【スターコラム】INFINITE ホヤ&エルが変わりました ― Vol.2-2

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NAVER スターコラム:INFINITE ホヤ&エル


1991年生まれのイ・ホウォン“1997”を経験する

1997年にタイムスリップすることは想像したよりもっと興味深かった。全然違う世代だが、以前から関心が高かったため、ネットで調べて勉強した。また、ウン・ジウォン先輩を始め、ちょっと年の差のある先輩たちと演技しなければならないので、かなり心配したのも事実だ。だが、いざ撮影に入ってみたら、全く不都合なことはなかった。むしろ、僕があまりにもリラックスしているから、周りが心配するほどだった。「そんなに気楽なの?」って。ハハハ。

撮影現場ではSECHSKIES(ジェクスキス)のウン・ジウォン先輩だと意識しないほど、役にはまっていた。そして、ふと「あ、SECHSKIESのウン・ジウォン!」と思い、胸がぎゅっとなったりしたけど(笑)

「カン・ジュニ」は口数の少ない役なので、表情や感情演技が中心だった。誰かの話をそばで聞いてあげるシーンが多かった。なので、繊細な表情の表現が大事であり、また、それだけで視聴者にカン・ジュニの感情を伝えなければならなかった。初めて演技をする僕にとって、決して容易なことではなかった。その部分が一番大変だった。

また、訛りのこともあった。元々釜山(プサン)出身である僕は、歌手デビューの準備をしながら訛りを直した。苦労してやっと標準語を使うようになったけど、このドラマでは思いっきり釜山の訛りを話すことになった。訛りを直すときと反対の行動をすればいいのだから、大変なことではなかった。例えば、直すときは家族や友達と電話をすると訛ってしまうので、頻繁に電話しなかったけど、このドラマをするときは家族とよく電話をした。思いっきり訛りを話してもいいから(笑)

むしろ訛りの練習を改めてすることになったのだ。ところが、大人になったカン・ジュニはあっさり訛りを直して登場する!Apinkのチョン・ウンジさんと一緒に話すシーンが多かったが、ウンジさんはそのまま訛って話すけど、僕は標準語で話さないといけないから……辛かった。

みんな気付いたかもしれないが、ソ・イングクさんとソファで牛乳を飲みながら会話するシーンではちょっと訛ってしまった!計3回撮ったが、放送を見たらそのシーンが放送された。気付いた(笑)?

実は未だに訛りを完璧に直したとは言えない。今も「ン」の入った単語を話すときは、おのずとイントネーションが強くなったりするから(笑)

大変だったけど、「するもんではなかった」とは全然思ってない。かえって、違う人物になって演技する楽しさを感じた。INFINITEでは男性らしい面を多く披露したが、「応答せよ1997」では、繊細な性格の持ち主を表現することになったため、努力も多くした。

地道に運動をしてきたけど、カン・ジュニと筋肉はあまり似合わないようで、ドラマの撮影時は、腕立て伏せもしなかった。キャラクターに対して悩み続けていたため、撮影当時は口調がとても柔らかくなって親切になった。ファンから好かれる“ダークなホヤ”とはちょっとだけお別れ~。

メンバーたちも「柔らかくなったホヤ」「優しいホヤさん」というメッセージでエールを送ってくれ、マネージャーからも変わったと言われたほどだから。役に入り込んだ証拠だろう?

だんだんカン・ジュニという人物を理解するにつれ、さらに没頭することができた。先に演技に挑戦したエルのアドバイスも大きな力になった。「台本を心で読んでみな」というアドバイスのおかげで、「カン・ジュニ」を感じようと努力した。不思議なことに、撮影現場で長い時間を過ごしていたら、だんだんカン・ジュニを受け入れて、カン・ジュニで過ごしている「自分」を感じることができた。

キム・ミョンス、もう一人の僕

シットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)の撮影は普通、一度集まると5話分のエピソードを撮影する。それだけに、待ち時間も長い。退屈だとは?まったく!撮影ロケ地の周りにおいしいものもいっぱいあるし、歩き回って散歩すると退屈しない。まだ1ヶ月しか経っていないので、感じていないだけかもしれないが(笑) 今はとても面白いことばかりだ。

撮影を終えて戻ると、みんな眠っている明け方。翌日朝早くからのスケジュールがある生活を繰り返していて、コンサートの練習以外はメンバーに会う時間がなくて悲しい。時々ウヒョン兄さんから応援メッセージが来る。そうすると頑張っていける。ありがとう、ウヒョン兄さん。

都心から離れてロケをするときは、澄んだ空気を吸い込んだり、日頃行けなかった場所を歩き回ったりして、それなりに楽しい時間を過ごしている。

あ、そして僕の趣味は「写真撮影」だ。普段からカバンに必ずカメラを持参していて、風景や人物の写真を撮る。一日でも休みがあれば、必ずどこかに出かける。この前は漢江に行ってきたけど、見るものも多くて興味深く、撮るものも多くて嬉しかった。

写真は3年前、カメラを購入してから趣味になった。美しい風景を写真で残したいという思いで始めて、日常も写真で残したいと思い、いつもカメラを持ち歩いている。

些細な日常も全て思い出として残したいと思って!写真で撮っておけば、その瞬間が特別な記憶になるような気分っていうか。写真を撮ること、その瞬間を思い出せること自体が良い。

