他界したULALA SESSIONのリーダーイム・ユンテクさんは、胃がんよりも恐ろしい悪質書き込みに悩まされてきた。

故人は2011年Mnetのオーディション番組「SUPER STAR K3」で胃がん闘病事実が知られてから、活動する間ずっと、一部ネットユーザーの悪質な書き込みに傷つけられてきた。既に胃がん手術を受け、抗がん治療を受けていたが、彼の闘病を信じない、いや、信じたがらないネットユーザーの悪質書き込みに苦しめられた。

さらに胃がん闘病がオーディション番組での優勝のためのPR手段ではないかという、口にしてはいけないことまで書き込まれ、多くのネットユーザーの怒りを買った。

彼は昨年5月、KBS 2TVの「トークショー！Do Dream」に出演し、腫瘍よりも恐ろしい悪質書き込みに関する心境を吐露した。彼は「最近私の体重が増えると『あの人、本当にがんなのか』『まだ生きていたのか』などとの悪質書き込みが掲載される」とし「僕は構わないが、親や周囲の人が傷つく」と告白した。

当時イム・ユンテクさんは「死は怖くない。公平に誰にでも訪れるもの」と、胃がん闘病について超然とした姿を見せたこともある。イム・ユンテクさんの告白にも関わらず、昨年6月に結婚と新婦の妊娠の事実が知られてからは、悪質書き込みは頂点に達した。

胃がん闘病が嘘という、とんでもない疑惑が提起されたことで、結局イム・ユンテクさんの所属事務所は彼の健康状態が分かる、胃がん4期と言う主治医の所見を報道資料として配布する、残念な状況に置かれたりもした。

胃がん闘病中にも元気で明るい姿を見せてきたイム・ユンテクさんが11日に死亡した。彼が去った後、ネット上では彼への哀悼と共に、生前彼を苦しめていた、がんよりも酷かった悪質書き込みへの批判が行われている。

故人は新村(シンチョン)セブランス葬儀場特1室に安置されており、14日に出棺式が行われる予定だ。その後ピョクジェ火葬場で火葬が行われ、遺骨はチョンア公園に安置される予定だ。