Vol.1 ― カン・ソラ「自由への渇望、早く30歳になりたい」

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女優カン・ソラがアニメーション映画「メリダとおそろしの森」で初めて吹き替えに挑戦した。

同作でカン・ソラは、主人公のメリダの韓国語吹き替えを務めた。ピクサー社の関係者がサンプリングボイスを聞いてパワフルなエネルギーが伝わったと言ったとおり、彼女はおてんばながらも愛らしいメリダのキャラクターに力を吹き込んだ。

カン・ソラは、「吹き替えは楽しい。やればやるほどモーションがメリダと似てきた。想像の中の人物になったような感じがした。実際よりドラマティックなことが繰り広げられるが、そんな状況に置かれているような喜びを覚えた」と初の吹き替えの感想を伝えた。

彼女はマスコミ向け試写会に出席し、自ら運命を切り開いていくところ、母親と娘の葛藤などに共感したと明かしたことがある。それでは、メリダと自身のシンクロ率についてはどんなふうに思っているのだろうか。

カン・ソラは、「引き上げて50%ぐらいだと思う。私は誰かに頼るよりは自分でやることが好きな人だ。走り回りながら遊ぶことも好きで旅行も好む。でも、違う部分もある。メリダは私よりずっと明るくて体力もある。そして若いからよかった」と語った。

ところが、「早く30歳になりたい。年齢が重なり結婚した方が、自由になれる気がする。諦める部分がある反面で、女性として人間として得られる自由がありそう。それに対する渇望がある。私は外で活動するのが大好きな人間だが、それが自由にできないので残念な時もある」と語った。

カン・ソラは今回の作業を通して声優という職業についてもっと知ることになった。初の吹き替えにもかかわらず“成功的”という評価を受けたが、「個人的に親交がある方が褒めてくれたはず」と謙虚な姿を見せた。

彼女は、「自分の声が流れるから恥ずかしくてよく見られなかった。演技をする姿をスクリーンで見ることと声を聞くことはまた違う。シンクロ率が合わないと、普通の演技より感情移入ができない。その意味で吹き替えは思ったより非常に難しかった。声優たちの偉大さを知るきっかけになった」と伝えた。

カン・ソラがメリダの吹き替えを務めた「メリダとおそろしの森」は、姫として生まれたが運命を拒否し、新たな冒険と自由を夢見るおてんばな主人公メリダの話を描いたアニメーション映画である。韓国で27日から公開される。

記者 : キム・ミリ、写真:ソン・イルソプ