「黙ってファミリー」シム・ジホのカフェはどこに?実際はコーヒー販売をしていません

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写真=「黙ってファミリー」セット(京畿道城南市盆唐区雲中洞)
シットコム(シチュエーションコメディー:一話完結で連続放映されるコメディードラマ)「黙ってファミリー」が興味深い題材で、視聴者に元気な笑いを届けている。何よりも、ドラマの中でシム・ジホが運営するカフェで、多くのエピソードを盛り込んで注目を集めている。このカフェはどこにあるのだろうか。

シム・ジホ、ミン・チャンギ、パク・ソジュンなどのイケメンたちがコーヒーを運んで来てくれそうなここは、京畿道(キョンギド)城南市(ソンナムシ)盆唐区(プンダング)雲中洞(ウンジュンドン)にある4階建ての建物だ。ここはシム・ジホが運営するカフェであり、「黙ってファミリー」の家族たちがコミュニケーションをとる舞台として登場している。

「黙ってファミリー」の中心となる舞台
冬の訪れを知らせるような冷たい風が吹き荒れるある日、シム・ジホが運営するカフェを訪れた。すっきりと整備された道路に面しているため、カフェの看板は遠くからでも目に付く。照明を落としておかないと、コーヒーを飲むために思わず立ち寄ってしまいそうな雰囲気で、それだけ印象的だ。

「黙ってファミリー」で、シム・ジホのカフェはファン・シネのマンション1階にある。そのため、ファン・シネの家族との往来が頻繁である。何より、シム・ジホ、パク・ジユン、ミン・チャンギ、パク・ヒボンの四角関係が深まるほど、カフェの役割はますます大きくなっている。

カフェに入ると、エプロンをつけたシム・ジホがコーヒーを淹れてくれそうな気がする。可愛らしい小物とあちこちに置かれた観葉植物は、カフェの雰囲気をさらに温かくし、広い空間でくつろげそうだ。

指のない看板もそのまま
レンガからテーブル、照明、窓などすべてがドラマの中そのままだ。パク・ジユンがシム・ジホを手伝っていたシーンや、ナム・ヌンミとキム・ダンユルがミン・チャンギからただでパンをもらって喜ぶシーンなどが目の前に広がっていく。シム・ジホがパク・ヒボンを優しく呼んでいたテラスも視線を引きつける。

コーヒーブランドEDIYAのマーケティングチームは、「現在、『黙ってファミリー』の制作サポートをしている。できるだけ、従来のEDIYA COFFEEの店舗をそのまま再現しようとした」とカフェのコンセプトについて説明した。

この日は撮影がないため、テラスや窓がすべて閉まっていた。カフェの外にかけられた小さな看板も興味深い。これはドラマでシム・ジホが師匠からプレゼントされたもの。3本の指には信頼、希望、愛という深い意味があるが、オープン初日、パク・ヒボンとパク・ジユンのミスですべて折れてしまった。

ソウルにはシム・ジホのカフェがない?
「黙ってファミリー」第5話では、アル(ミン・チャンギ)が「大韓民国ソウル特別市松坡(ソンパ)区東南路(トンナムロ)16」と書かれたメモを持って、チャ・ジホ(シム・ジホ)のカフェを訪ねるシーンが描かれる。このとき、ヨル・ヒボン(パク・ヒボン)の助けを借りて住所に書かれた場所に行くが、チャ・ジホのカフェではなく、工事現場に着いてしまい、虚しさを味わったことがある。

シム・ジホが運営するカフェは、ドラマではソウル松坡区という設定だが、実際は盆唐区にある。台本の設定上、4階建ての建物にカフェが運営できる1階が必要だった。「黙ってファミリー」のチョン・ソクボム渉外部長は、台本のコンセプトに合いながらも、撮影環境がいい場所を探した。その結果、ソウルではなく、京畿道でもっとも相応しい建物を見つけた。制作スタッフの隠れた努力によって、シム・ジホのカフェが誕生したのだ。

「黙ってファミリー」のある関係者は「シム・ジホのカフェはセットとしてのみ利用している。誤解する人もいるが、実際には運営していない。ただ撮影期間中に借りた場所にすぎない」と伝えた。

イケメンバリスタが淹れてくれるコーヒーはないが、近くに目立つカフェは多い。「黙ってファミリー」の放送終了後、イケメンたちが運営する本物のカフェが登場して、新たなカフェ通りとなるのかどうか気になる。

記者 : パク・グィイム、写真 : ムン・スジ