Vol.1 ― DICKPUNKS「アルバム発売日、チョ・インソンの熱愛報道と重ならず幸い」
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写真=TNCカンパニー
“弘大(ホンデ)アイドル”や“「SUPER STAR K4」準優勝”という肩書きを持つバンドDICKPUNKSがミニアルバム「VIVA PRIMAVERA」で帰ってきた。音楽に対する情熱一つで集まったDICKPUNKS(ボーカル:キム・テヒョン、キーボード:キム・ヒョヌ、ベース:キム・ジェフン、ドラム:パク・ガラム)は弘大、「SUPER STAR K」というインキュベーターから出て、さらに大きなステージで羽を広げることになった。「メンバーと一緒になってからもう6年が過ぎました。しかし、今になってようやく両親たちと僕たちの考えが一つになったようです。『SUPER STAR K』に出るまでは心配していましたから。でも、今は一番理解してくれて、応援してくれます」
1ヶ月でデビュー、完成度の心配はない
“早いデビュー”を望んだ。ファンと早く会いたかったから、先月所属事務所が決まってから1ヶ月でデビューアルバムを発表した。少し、タイトな作業だったのではと聞くと、「完成度に心血を注いだ」と自信をあらわにした。時間は問題にならなかった。発表直後、音楽配信チャート上位に上がり、歌謡界でバンドブームを巻き起こした。キム・ジェフン:以前のアルバムは作詞・作曲から編曲、プロデュース全体を自分たちでしました。しかし、「SUPER STAR K4」当時、プロフェッショナルな支援を通して良い結果を得ることができ、次のアルバムを出すときは専門家の助けをもらおうと思うようになりました。さらにクオリティのいい音楽を作りたくなり、見せたくなりました。完成度に気を使っただけに、タイトル曲「VIVA青春」のようないい曲が出来上がりました。
「VIVA青春」と合わせ、ほかの曲も多くの関心を集めている。特に「SUPER STAR K4」を好んでよく見ていたファンなら、DICKPUNKSのバラードに耳を傾けるはずだ。当時、DICKPUNKSは「一緒に歩こうか」「蝶」などで感性を刺激し、毒舌家イ・スンチョル(RUI)審査委員から最高点を獲得したりもした。この日、キム・ヒョヌは自身が作詞・作曲したバラード曲「薬局に行くと」にまつわる裏話を明かした。
キム・ヒョヌ:インスピレーションを体全体で感じる方です。「薬局に行くと」を書くとき、実際、体の調子が良くなかったです。体調が悪いなと思いながらも、書いていくうちにますます悪くなって。結局、点滴まで打ちました。体調が悪くて苦労しましたが、曲はいい感じに出来上がりました。
キム・ジェフン:正直、ヒョヌがレコーディングした曲を持ってきたとき、首を傾けました。「薬局に行くと」はタイトルからして意味不明でした。今も覚えているのですが、歌い出しが「風邪を引いてしまった」だったんですが、レコーディングされた(キム・ヒョヌの)声を聞くとすごかったです。聞いてすぐに、みんなが“これで行こう”というほど、感情移入ができていました。一瞬にして心に響きました。
キム・テヒョン:おかげで僕もレコーディングのとき、力を抜いて歌えました。ガイドに合わせて歌わなければなりませんので(笑)。
アルバム発売日、チョ・インソンの熱愛報道と重ならず幸い
いつになく歌謡界の競争が熾烈だ。ワールドスターPSY(サイ)が新曲「GENTLEMAN(ジェントルマン)」でカムバックし、歌王チョー・ヨンピルが10年ぶりに華麗なる帰還を果たした。DICKPUNKSは大先輩たちとの競争に飛び入ったのだ。「発売時期を少し遅らせるつもりはなかったのか」と聞くと、率直な返事が返ってきた。キム・ジェフン:アルバムの発売日が決まったとき、多くの歌手が出るのを知りました。それで、所属事務所の代表に話したら、「元々そういうものだ」と大して気にしていませんでした。しかし、いざ発売日が近くなると「ただ事じゃないね」と話していました。
パク・ガラム:でも、良かった部分もあります。僕たちのアルバム発売日の前日(4月24日)チョ・インソンとキム・ミニさんの熱愛報道があり、その2日後(4月26日)にはM.C the MAX イスとLYnさんの熱愛報道がインターネットを掌握しました。しかし、アルバム発売日には何のニュースもありませんでした。本当に運が良かったです。
PSYとチョー・ヨンピルだけではない。「SUPER STAR K4」出身のロイ・キムとホン・デグァンも同じ時期に音源を発表し、人気を得ている。5月2日には最年少のユ・スンウまで合流する予定だ。「SUPER STAR K4」の祭りといっても過言ではない。
キム・テヒョン:この部分についてはとても嬉しく思います。オーディション出身者が一気に出て、活動したことはほとんどなかったと思うので。一緒に泣いて、笑った友達と一緒に活動することにとても期待しています。特に、音楽番組の控え室で、みんなで会うと面白いと思います。3ヶ月一緒に住みながら、プライベートを全部見ましたから。まだアルバムを出していない人たちも早く出して、みんなで会えればいいなと思います。
キム・ジェフン:さらに大きな祭りになればと思います。まだ小さいですね。シーズン5がすぐ始まりますが、その前に僕たちが参加したシーズンの友達がさらに活動すればいいなと思います。
激しい競争、気にしない…普段通り、ゆっくりと行く
キム・テヒョン:歌謡界は全般的に競争が激しいけれど、正直チャートの中にバンドは僕たち以外いません。時期としてとても良かったと思います。FTISLANDやCNBLUEの兄貴たちが海外活動をしていることに感謝しています(笑)キム・ヒョヌ:僕たちは僕たちより売れているとみんな兄貴と呼びます。ロイ・キムも兄貴です、ロイ兄貴(笑)。しかし、先ほど話したバンドと一緒に活動すればそれ自体が構図を形成し、いい話題になったと思いました。いつかは、一緒に活動する日が来るでしょう。
5月はイ・ヒョリ、IVY、4Minute、Secretだけでなく、SHINee、2PMそして韓国最長寿アイドルグループ神話(SHINHWA)など男性歌手も大勢カムバックを控えている。さらに激しい競争が予想される状況だ。始めの一歩を踏み出したDICKPUNKSはこのような状況でもむしろ落ち着いた様子だった。
キム・ヒョヌ&キム・ジェフン:正直、僕たちは昔から一気に駆け上がったり話題になったことがありません。一例としてロイ・キムやホン・デグァン兄貴のような場合、一回は駆け上がったじゃないですか。ですが、僕たちはそれほどではありませんでした。今回も結果を見て、“あ、結局こうしてロイ・キムがまた1位だな”と、正直思いました(笑)
でも、よく考えてみたら弘大や「SUPER STAR K」でも僕たちはゆっくりと底力を発揮することだけに注力してきました。なので、これからも僕たちだけのスタイル通りに焦らず、ゆっくり上り詰めていく姿を見せたいと思います。
記者 : イ・ジヒョン