チ・チャンウクが衝撃の変身!闇に生きる謎の男を妖しく演じる『江南Bサイド』独占配信スタート
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アジアの貴公子から衝撃の変身!チ・チャンウクが闇に生きる謎の男を妖しく演じる
華やかな江南の裏側で、刑事、謎の男、女検事らが複雑に絡み合いしのぎを削る本作の見どころはなんといってもチ・チャンウクの圧倒的な存在感だ。甘いマスクの貴公子として人気を博した彼は、最近もロマンチックな『サムダルリへようこそ』や時代劇『于氏王后』(原題)に主演。その一方で映画『リボルバー』での怪演も話題を呼んでいる。『江南Bサイド』は潜入捜査官を演じて新たな扉を開いたノワールアクション『最悪の悪』に続くDisney+(ディズニープラス)オリジナル作品。意欲的な挑戦にさらなる期待が高まる!本作で彼が演じるユン・ギルホは、江南で金持ち相手に高級コールガールを手配する闇のブローカー。暴力的でミステリアスな男だ。ある夜、彼が抱える稼ぎ頭の2人が事件に巻き込まれ、一人が無残な死を遂げ、一人が姿を消した。その容疑者として追われながら、もう一人の失踪したジェヒを捜すうち、刑事ドンウと因縁の再会を果たすギルホ。生き残りを懸けた闘いが始まる……。
ギルホは初登場シーンからサングラス、ファージャケット、ピアスという出で立ちで只者ではない危険なオーラをまき散らす。麻薬を激しく憎悪し、売人たちは容赦なく叩きのめす。役作りとして顔につけた傷も効果的だ。そしてなにより印象的なのは、冷酷なその目つき。退廃的な悪の香り、その中にたちのぼる狂気とカリスマ、一瞬の優しさ。悪と善の曖昧な境界線に立つギルホは、過去に何を捨ててきて、いま何を守ろうとしているのか? ドンウとの出会いで変わっていく姿にも注目したい。
ダブル主演の演技派チョ・ウジン!重量感ある役のために18㎏増量
そんなチ・チャンウクとW主演したのがチョ・ウジン。『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』『ミスター・サンシャイン』などで知られる演技派だ。彼が演じるのは江南の熱血刑事カン・ドンウ。正義感と使命感に燃える彼は麻薬取締で大手柄を立てたものの、汚職同僚たちも捕まえたため田舎に島流しに。その3年後、連続失踪事件を解決すべく江南に呼び戻される。失踪したのは娘の親友ジェヒ。事件を追う中で謎の男ギルホと再会したドンウは、やがて街を支配する富裕層、権力者たちの秘密を暴いていくことになる……。どこにでもいそうなルックスになんともいえない味のあるチョ・ウジンは、本作の監督であるパク・ヌリ監督と金融業界を舞台にした映画『金の亡者たち』以来、二度目のタッグ。監督の要望を受け、なんと18㎏も体重を増やした。いま流行りの“ずっしりしていてかわいいおじさん”を目指したという。刑事として優秀だが妻とは離婚、一人娘は校内暴力がもとで心を病み、強力班の同僚たちからは疎まれ孤立している。そんな哀愁漂う一方で、どこかおかしみも感じさせる絶妙な演技が見どころだ。
実はチ・チャンウクとはドラマ『ペク・ドンス』、映画『ハード・ヒット 発信制限』でも共演した仲で、「尊敬する先輩で気楽に接することができるお兄さん。背中を預けられる友人に会ったようです」と全幅の信頼を寄せられているチョ・ウジン。息の合った2人が、刑事VS容疑者という立場で対峙するシーンの緊迫感は必見だ。
ソウルで一番華やかな江南の裏に巣くう犯罪、麻薬、権力、陰謀
江南といえばソウルで最も華やかでお金持ちや芸能人が集まる街。ショッピングモール、クラブ、カフェなど高級人気店がひしめく。『江南Bサイド』はそんな江南の強烈な闇の部分をモチーフにしていて、劇中にも二面性をもつK-POPトップアイドルが重要な役で登場して興味をそそる。さらにアクション描写も見どころのひとつ。刑事のドンウが急所を狙った一撃で確実に相手を制圧するとしたら、ギルホは武器を振り回して生々しい乱闘に挑む。ふたつのアクションの違いに注目してみるのも面白い。さらに2話ではこの2人が3年前に偶然出会っていたことが明かされ、ラストは男たちに襲われ重傷を負ったギルホをドンウが助けるという急展開!
