「サンキュー」の廃止が決定し、金曜の夜の空席を手にするパイロット番組(正規編成に先立ち、1～2回をテストとして放送した後、編成を決定する番組)に関心が集まっている。

SBS「サンキュー」は韓国で9日の放送を最後に廃止される予定だ。2日、パク・ギョンドクプロデューサーはTVレポートとの取材で「改編は秋夕(チュソク、韓国のお盆)以降に行われる予定だが、後番組はまだ決まっていない」と伝えた。

他のSBSバラエティ局の関係者はTVレポートとの電話取材で「用意されているパイロット番組がある。『サンキュー』の後番組がすぐに決定することはないだろう。パイロット番組を順次放送していく予定だ」と伝えた。

現在SBSで用意したパイロット番組は、知られているものだけで4つだ。まず、6月26日に放送された「ワールドチャレンジ－私たちが行く」は海外で行われる異色の大会に参加し、韓国だけの異色大会を作るために企画された番組だ。ペク・ソンヒョン、チョン・ヒョンム、ユン・テヨン、ソ・ジソク、パク・ヒョジュンなどで構成された出演陣がイギリスで開かれたウールサック競争(羊毛袋を背負って走るレース)に挑戦し、好評を得た。

先月25日、ソウル上岩洞(サンアムドン)のSBSプリズムタワーで最初の収録を行った「スーパーマッチ」も期待を集めているパイロット番組だ。「スーパーマッチ」は幅広い世代が参加し「世代間のコラボレーション対決」をテーマに先輩チームと後輩チームのメンバーがそれぞれ新しいチームを作り、歌の対決を展開する番組だ。イ・スンファン、YB(ユン・ドヒョン)、Bobby Kim、ヤン・ヒウン、イ・ヒョンドが先輩チームとして、2NE1のCL、Dynamic Duo、CLAZZIQUAI PROJECT、キム・イェリム、キム・テウが後輩チームとして参加した。

パク・ギウン、チョ・ドンヒョクなどが出演を前向きに検討している「心臓が跳ねる」もパイロット番組の一つだ。「心臓が跳ねる」は単に芸能人が消防士になる過程を描くのではなく、犠牲の崇高さ、命の尊さ、自然の前での謙遜な姿勢で不安な現代人を浄化する番組だ。

以上の3つの番組の他にも、地上波での正規編成を狙うパイロット番組が数多くあると知られている。バラエティ局の関係者は「現在知られているパイロット番組の他にも準備している番組が多くある。後ほど公開する」と伝えた。

新鮮なゲストの組み合わせと落ち着いた淡々としたストーリーで感動を届けた「サンキュー」が9日の放送を最後に廃止となる。この日の放送ではソン・ヒョンジュ、BoA、ムン・ジョンヒ、SUPER JUNIORのシウォンの出会いとヒーリングのための旅が主なテーマになると予定されている。「サンキュー」が去った金曜の夜の空席を手にする番組はどれなのか、注目が集まっている。