英フィナンシャル・タイムズ紙「『江南スタイル』が韓国の国家ブランドを強化した」

OSEN |

英国の経済紙フィナンシャル・タイムズが、歌手PSY(サイ)のおかげで韓国の国家ブランドが強化されたと報道した。

ファイナンシャル・タイムズ紙は、9日(現地時間)「PSYが先週無料公演を開き、8万人の観客を動員した」とし「ソウル市当局は、市庁前の広場で公演を開催することを快く許可し、周辺の交通整理をした。このような政府の異例な措置は、PSYの世界的な成功に対する韓国政府の喜びを反映したもの」と報じた。

引き続き「『江南(カンナム)スタイル』は、米ビルボードチャートと全英チャートで第2位を記録しており、現在まで4億600万人がYouTubeで彼のMVを見た。これは、韓国の地位を高め、莫大な関心を集めた」と評価した。

ファイナンシャル・タイムズは「外国人が韓国の歌手に興味を持つことになれば、韓国への好感も高まる。韓国が好きになれば韓国のものももっとたくさん買うのだろう」という韓国外交通商部のマ・ヨンサム大使の言葉を引用した。

また「PSYに先立ち、少女時代が先月米人気トークショー『Late Show with David Letterman』に出演し、 キム・ギドク監督の映画『嘆きのピエタ』は韓国映画史上初めてベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した。シン・ギョンスクの小説『Please、Look After Mother』は、今年世界的なベストセラーになった」と韓国の著名人の活躍に対して説明した。

だが、キム・ギドク監督がベネチア映画祭で語った財閥資本流入の問題も共に言及した。ファイナンシャル・タイムズは「キム・ギドク監督が『韓国の映画産業が莫大な財閥企業の支配を受けている。独立映画の制作者などが資金を調達したり、映画館を持つことは難しい』と語った」と報道した。

記者 : イム・ヨンジン