このように登場人物たちの隠された過去や人間関係の行方も、本作が視聴者を引き込む理由になっている。消えたジェヒが持っている動画には何が映っているのか? 男たちはなぜそれを血眼になって捜すのか? ギルホはなぜ麻薬を憎むのか? ドンウの娘が巻き込まれたイジメ事件とは? そしてなにより、ギルホとドンウはこの先、刑事と容疑者という互いの立場を乗り越えて協力しあうのか? 謎が謎を呼ぶ展開がたまらない。
魅力的な若手女優2人が物語を贅沢に彩る
本作には魅力的な若手女優が2人出演している。一人目は『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』でヒロインの同期の弁護士を好演し、“春の日差し”女優として有名になったハ・ユンギョン。今回彼女が演じたミン・ソジンは、地方国立大学出身で何のコネも無いひら検事。汚職まみれの検察の現実に幻滅しながらも出世の野望は捨てず、検事としての信念の間で揺れ動く。つねに感情を押し殺し、本音を明かさないという難しいキャラクターだ。もう一人、事件のカギを握るジェヒを演じるのがキム・ヒョンソ。BIBI名義で歌手としても活躍する彼女は、ソン・ジュンギ主演の映画『このろくでもない世界で』で百想芸術大賞の新人演技賞を受賞したライジングスター。夜の闇を象徴する彼女が赤いミニドレスにハイヒールで江南の街を疾走する姿は強烈なインパクトを残す。チ・チャンウクとは『最悪の悪』と映画『リボルバー』でも共演していて何かと縁があり、今回もすべての事件の発端となる重要な役をみごとに演じきった。ほかにも脇を固める俳優はベテラン、中堅、若手まで誰をとっても実力派、演技派揃い。『江南Bサイド』の世界にどっぷりと浸らせてくれる。
演出は新進気鋭の女性監督!チ・チャンウクと家族ぐるみの繋がりも
『江南Bサイド』を演出したのは意外にも女性監督のパク・ヌリ。リュ・ジュンヨル、ユ・ジテ共演のデビュー作『金の亡者たち』をヒットさせた韓国映画界の期待の星だ。長年チ・チャンウクのファンだったパク監督は「悪党としての顔も見てみたい。違う一面を私が見出せるのではないか」と思って出演依頼したという。また、パク監督の母親はベテラン女優で『最悪の悪』でチ・チャンウクの義母を演じており、弟も『江南Bサイド』に出演しているとか。家族ぐるみの付き合いなのだ。
本作は犯罪、汚職などを描くジャンルドラマだが、同じ題材を扱った既存のドラマとの違いはずばり、スピーディーな展開。さらに最終回までキャラクター同士の関係性や善悪が変化するので予測できない面白さがある。「犯罪一掃よりも、人が大切なことを守ろうとする姿を描く作品にしたかったので、キャラクターに集中して見てほしいです」とはパク監督の弁。緻密かつエキサイティングな脚本を担当したチュ・ウォンギュは、文学賞を受賞した小説家でもある。
世界が認めて興奮!ドラマの枠を超えたスケールと面白さ
『江南Bサイド』は配信スタートの約1ヶ月前、2024年10月に開催された第29回釜山国際映画祭の「オンスクリーン」部門に公式招請され、ドラマでありながら1、2話がスクリーンでワールドプレミア上映された。チケットは即時完売、上映後は映画のような圧倒的な映像美と息を呑むストーリー展開、俳優たちの演技が絶賛された。配信前からこれほど国際的に注目されるドラマも珍しく、Disney+(ディズニープラス)オリジナルシリーズの高いクオリティとスケール感が映画ファンの間にも知れ渡ることとなった。(執筆:望月美寿)
■配信情報
『江南Bサイド』
Disney+(ディズニープラス) スターで独占配信中!
全8話/毎週水曜日2話ずつ配信
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【キャスト】
チョ・ウジン『ナルコの神』『金の亡者たち』
チ・チャンウク『最悪の悪』『サムダルリへようこそ』
ハ・ユンギョン『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』
キム・ヒョンソ『最悪の悪』『このろくでもない世界で』
【スタッフ】
監督:パク・ヌリ『金の亡者たち』
脚本:チュ・ウォンギュ『アルゴン』
【ストーリー】
同僚から疎まれ、家族からも疎まれていたエリート刑事カン・ドンウ(チョ・ウジン)は、汚職容疑で同僚警官を逮捕する。しかし、それをきっかけに、他の同僚たちから孤立したドンウは、田舎で生活を立て直すことを余儀なくされる……。一方、ソウルの賑やかな江南地区で立て続けに起こる女性の連続行方不明事件、そしてドンウの友人の娘が行方不明になったことを知り、ドンウは再び刑事として、悪、ドラッグ、汚職が蔓延る夜の江南の世界へと足を踏み入れる――。
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記者 : Kstyle編集部