写真を撮った後は必ず「今日の一日は~」というふうにメモをしたりする。う~ん……小学生のときに絵日記を書いたように写真日記を書くのだ。


写真をもっと体系的に勉強したくなって、専門書籍も購入して読んでいる。めちゃはまっている(笑) そうしているうちに、新機種のカメラが発売されたら買いたくなるし、関心も高い。

ストレスがたまったときは一人で歩き回ることが好きだけど、そんなときもいつもカメラが僕の隣にある。出かけて写真を撮ると、ストレスも解消されるようで、良い写真を撮ったら本当に気持ちいい。日ごろ見ていたものとは違って、レンズからはまるで別のものを見ている感じだ。

僕の頭の中にある思いを、いつかは披露する日が来るはず(笑)

最近はアリーナツアーと「お母さんが何だって」で、韓国と日本を行き来しながら忙しく過ごしている。INFINITEとして日本で良い成果を得て本当に嬉しく思うし、もっと頑張って韓国を輝かせられる歌手に成長したい!また、演技においても成長した姿を披露したい。

エルとキム・ミョンスを行き来しながら最善を尽くしますので、見守ってください。「お母さんが何だって」、そしてINFINITE、ファイト!!

これから「ホヤ」に戻る時間

幼い頃から一緒にダンスの練習をして、歌手の夢を育ててきた仲間がいる。言ってみれば、僕が先にデビューした後、一緒に練習をしていた友達の中で10人ほどがデビューしたようだ。BIGSTARのクァンソク(FeelDog)兄さんとヨンジュン(BaRam)兄さんも、僕のいたダンスチームのメンバーだった。デビューした後も度々会うが、お互い同じように抱えている悩みや目標について、時間が経つのも忘れて語り合ったりする。

歌手になるために練習していたときと、INFINITEのメンバーになった今も、「トップになる」という思いは変わらない。変わっているものがあるとすれば、以前はあまりにも生真面目だった。「ひたすらダンスと歌のみ!」という思い?今は違う。演技やバラエティからも多様な魅力を披露しようと心変わりした。デビュー前はすごく人見知りが激しかったが、今は人付き合いにも少し余裕ができた。

ステージに上がるときも同じだ。いつも心の中に不安な何かがあるが、今は「僕が楽しめばそれでいい」と思う。観客のエールが少ないステージに上がっても萎縮せず、楽しむ。ステージの上で最善を尽くして、メンバー同士で笑って楽しく公演したことでいいのだ。僕だけでなく、メンバーたちも同じ思いのはずだ。以前の不安感は完全になくなっている。

そして、「熱心にやればできる」という確信もできた。ポジティブなメンバーたちのおかげで、僕も変わってきた。

実は演技をして歌の練習時間が足りなくなって心配したが、コンサートの練習のためにレッスンに行くたびに、ボーカルトレーナから「実力がさらに伸びた」と褒められた。感情演技のために努力したのが、歌にも表れたのかもしれない。ステージで何かを披露したいというこだわりがまたくじかれた。演技をしながら得た感情が、歌にもそのまま染み込んで、シナジーを発揮したのだ。

頭の回転も速くなったようだ。監督のディレクティングを聞いて、間違った部分をすぐ直すことを繰り返しているうちに、1回聞けばすぐ理解して直せるようになった。これも演技をしてから得たものの一つだ。

もう一つは、「成熟」したこと。演技だったが、その過程の中で話し合って葛藤を解消することも僕にとって大きな勉強になった。間接的ではあるが、自分の状況に照らし合わせてみて、これまでの人生を振り返ってみたり、「僕なら、どうしたんだろう」と悩み、「僕自身」についてももう一度考えるようになった。

「応答せよ1997」のカン・ジュニのように、僕にも良い友達がいるか、思い浮かべてみた。そして、大事な人々にもっと気を配るようになった。実際、家族や友達に頻繁に連絡するタイプではなかったが、このドラマを通じて、僕の周りに対してもっと配慮するようになった。本当にたくさんのことを学んだ。

演技で一段階成長したので、これからはステージで披露するときだ。INFINITEとしてはもちろん、ドンウ兄さんと一緒のユニットグループINFINITE Hとしても!!どんな姿を披露するかいろいろ考えてみた。最初は漠然に、ドンウ兄さんと僕はダンスがうまいから、その部分を強調して見せたらと思ったが、一方ではそれはINFINITEとしても十分に披露できるものなので、もっとアーティスト的な面を強調したほうがいいと判断した。

INFINITE Hは去年から本格的な作業にとりかかり、ドラマ撮影中にもレコーディングを続けた。人々に別の魅力を披露できるという思いで、自分でも期待が大きい。活動時期は正確に決まっていないが、まもなくホヤの異なる魅力を味わうことができますよ!!

そして、先月開催した「アリーナツアー」。日本で活動しているアーティストも機会を得にくいステージであるだけに、僕も胸がぎゅっとした。日本のファンともっと疎通できたらという思いで、日本語の勉強も本当に一生懸命した。スケジュールの合間でもレッスンを受けたりした。また、これまでのコンサートのレパートリーも増やし、本当にたくさんの準備をした。努力した分、最後までうまくやれるようにと願って。

このように振り返ってみると、今年はとてもたくさん活動をした。身に余る愛を頂いて良い結果を得ることができたし、本当に感謝している。今後ともINFINITE、またINFINITE Hを通じて様々な姿を披露しますので、より大きな期待をお願いいたします!!

期待以上をお見せします。アイラブユー!

文:INFINITE ホヤ&エル

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記者 : Kstyle編集部、編集 : ファン・ヨンヒ(イシューデイリー局長)