Vol.3 ― JYJ ジェジュンがキム・ウンスに可愛がられる理由

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写真=C-JeSエンターテインメント

キム・ウンスさんは、相手がもっと能力を発揮できるようにリードしてくれる

JYJ ジェジュンはインタビュー中にずっと俳優キム・ウンスのことを“お父さん”と呼んでいた。キム・ウンスとジェジュンはドラマ「Dr.JIN」で権力を握っている安東金氏家の長、キム・ビョンヒと彼の庶子、キム・ギョンタクを演じた。劇中、キム・ギョンタクは誰より父親の愛を求め続け、キム・ビョンヒはそのようなキム・ギョンタクを“手玉に取って”はいたものの、どこか愛おしく思っていた。

しかし、数回の撮影現場公開からも分かるように二人の関係は微笑ましかった。第21話で自殺したキム・ビョンヒを抱きかかえて嗚咽するキム・ギョンタクの名シーンもこの雰囲気の中で誕生した。ジェジュンはこのシーンについて「お父さんが僕に色々と合わせてくださって大先輩と共演するというプレッシャーはありませんでした。逆にお父さんの表情をみたら、涙がもっと出て感情ももっと出やすくなりました」とキム・ウンスを讃えた。
「お父さんは演技の指摘は絶対しません。誰であっても相手の演技を尊重してくれました。少しでも何か教えようとはしません。(演技が)下手ならその人の演技経歴とかスタイルのためだろうと、そしてその人がうまくできるようにリードしてくださいます」


先輩に可愛がってもらうコツ?「最も基本的なことを守ろうとした」

二人の関係を表すエピソードもある。韓国で5月30日放送されたMBC「気持ちいい日」を見ると、キム・ウンスがジェジュンからウイスキーのプレゼントをもらったと喜ぶシーンがあった。ジェジュンが撮影初日の約束を守ったといいながら彼は、「私は息子のしつけはちゃんとしたようだ。彼の気持ちが伝わってきてなおさら嬉しい」と話していた。

その裏話をもっと聞くことができた。ジェジュンは「『撮影初日に(キム・ウンスが)こんな暑い日はウイスキーでも一杯飲んでから撮影に入りたい』とおっしゃった。それでそれが記憶に残っていたので、プレゼントすると約束した」と説明した。

「僕は約束はちゃんと守ります。ラベルもいいものだったし、お酒好きな方ですから、喜ばれると思いました」

ジェジュンが見たキム・ウンスは「好きなら好きと話す、素直な方」だそうだ。ジェジュンは彼にウイスキーのほかにスマートフォンもプレゼントした。キム・ウンスが2Gの携帯を使っていたことを知っていた上に、キム・ウンスが一連の“作戦”をしていたためでもあった。

「新商品が発売されて予約注文を受けるころでした。いつからか『携帯の電源が入らない』とおっしゃっていて、最近はみんなアプリでやり取りするから連絡も来ないとか…何度か『カクシタル』の誰かは携帯のプレゼントをすると言ってたんだけど、こいつはいつ買ってくれるかな…という言葉を聞いて、それですぐ予約しました(笑)

それからはスマートフォンはいいと、いつもおっしゃいます。インターネットで何でも検索されますし、暇なときには写真も送ってくださる。劇中にキム・ビョンヒの周りにお三方がいらっしゃいますけど、お父さんが『息子からもらった』と自慢したみたいです。他の先輩のことがちょっと気になったりはしますが、嬉しかったです(笑)」

もちろんプレゼント以外にも、ジェジュンが可愛がってもらう理由はある。彼は「チョ大妃(先王の妃)役のチョン・へソンさんが『役者は作品を始めるときから、嫌われて演技してはいけない』とおっしゃったことがある。可愛がってもらいたくてわざと何かをしたわけではありません。ただ現場では一番若いし、最初からそういう思いで臨みました」と打ち明けた。

「基本的なことから守ろうとしました。現場には一番早く行って、怠けることなく、頑張れば先輩の方々にも信頼されるのではないかと思いました」

記者 : イ・ミナ