パク・シフ側、公式立場を表明「警察が重要証拠を反映しなかった」

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写真=TVレポート DB
強姦容疑で提訴された俳優パク・シフに対する警察の捜査が終わる予定である中、警察は1日あるいは2日頃にパク・シフ事件を起訴意見で検察に送致すると見られるとMBCが報じた。これに関し、パク・シフ側は「西部警察署がカカオトーク(スマートフォンのコミュニケーションアプリ)の送受信履歴を反映しなかった」という公式立場を明かした。

3月31日、パク・シフ事件の弁護を担当している法務法人プルメ側は報道資料を通じて、パク・シフから性的暴行を受けたと主張するA氏のカカオトークのメッセージ送受信履歴を公開したが、西部警察署が送受信履歴を反映しなかったと説明した。

プルメは「告訴人A氏は警察で、2013年2月15日の午前1時10分から清潭(チョンダム)XI(ザイ)マンション(パク・シフの自宅)を出る2時間前である2013年2月15日の午後1時頃まで気を失っていたという主張で一貫した。しかし弁護人らが手に入れたA氏のカカオトークメッセージの送受信履歴によると、A氏は上記のマンションにいた15日の午前、自身の母や親友であるB氏、氏名が分からない男と合計38回カカオトークのメッセージをやりとりした」と明かした。

続いて「このうち、告訴人の発信は何と24回にいたる。よって、A氏が気を失っていたという主張は嘘であることが明白になった」とし「A氏の主張通り、自身の意思に反する性的関係を2回持ったとすれば、その後、すぐに知人などに助けを求めたはずだ。しかしA氏は性的関係を持った後にも2~3時間マンションに居残り、午後2時40分になってやっとマンションから出た。また、A氏は上記の場所で自身の母、親友であるB氏、氏名が分からない男と引き続きカカオトークでメッセージをやりとりした」と主張した。

またプルメは「従って、上記のような客観的な事実を考慮すれば、自身の意思に反する性的関係を持ったというA氏の主張はあまりにも常識に反するものであることが分かる。しかし、弁護人が上記のようなカカオトーク内容を押収して3月29日金曜日に西部警察署に提出したにもかかわらず、現在西部警察署では上記のような重要証拠を反映せず、従来の立場を固守している。よって、弁護人は西部警察署に、常識に基づく警察送致意見を提示してくれることを促す」と締めくくった。

これに先立ちMBC「ニュースデスク」は、警察は今までの調査でパク・シフが芸能人志望生A氏と強制的に性的関係を持ったという結論を下したとし、同じく強姦の容疑で告訴された後輩のK氏と共に、起訴意見で検察に送致される予定だと報じた。これにより、パク・シフ側が報道資料を通じて公式立場を明かしたのである。

A氏は2月18日、14日にパク・シフと一緒にお酒を飲んだ後、気を失ってレイプされたと主張し、パク・シフを強姦容疑で告訴した。しかしパク・シフは強姦の疑いに対し「お互いに好感を持って気持ちを分かち合っただけで、威力の行使はなかった」と否認、現在A氏を応訴した状況だ。

記者 : ファン・ソヨン