【MV審議 Vol.1】BIGBANGのG-DRAGON&ユン・ジョンシン…新曲のスケジュールが狂っても仕方がない

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G-DRAGON-ユン・ジョンシン(TVレポート DB)、Jerry.K(Jerry.K)
ミュージックビデオの事前審議時代が明日から始まる。まず三つのケースを見てみよう。

1. BIGBANGのG-DRAGONは2012年8月18日、24回目の誕生日のために「ソロアルバムの発表」という特別な計画を立てた。約3年ぶりに発表する新作である。世界中のファンも彼の新作に高い関心を示した。しかし計画は狂ってしまった。カムバックを控えて先に公開しようとしていたミュージックビデオのためだ。世界の注目を一身に集めるG-DRAGONでも仕方がない。G-DRAGONは結局、カムバックのスケジュールを見送った。

2. ユン・ジョンシンは6日の夜12時、「月刊ユン・ジョンシン」8月号の音源とミュージックビデオを公開した。反応を少し見守りたいが、休む暇はない。すぐに9月号の作業に入った。9月号の音源発売スケジュールを決めるためには、まずミュージックビデオの等級分類判定を受けなければならない。連休まで挟まればさらに大変だ。スケジュールが乱れてしまうと、9月中旬や末に9月号を発表しなければならない。新制度に適応する練習をしているが、容易ではない。打ち出の小槌を振って楽曲がすぐに作られるなら別だが。

3. アンダーグラウンドラッパーであるJerry.K(ジェリ・ケイ)は今困っている。音源の公開日を音楽配信サイトと相談して**日(仮想)に決めた。音源の公開と同時にミュージックビデオも発表する予定だった。しかし事前審議制度が足を引っ張った。等級分類の判定には早くても7日がかかる。音楽配信サイトに新曲の公開日を延期してほしいと求めたが、受け入れてもらえなかった。インディーズアーティストは音楽配信サイトにとって徹底した「乙」だからである。

事は始まった。抜き差しならない「ミュージックビデオ審議時代」が明日に迫ってきた。K-POPの帝王G-DRAGONも、毎月新曲を発表するユン・ジョンシンも、アンダーグラウンドラッパーJerry.Kもどうしようもない。18日からはネット上に勝手にミュージックビデオを公開する行為は禁じられる。

この3人のミュージシャン(制作業者、配給業者、オンライン音楽配信サービス提供業者、販売業者など、音楽産業振興に関する法律上、音楽映像産業に携わる者)は映像物等級委員会に審議を申請し、等級分類の判定を受けなければならない。もしこれを守らなければ、2年以下の懲役、あるいは2000万ウォン(約140万円)の罰金が科せられる。これで終わりでない。等級分類の判定を受けた後、完成したミュージックビデオに等級を表記する必要がある。これも守らなかったら1000万ウォン(約70万円)の罰金が科せられる。(映像物等級委員会は3ヶ月のテスト期間中には警察に処罰の自制を求めるという立場を示している。)

ミュージックビデオを鑑賞する方法も変わる。まずスクリーンの中の丸い表示を確認しなければならない。丸い表示には次のような文章が書かれる。G、PG12、R15+、R18+。「あ!青少年のみなさんは親と一緒にR18+のミュージックビデオを楽しんでね!」

インターネット音楽配信サービスのミュージックビデオ等級分類の例(映像物等級委員会)

記者 : イ・スア