「花を咲かせろ!イ・テベク」広告人に聞いた“不人気な理由”

OSEN |

KBS 2TV月火ドラマ「花を咲かせろ!イ・テベク」の視聴率が低迷している。「花を咲かせろ!イ・テベク」は実在の人物、広告デザイナーのイ・ジェソクをモデルにして作った作品で、絵に生まれつきの才能を持つ統営(トンヨン)出身のイ・テベクが高卒の学歴でソウルで広告人として成功するストーリーを描いたドラマだ。だが、新鮮な題材と俳優たちの好演にもかかわらず、3~4%台の視聴率にとどまっている。

「花を咲かせろ!イ・テベク」は、これまで専門的に扱われたことのない広告会社を背景にその裏や、広告人の夢と愛をリアルに描かれると期待を集めたが、チン・グ、チョ・ヒョンジェ、ハン・チェヨン、パク・ハソン、コ・チャンソクなど、久しぶりにドラマに復帰した俳優たちが名演技を見せているにもかかわらず、新鮮な感じを与えない広告人の話が次々と取り上げられていることで視聴者の視線を引けずにいる。

最近専門職の話を描いたSBSドラマ「ドラマの帝王」は生々しいドラマ制作の現実を見せてくれたが、あまりにもリアルだったため逆に人気が出なかった。当時「ドラマの帝王」は制作会社と放送局の力争い、トップスターを起用するための激しい競争や制作の現実などをリアルに描き、関係者から好評を得たが、一般の人から共感を得られず反響を呼べなかった。

しかし「花を咲かせろ!イ・テベク」は非現実的な設定で、広告人からも人気を得ていないようだ。ある広告人はOSENに対し「広告には正解がないが、『花を咲かせろ!イ・テベク』はちょうど一般の視聴者が想像するような広告会社のイメージを描くことにとどまった」と評価した。

広告会社の基本的な設定が現実とかけ離れており、金山(クムサン)ADが親会社の金山グループの広告を断ったり、賄賂を渡すなど、エピソードが非現実的または陳腐なために共感を得ることに失敗したという評価だ。

だが「花を咲かせろ!イ・テベク」は熱血青年イ・テベク(チン・グ)のチャレンジ精神で、現実に甘んじる青年たちに絶えず問いかけ、社会への第一歩を踏み出したインターンのペク・ジユン(パク・ハソン)の奮闘とエディ・カン(チョ・ヒョンジェ)とコ・アリ(ハン・チェヨン)などが加わった恋愛が始まり、視聴率が小幅上昇した。

26日、視聴率調査会社のニールセン・コリアによると、25日に放送された「花を咲かせろ!イ・テベク」第 7話の視聴率は4.3%となった。これは第6話(3.9%)より0.4%上がった数字で、「花を咲かせろ!イ・テベク」が広告会社を背景に繰り広げられるラブストーリーに支えられ、視聴率上昇に成功できるか注目されている。

記者 : クォン・ジヨン