【スターコラム】INFINITE ホヤ&Lが変わりました ― Vol.2-1

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アイドルの演技への挑戦。もはや珍しいことではない。たくさんのアイドルスターたちがドラマや映画で“演技ドル(演技するアイドル)”に変身し、成功と失敗を味わった。INFINITEも例外ではない。ホヤは今年9月に韓国で最終回を迎えたドラマ「応答せよ1997」で活躍し、Lは現在シットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「お母さんが何だって」に出演中だ。二人とも確実に視聴者へ演技で印象付け、好評も得た。新しい分野に挑戦し、新たな魅力をアピールしたホヤとL。それぞれカン・ジュニとキム・ミョンスに変身したリアルなストーリーを聞きたい。/編集者

NAVER スターコラム:INFINITE ホヤ&L

ホヤ、ジュニに出会う

今年の夏、僕はtvN「応答せよ1997」というドラマに出演した。カン・ジュニという役で初めて演技に挑戦し、予想外の大きな声援を受けた。カン・ジュニという人物は、実際の僕とはまったく異なる性格だった。繊細で細かく、しかも男性のユンジェ(ソ・イングク)に密かに恋心を抱いていた。2012年の夏、ホヤではなく“ジュニ”として暮らした。

デビュー前から漠然と“演技がしたい”とは思っていた。しかし、歌手の準備を始め、デビュー後にはステージで最高の姿をお見せすることに忙しく、しばらく忘れていた。偶然ドラマのオーディションに出て、以前の思いが再び蘇り、やる気が湧いてきた。

所属事務所の代表は色々と悩んでいるようだった。一人ではなくグループであるため、個人活動をすると、どうしてもグループでの活動に支障をきたしてしまうからだ。それでも僕は「応答せよ1997」を本当にやりたかった。その時は、アルバム活動の真っ最中だったので、体力的にも大変だろうという周りの方の心配もあったけれど、すべてを振り切り、僕はジュニになることにした。

演技を学んだこともなく、撮影する前に監督と2回ほど会って、台本の練習をしたのがやっとだった。そして、俳優全員が集まって台本の読み合わせをし、すぐ本格的な撮影に取り掛かった。ドラマへの出演を決めてから演技のレッスンを受けようとしたけれど、時間が作れなかった。ただ、一人で役を研究し、台詞の練習をした。

演技をするという喜びが先であり、作品の成功に対する欲はまったくなかった。このドラマが成功するとは思わなかった。事務所もまったく期待をしていなかった(笑) ただ、演技がしたくて始めただけで、カメラの前で別の人物になるということ自体が楽しかった。

終わってから振り返ってみると、本当に身に余る声援を受けたような気がする。期待していなかったけれど、良く思ってくださって感謝する限りだ。それから!ドラマはドラマだと考えていたけど、まだまだ役と実際の僕を混同して思う方々がいるようだ。メンバーのソンギュさんが言ってくれたけれど、ソンギュさんの親戚が本当に「応答せよ1997」のジュニとホヤを同じだと考えていたのだ! 少し困惑したけど、出来がいい作品だからそう思われるのだろうと考えた。

しかし、ファンははっきりと分かるだろう。ドラマの中のジュニは絶対に僕の姿ではないことを。僕は本当に男らしいから。ハハハ。

L、キム・ミョンスになる

シットコムに出演することになった。韓国で10月9日から放送を開始したMBC「お母さんが何だって」だ。僕は本名でドラマに出演し、大先輩の方々と共演している。ドラマの中のキム・ミョンスは、(キム)ビョンマンさんの甥っ子で、集中力があって勉強ができるほうだけど、生活の面では抜けたところのある役だ。

演技は「美男<イケメン>バンド~キミに届けるピュアビート」以来で、初めてシットコムを選択した。どうしても今回は室内での撮影が多く、屋外撮影とは違う撮影方式を初めて経験した。初めは慣れなかったけれど、先輩たちから助けていただいて勉強している。

難しいところもあるけれど、学んでいく過程であり、この難しさも経験になると思うと気分がいい。「お母さんが何だって」には大先輩たちがたくさん出ている。ナ・ムニ先生からパク・ミソン先輩、パク・ソヒョン先輩、リュ・スンス先輩、パク・ジョンハク先輩、キム・ビョンマン先輩まで。台本の読み合わせをするときは今も緊張する。最初の台本の読み合わせのときは、本当に台本を持った手がぶるぶると震えるほど緊張した。

大先輩たちが集まり、気が気でなかった。授業で発表をする時のように、自分の番が近づくと、そのときから心臓がバクバクした。そんな僕に先輩たちがひとつひとつ教えてくださった。

今回の作品では21歳の僕、キム・ミョンスを見せるための準備をした。普段の自分の習慣を考え、癖などをメモ帳に書いたりもした。台詞の練習をするときは、時間があればメンバーと合わせてみたりもした。

普段の自分のように、明るく楽観的で、ポジティブな役なので、役にハマるのは難しくなかった。楽しいばかりだった。難しいところがあれば、いつでも先輩たちに聞けばいい。動作や動線で気になったりもするけれど、そういうことは監督と相談し、同じシーンを撮る先輩たちともよく話し合っている。そうすると、一人で悩むより早く解決される。

文:INFINITE ホヤ&L

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記者 : Kstyle編集部、編集 : ファン·ヨンヒ(イシューデイリー局長)