのグループが実質的に同時期にアルバムを発売し、活動すると見られるためだ。

少女時代は24日、4枚目のミニアルバム「Mr.Mr.」を発表する予定であった。19日に同名のタイトル曲をリリースし、20日にMnet「M COUNTDOWN」でステージを初披露する計画だったが、新曲のミュージックビデオのデータが破損し、カムバックの日程が見直されることになったのだ。

少女時代がカムバックを発表した2日後の今月13日、YGエンターテインメントのヤン・ヒョンソク代表プロデューサーは2NE1が10曲の新曲を収録した2ndフルアルバム「CRUSH」を24日に発売すると公表した。2NE1は3月1日、2日の2日間にわたって開かれるソウルコンサートで新曲のステージを初披露する予定だ。

2NE1の新しいアルバムは、CLの自作曲が3曲収録されたこと以外、コンセプトなどについて何も公開されていない。また、2NE1は選ばれた21人を招待し、ソウルで2ndフルアルバムのプライベート聴音会を開催する計画だ。

少女時代と2NE1、文化のシンボルに

少女時代と2NE1の新しいアルバムは徹底してベールに包まれている。少女時代の所属事務所であるSMエンターテインメントの関係者は「ユニークな感じを伝える」と明らかにしており、2NE1の所属事務所であるYGエンターテインメントの関係者も「近いうちに予告イメージが公開されれば、(コンセプトなどを)確認することができる」と言葉を控えた。

2007年にデビューした少女時代は「また巡り逢えた世界」「Kissing You」「Baby Baby」など、可愛くて初々しいコンセプトで活動を開始し、「Gee」「GENIE」などを通じて男女を問わず、あらゆる人の羨望の的となった。その後「Oh！」「Run Devil Run」「HOOT」などを発売した少女時代は「The Boys」と「I GOT A BOY」などを発売し、綺麗でセクシーなイメージを捨て、素敵な女性に生まれ変わろうとした。

一方で2009年にデビューした2NE1は、最初から典型的なガールズグループのイメージから外れようとしていた。綺麗というよりは、おしゃれで強い姿で勝負しようとした2NE1は「FIRE」「CAN'T NOBODY」「I AM THE BEST」など、強烈な電子音が入った音楽で勝負した。もちろんレゲエ風の「I DON'T CARE」と遅いテンポの「MISSING YOU」などで様々なジャンルにも挑戦した。

それぞれの特色は明らかに違うが、少女時代と2NE1はキュートまたはセクシーなコンセプトを選び、自ら限界を設定する他のガールズグループとは異なり、自分たちをガールズグループという枠の中に閉じ込めなかったという点で似ていると言える。そして、それは人々が彼女らのカムバックを期待する理由になった。少女時代と2NE1が今回はどんな姿を見せてくれるのか、関心が高まっている。